4224号
12月5日(月)夜
塩鮭が食べたくなった。
やはり、時たま、無性に食べたくなる。
鮭食文化圏の東日本で育ち、子供の頃から食べていた
からであろう。
近年北海道で鮭が獲れなかったようだが、
今年は豊漁とも聞く。
塩鮭だと、白いご飯に味噌汁である。
味噌汁は、なめこと豆腐の赤だし。
飯は、土鍋で炊こうか。
最近、浅草六区のパチンコやの後にOKストアが
できた。顧客満足度No.1という。
覗いて、ちょいちょい、買うようになっている。
べら棒に安いのか、といえば、まあ安いが、べら棒
ではない。なにがよいのか、もう一つピンとこないところも
あるが、不足もない。
赤だし用に、なめこ、豆腐は木綿。
鮭はむろん、今年の北海道産のものはない。
皆、輸入物。鮭に限らず、干物や塩蔵ものは、
輸入だからか、2~3割さらに4~5割あがっている
ものもある。
比較的安そうなもの。チリ産養殖銀鮭、脂のある腹身。
一切れ200円を切っているちょっと安いのにしてみる。
赤だしを味噌汁といってよいのかどうか、はあるのだが
豆腐となめこの赤だしというのは、私の味噌汁ランキングでは
かなり上の方である。
超定番かもしれぬが、No.1といってよいかもしれない。
それもダントツであろう。
次はだいぶ離れて、信州味噌で大根。
次は、蜆の赤だし、であろうか。
やはり外のものが多いかもしれぬ。
ただ、逆にきらいな味噌汁があるかと考えると
これもまったくないかもしれぬ。
京都のしば漬けも購入。
帰宅。
まずは、米を洗って、電気釜で二合、カタメで
水加減し、浸水しておく。
水加減を直接土鍋でできないので。
赤だし用に鰹削り節で出汁を取る。
赤だしは出汁は濃いめが原則であろう。
信州味噌も加えた合わせにするが、
赤味噌=八丁味噌はうま味が少ない。
出汁が取れたら濾してなめこと1cmほどのサイコロに
切った豆腐を入れる。
なめこに火が通ったら、豆腐も入れ、八丁味噌、
信州味噌、半々を溶き入れる。
赤だしはここまでで、置いておく。
出汁がらは、甘辛く佃煮にしてみよう。
食べ切らないので、いつもではないが、たまにする。
米の浸水は2時間ほど。
そのまま土鍋へ。
最近は、炊飯用の土鍋もあるが、うちのノーマルなもの。
ふたをして、中強火で点火。
鮭。
ガス台のグリル、網で焼く。
切り身、自動モード。
土鍋が煮立った。
煮立ったら、すぐに火をとめる。
大きなスプーンで下からよく混ぜる。
ふたをする。
ここからは、ガス台の一番小さな五徳に移し、
さらにその最も弱火。
水が完全になくなり、パチパチとおこげができるまで。
ふたを開けないでこれを見きわめないといけない。
忘れると、たいへんなことになる。
前回は、匂いでわかるほどのおこげを作ってしまった。
鮭の方は、自動でよいのだが。
時間的には、弱火にしてから5~6分、6~7分
であろうか。
微かに、音とおこげのにおいがしてきた。
OK。
ふたを開けずにこのまま蒸らし。
7~8分。
もう一つ。
キャベツがあるので、数枚、細切りから少し細かめに
切って、レンジ加熱。
冷たい水で〆て、ペーパータオルで水分をよく取る。
小鉢に盛って、削り節。
薬味のねぎを切る。
赤だしは、温めて出来上がり。
蒸らし終了。
どうであろうか、炊き上がり具合は。
おこげは、ほぼ最小ですんだよう。
鮭も焼けた。
盛り付け。
しば漬けも出す。
鮭は、腹身でなるほどよい脂。
赤だしも、むろん既に味見をしているが、
思い描く味になった。
飯。
そこそこ、うまく炊けたているのだが、ノーマル、
ごく普通。
目指した、堅めにはなっていない。
まあ、ガスで鍋、土鍋でそうそう多く炊いている
わけではなく、経験値も少ないのだが。
そもそも、ガス土鍋で炊く意味、で、ある。
電気炊飯器よりもうまくなければ、意味はない。
まだまだ、ということであろう。
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