浅草在住、断腸亭錠志の断腸亭料理日記はてな版です。(内容は本店と同じです。)

断腸亭料理日記本店



とろろぶっかけそば/ゴーゴーカレー上野御徒町店/納豆そば

さて、今日は細かいもの三本。

4362号

6月20日(火)第一食

とろろぶっかけそば

今日は、冷たいとろろそばを食べようと思ったのだが、
ふと気が付いた。

とろろは、やまかけなどともいうが、温かいものだと
ノーマルなかけそばにそのままのおろしたとろろを
かけたもの。
冷たいものだと、とろろをつけ汁に入れ、ざるを
食べるというもの。
つゆにそのままのとろろを入れるところと、つゆと合わせ
調味されたとろろの店とある。
しかし、ぶっかけがない。

なぜであろうか。
やってみよう。
長芋を買ってきて、おろし、全卵、桃屋のつゆを
合わせた。乾麺のそばをゆでて、ぶっかけた。

これ。

味は問題ない。
いや、丼で混ぜるのではなく、むしろ
最初から適当に調味されたとろろで味はよいはず。

しかし!、とろろのぶっかけがない理由がわかった。

そう。見栄えがよろしくない。
はーなるほど。

次はこれ。

6月21日(水)第一食

ゴーゴーカレー上野御徒町

ご飯もの、カレーにしようと御徒町の[ゴーゴーカレー]。

カツカレー中盛

辛味は少なくウスターソースの味の強い
金沢カレー。カツカレーとしてこれもうまい。

時刻は13時半頃であった。
この時、アメリカ人?らしい男性四人組がテーブルで
ジョッキのビールを呑みながらワイワイと食べていた。
ジャパニーズカレーはアメリカ人にも話題なのか
少し前に[日乃屋]でも若いアメリカ人らしい
女性二人組を見た。
まあ、彼らは遊びにきており昼間っからビールでも
なんらかまわないのだが、全員ではなかったと思うが、
下のご飯だけそっくり残していた人がいた。
ジャパニーズカレーというのは、こういうものなのだが
お気に召さなかったのか。
どんなものか。こういう光景にも見慣れる必要がある
のであろう。


ゴーゴーカレー

台東区上野6-2-7 宮入ビル1F
03-3832-4155

6月22日(木)第一食

納豆そば

雨なので、家で。

冷蔵庫に納豆のパックが一つ残っていたので
納豆そばにしようと考えた。

うまい納豆そば。

しばらく行っていないがなんといっても、
日本橋[利休庵]

今まで、納豆には全卵を入れていたのだが、
最近、納豆に白身、卵白がいけないと聞いた。

なんでも、納豆に含まれるビタミンB類のビオチン
というものが卵白に入っているアビジンという
タンパク質と結合し吸収されにくくなるとのこと。
まあ、わるいものにはならないようだが、こう聞くと
やはり、やめておいた方がよいのか、と。

[利休庵]の写真ももう一度、見直してみた。

見た目にもやはり卵黄のみで卵白は入っていない。
納豆にも、過去入れて混ぜてみたこともあったが、
やはり入れないのが正解であろう。

もみ海苔、削り節。
かいわれはないのでねぎのみ。

納豆はいつも通り小さな器で150回はかき混ぜる。

乾麺のそばをゆでて水洗い、水を切る。
ぶっかけの場合はよく切りたいので、最近は野菜用の
回転水切りを使っている。

薬味のねぎを切る。

丼にそばを入れ、桃屋のつゆ+水、上に納豆、
もみ海苔、袋の使い終わりでちょっと粉々に
なってしまったが、にんべんの削り節、ねぎ。

もみ海苔は、ちょっとよい海苔を手でちぎった。

そばやというところの海苔は酒の肴にもするし、
よいものを使っているところが多いだろう。
おそらく[利休庵]、元魚河岸の日本橋
今も老舗海苔やが多い。
海苔は、添え物と、なんでもよいから
ただ入れればよいというものではないだろう。
やはりよいものを使うに越したことはない。

出来上がり。

やはり、これが正解、なのではなかろうか。

納豆、卵黄、海苔、削り節、、そのまま、と
いえばそれっきりだが、うまい。

意外に、こういもの、なのかもしれない。

 

 

 

 

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