浅草在住、断腸亭錠志の断腸亭料理日記はてな版です。(内容は本店と同じです。)

断腸亭料理日記本店



カレー南蛮そば

4179号

9月20日(火)昼

さて。

昼夜、前後してしまった。
第一食。

雨。

そば、なのだが、このところ家でそばというと
天かすを入れてぶっかけばかりなのだが、今日は
カレー南蛮にしようか。

8月に冷やしカレー南蛮

その前に温かいカレーうどんを作っている。

そう、難しくもなく、手間もさほどではない
のである。

家にあるものだけで作る。

そばは乾麺。
肉は、、、?

まあ、豚肉がよいのだが、冷凍庫には挽肉
しかない。
合挽であろうと思うが、これでもよいか。

玉ねぎ、1/2個スライス。

ポイントは、油をヘット、ラードを使うこと。

牛脂。牛肉の脂。ラードは豚の脂。
牛脂はヘッドと、今まで書いてきたがヘットと
濁らないのが正しそう。

オランダ語のvet、あるいはドイツ語のfettが
由来らしいので「t」で濁らない。

毎度書いているが、ラードは市販しているが
ヘットは一般用にはあまり売られていない。
それで、牛肉を買うともらえる白い塊を
使わない場合、冷凍庫へ入れてストックしている。

ヘット1個と玉ねぎを炒める。

玉ねぎに火が通ってきたら、挽肉も炒める。

大方火が通ったら、薄力粉、60g。

二人前の目安であるが、きちんと量って投入。

ここでラードも追加。
ラード、ヘットで合わせて、同量の60g。

これ以上の脂(油)を入れれば、ダマには
ならない。

カレー粉も。

弱火でよく和えながら、炒める。

本来はベシャメルソースの工程なのだが、
その短縮版。

小麦粉をサラサラになるまで炒め、
さらに油(脂)を加え、ダマがなくなるまで
とろとろに炒めるのが、ベシャメルソース

これを具が入っている状態でするのだが
小麦粉のタマがなくなってくればOK。
そう神経質にならなくても大丈夫である。

ここにお湯を足していく。

ベシャメルだと温めてフライパンと温度を合わせた
牛乳だが、お湯。熱すぎない方がよい。

量は二人前程度の量まで、お湯でゆるめていく。

ここに、桃屋のつゆ。

味を見ながら入れていく。

OK。

そばをゆでる。

今日のはカレー南蛮にしてしまうのは
もったいないが、十割そば。
ちょっと高い。
ゆで汁がそば湯にできるというもの。
最近の乾麺のそばは、まったく優秀である。
もちろん乾麺なので常温保存。

ゆだったら水で洗う。

丼に盛る。
カレー南蛮の出来上がり。

アップ。

挽肉でもカレー南蛮は問題なかろう。
うまいものができた。

カレー南蛮。
手間は多少かかるが、そう難しいというほどではない。
特段のコツもいらない。
ヘットがなくともよいがラードは使いたい。
サラダオイルでもできるが、コクとうま味、
香りが違う。

 

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