浅草在住、断腸亭錠志の断腸亭料理日記はてな版です。(内容は本店と同じです。)

断腸亭料理日記本店



路麺よもだそば御徒町店/赤酢の酢飯で鉄火丼

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3890号

今日は二本。

7月5日(月)第一食

路麺よもだそば御徒町

今日は鉄火丼を食べたくなった。

例の赤酢の酢飯の余りを冷凍しておいたものが
まだある。

あれをレンジで温めればよい。
まぐろは吉池として、その前に第一食。

路麺のそば。
春菊天が食べたい。
仲御徒町の[かめや]、か。

と、その前に、床屋。

[かめや]の昭和通り反対側のQB。

自転車で出る。
今日は曇りでちょいと肌寒く感じる。
半袖のポロシャツに一枚羽織る。
QBで髪を切って[かめや]へ。

なにも考えずに、春菊、といってしまった。
うち、春菊はないんです。
海老か、かき揚げか、、。

あーそうだった、ここ、春菊はなかったんだ。
なぜであろうか。
路麺ではかなりの人気だと思うのだが。
置いてほしいものである。

春菊の頭になっていたので、ごめんなさい、
といって出る。
残念だが御徒町駅高架下の[よもだそば]だ。

[よもだそば]にはあったはず。
きてみると、ちゃんとあった。

温かいもの。
今日は、これに、目についた下足天も足してみた。

春菊、いつも通りきれいに揚げてある。

下足天。
下足天というのは、うまいものである。
路麺ではどこにでもある、というものではない。
日暮里の[一吉]が名物にしていた。

[一吉]は大きかったと思うが、ここは切ってある。
切ってあっても別段味は変わらない。
噛み切りにくいこともあるので、食べやすいに
越したことはないかもしれぬ。

今日、気が付いたのだが、ここ、店内で
そばを作っていた。
機械だが、自家製麺
私の舌では、つゆが気持ち濃いのが好みだが、
[よもだそば]なかなかよい。

うまかった。
ご馳走様でした。

よもだそば

台東区上野5丁目27-6
03-6284-2301


7月5日(月)第二食

赤酢の酢飯で鉄火丼

[よもだそば]に寄って、目の前の吉池へ。

スライスしてある中トロ。
もう一つなにか?。

芝海老。
例によって、から揚げでよいか。
揚げるだけ。

それから、いつもの、めかぶ。

帰宅。

芝海老。

佐賀県産。有明海ということか。
芝海老というのは、江戸湾、芝の前の海、
芝浦で獲れていたから。これは実際に芝浦に限らず、
隅田川河口、江戸湊、今の新川あるいは、鉄砲洲
あたりでも車海老と並んでよく獲れていた。
砂地の遠浅であったのである。
また、一方で、小さい海老という意味から、とも。
どちらが正しいか。江戸期の文献にも芝浦で獲れるから、
と書かれているものもあるようだが、不明としておこうか。

めかぶ。

まぐろ中トロ。

インド洋ミナミマグロ

芝海老は、なにもしない素揚げ。

油はサラダ油。

泡が少なくなったら、あげる。

塩を振って、皿へ。

凍っている赤酢の酢飯はレンジで700w、2.5分~3分。

丼に移し、海苔を敷き、まぐろ、もう一度海苔。

生わさび、と、思ったのだが、いつのものか忘れたが
いい加減、だめになっていた。
それで、チューブ。

鉄火丼、というのは、赤身もよいが、やっぱり
中トロにとどめを刺すだろう。
うまい。

酢飯との間に海苔、というのが、肝のように思う。
鮨やでは、必ずこうしている。
やはり、これがうまい。海苔の存在感が大切。
ほんとうは、もみ海苔なのであるが、ちぎってある

もみ海苔を使っていたのだが、なくなったので
細切りのものを買ってきた。
これ、見栄えは明らかにもみ海苔よりもよい。
だが、味としての海苔の存在感が欲しい時には
もみ海苔を使うべき。つまり、上は見栄えで細切り。
使い分けるべきであった。

 

 

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