浅草在住、断腸亭錠志の断腸亭料理日記はてな版です。(内容は本店と同じです。)

断腸亭料理日記本店



ステーキ 粒マスタードソース 再び

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3913号

8月7日(土)~

さて、今日は昨日から続いている。

馬賊]で冷やし中華を食べて、スーパーオオゼキ
とうもろこしを買った。

この時、オオゼキで、探していた、アレ、を、見つけた。
上野松坂屋にもなかった、アレ。
そう!、ステーキのマスタードソースに使いたかった
エシャロット。

もう一度書くが、味噌を付けて酒の肴として
食べるアレ、ではない。あれは実はらっきょうらしい。

ともあれ、オオゼキは、意外に珍しい野菜を置いている。
少し前には、生の山椒の実、実山椒もあった。

そして、フォンドボー、で、ある。前回はハインツの缶詰。
エシャロットはあったが、缶のフォンドボーはない。
が、代わりに、ハウスのカレーに入れるための
小さな袋のフォンドボーを発見。
これ、使えるのであろうか。
ともかくも買ってみよう。

肉は、アンガス牛がよいのだが、これもここにはない。
西友へまわり、厚切りを調達。

帰宅。

これがハウスのもの。

小袋。濃縮しているのであろう。

これが、エシャロット。

つまみの、らっきょうエシャロットと区別するためか
ベルギーエシャロットとしてあるが、これがフレンチで
多用するエシャロット、フランス語でEchalote、で
間違いないよう。
フランスからの輸入品。
国内では作っていないのか。

ウィキによれば種としては、玉ねぎの変種らしい。
らっきょうやにんにくやらよりも、玉ねぎに近いように
見える。

作ったのは、翌日。
肉は事前に、常温に置いておく。

今日の付け合わせはなにもないので、フレンチフライ。
同時進行で、冷凍を揚げる。

エシャロット二個くらいか、スライス。

見た目はちょっとみょうがのようにも見える。
香りが特徴というが、ここの香りはほぼ玉ねぎ。

白ワインで、煮る。

だいぶ柔らかくなった。

フォンドボーが今日のものは、濃縮のようなので、
ある程度水分は残した方がよいのだろう。
また、この後、エシャロットは濾してしまうので
よくエシャロットの味を移す、ということが
肝要なのであろう。

もう少し煮て、こんなものかな。
小袋のフォンドボーを投入。

かなり煮詰まっているもののように見える。

混ぜ合わせ、

ざるで濾す。

前回くらいになるよう、もう少し煮詰めるのか。

肉。

やっぱり半分にし、塩胡椒。

フライパンにオリーブオイルをたっぷり入れ、
肉投入。

中火。例によって油を掛けながら、焼く。
いい色になったら、ひっくり返す。

反対側もいい色まで焼いて、出来上がり。

休ませて、ドリップを出す。

奥にあるのが、フレンチフライ。

ソースに冷たいバター。既に火は止めてある。

勘が働かないのだが、ちょっと煮詰めが足らなかったか。

瓶詰の粒入りマスタードを投入。

皿に肉、マスタードソースを掛け、フレンチフライも
盛り付ける。

ビールを開けて、切る。

焼き具合はまあよろしかろう。

が、やっぱりもう少し煮詰めた方がよかった。
シャバシャバ。

ただ、味は十分にわかる。
エシャロット、白ワイン、フォンドボーの組み合わせ。
これにバターと粒マスタード

ベースが前三種。
そして、肝要なのが、エシャロット。

香り、香り、と言われているが、これ、わかった。
スパイスやハーブのような香りではない。
ほわっとした香り、なのである。
生の時のエシャロットはほぼ玉ねぎ、と書いたが
出来上がりは、玉ねぎとは違う、うまい表現が見つからぬが
なんだか幸せな香り。

翌日、もう一回煮詰めたもの。クレソン添え。

これは理想に近づいたか。

そして、さらに、鶏のソテーでもよい、というので焼いた。
鶏ももは、重石をのせて焼く。

鶏もも肉のソテー、マスタードソース。

あー、やっぱりビーフの方が合うのでは、なかろうか。
フォンドボーは子牛だからか。

ともあれ、マスタードソース、ある程度のところまでは
たどり着けたのではなかろうか。
いかにもフレンチらしいうまいソースである。

 

 

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中国手打拉麺馬賊浅草本店/焼きとうもろこし

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3912号

さて、今日も二本

8月6日(金)第一食

中国手打拉麺・馬賊・浅草本

なんだか中華が続いているが、
冷やし中華、で、ある。

皆さん、今、盛んに食べているのでは
なかろうか。

今年はなぜかまだ食べていなかった。
食べたくなったのである。

生の三食、市販のものでまったくかまわない。
あの甘酢で、ハムときゅうり、錦糸玉子。
ノーマルな冷やし中華
あれがうまい。

買いに行こうと思ったのだが、まあ、もちろん、
それではネタにはならない。
どこか外で、、、冷やし中華といえば?。
近所で。

たどり着いたのは[馬賊]の浅草本店。

有名店といってよいだろう。
もちろん、私も知っていた。
手で伸ばす、中国山東省の麺(拉麺・ラアミエン)が売り。
今は東京では数多いが、草分けに近いのではなかろうか。
草本店の開業は昭和52年(1977年)。
担々麺、餃子も看板であった。

だが、なぜかご近所の浅草へは
行ったことがなかった。

支店でよいのか、日暮里の店には行ったことがある。

浅草の方が本店なのだが、日暮里の方がなぜか有名?、
メディアへの露出も多いのではなかろうか。
日暮里は、駅前。
草本店は、雷門二丁目の裏通りといってよいか。
目立つところではない。
毎日のように、店の前をちょろちょろしているが、
入ってみようと思ったこともなかったのは、
迂闊であった。老舗、銘店然としていないのである。

今日もまったく暑い。
強い日差し、、、、自転車で出る。

1時半すぎ、到着。
ちょいピーク時刻はすぎているが、ほぼ満席。
やはり、浅草本店も人気のよう。

ただ、やっぱり見た通り、浅草の観光客相手
というよりは、日暮里店同様東京下町らしい
気の置けない感じ。
店内はそう広くはない。むしろ狭いか。

カウンターへ座り、迷わず冷やし中華

ここは、胡麻だれ、だ。
具はノーマル。

やはり、このちょっと透明感のある手打ち、
手伸ばしの麺であろう。
シコシコ、プリプリ。

なんでもっと早くこなかったのあろうか。

ご馳走様でした。


台東区雷門2-7-6
03-3841-6002


と、今日は続く。

焼きとうもろこし、で、ある。
これも、夏の定番。
夜店のイメージではあるが、今時、あたり前すぎて
あまり夜店にもないのかもしれない。

なんだか食べたくなった。

ここであれば、スーパーオオゼキであろう。
寄って、とうもろこしを購入。
普段、あまり、いや、まったく買わない。
私、とうもろこしを料理し、食べる習慣がないのである。

作る。
少し調べると、簡単に焼きとうもろこしを
作れるよう。

皮をむいて、ひげを取り、

ラップ。
これをレンジ。

3分、ひっくり返してさらに3分。
と、いうが、転がってしまい、どちらが上か
わからなくなってしまった。
まあよいか、計6分。
これで火は通っているよう。
http://www.dancyotei.com/2021/aug/toumorokoshi_r_a.jpg

フライパンにバター。

火の通ったとうもろこしを入れ、、

フライパンが少し湾曲しているので、
鍋肌にくっつかない。

半分に切ろう。
少し焼いて、しょうゆと、ちょっとみりん。

レシピは砂糖を入れているが、甘さはやめる。
軽く煮詰めて、出来上がり。

これ、やっぱりビール。

まずいはずがない。
瞬く間に食べてしまう。

とうもろこしの味はもちろんわかっているが
子供の頃食べていた味と今のとうもろこしは
随分と変わっているように思う。

かなり甘くなっている。
なんだかやっぱり別のもののよう。
夜店の味、でもないのかも、しれない。

 

 

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松が谷中華福来軒/餃子上野昇龍

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911

さて、今日は二本。

8月4日(水)第一食

松が谷・中華・福来軒

昼。

ご近所、稲荷町の中国料理[白燕]

で麻婆豆腐とも思って自転車できてみると、
臨時休業、とのこと。
残念。

麻婆豆腐の頭になっていたので、、、
松が谷の[福来軒]か。

左衛門橋通りまで戻って、浅草通りを渡り、
[福来軒]。

今日は、13時をすぎているが、ほぼ満席。
なかなかにぎわっている。

あ?!。

壁の貼り紙。
天津丼!。

ここは、四川料理がメインだと思っていたが、
天津丼もあったのか。
天津丼も好物といってよい。

蟹は入っていない方が多いが、かに玉丼、ともいう。

どうもこれ、ウィキによれば、

日本オリジナルのいわゆる日式中華のよう。

芙蓉蟹が中国ではそれにあたるが、ご飯にのせて、
甘酢餡をかけたものは、ない、とのこと。

で、天津には天津丼(飯)はない。
(なぜ天津丼と命名されたのか?。)
ナポリナポリタンはなく、天津に天津丼もない。
あるのは、ハンブルグのハンバーグくらいか。

自分で作ったこともあるが、ちょいと難しい。
中華鍋で円形の玉子焼きを作るわけだが、かなりの確率で
鍋にくっつく、のである。
油で揚げるくらいの大量の油が必要、なのか。

関西は天津飯で、関東は天津丼とのこと。
また、今は東京でも[王将]などで食べられるが、
関西は塩味の餡。
これはやっぱり、甘酢餡がうまいだろう。

ともあれ、きた。

はふはふと、掻き込む。

別段、珍しくない。
どこにでもあるもの、であるが、うまいもんである。

ご馳走様でした。

03-3841-3118
台東区松が谷1-4-5


8月5日(木)第二食

餃子・上野・昇龍

オリンピックもそろそろ閉幕も近いが、
相変わらず、毎日くそ暑い。

そうだ、餃子でビール!。

最近は冷凍の餃子もうまい。
買ってきて焼こうかと思ったが、どうせ出るのであれば、
御徒町まで行こうか。
もちろん、ガード下の[昇龍]。

自転車を飛ばせば、10分もかからない。

餃子というのも、日本の国民食といってもよい
のであろう。
宇都宮、浜松、宮崎、なんというご当地名物にも
なっている。
好物という人も多かろうし、きらいな人は少なかろう。
また、家庭でもよく作られ、それぞれ、こういう
餃子が好き、というのもあるであろう。

私の場合は、餃子はもちろん好きだが、
正直のところそこまでの思い入れはない。
なにかというと、ある程度以上の味があれば、
満足なのである。いや、まずいものはまずいが、
うまい方の優劣をあまり感じないのである。
つまり、ある程度以上は、皆、うまい、と思うのである。
有名店も味の素の冷食も、王将も、皆、うまいと。

そこで、違いが明確な、大きさ。
ここに至る。それで[昇龍]。

大きいから、皮が厚めで食べ応えがある。
以前に、ここのは有名だが、ジューシーさに欠ける、
と、私に文句を付ける人がいた。
私に文句を言う、のもお門違いだが、餃子にジューシー
なんというものを求める方がおかしいのではないかと
思うのである。
まあ、別段、ジューシーでもよいが、うまい餃子の
必要条件ではない。水餃子は密封しなければ、
中身が出てきてしまうが、焼き餃子は密封しない
ところも多い。肉汁は、出入り自由なのである。
そもそもジューシーなんという言葉を使うのは、
グルメ番組の視すぎではなかろうか。
なんでもかんでも、言う方もジューシーの繰り返し。
ジューシー至上主義?。まったくナンセンス、で、ある。

御徒町、ガード下、きてみると、
閉めている店もあるが、開いていれば呑んでる、
多数の人々。老若、問わない。
まあ、私のようなお気楽な者にはわからぬか。

もちろん、持ち帰り。
焼いたもの、4個、500円也。

すぐに取って返す。

これ。

大き目の皿を出して。

ビール!。

写真に撮ってしまうと、縮尺がわからぬかもしれぬ。
10cm程度はある。
そして、ちょっと厚い皮。
食べ応えのある、これが、うまい、のである。

これで、必要十分!。

 

03-3831-0883
台東区上野6-10-14

 

 

北海道らーめんひむろ浅草/赤酢の酢飯で鯵のにぎり鮨

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3910号

8月3日(火)

第一食。

毎日、灼熱の日々が続いている。
皆様にもお見舞い申し上げる。

だが、今日こそは、熱いラーメン。

浅草ロックスの西友へ行こうと思っていたので、
北海道らーめんの[ひむろ]。
チェーンであるが、ここの味噌らーめんは
好物、で、ある。

例によって、半端な時刻。
14時すぎ。
国際通りの西側。ロックスの少し南。

入って券売機で迷わず味噌。

こういう時刻にこのあたりのラーメンやに入ると、
いかにも芸人さんという人を見かける。
東洋館であろう。
そこそこの年で茶色の髪。
顔はわからぬが、漫才コンビであろうか、二人。
大方、彼ら、普段は静かである。

味噌らーめん。

麺はかん水の多い黄色味が濃く堅い縮れ麺。

とんこつ味噌といってよいのか、濃厚。
おろしにんにくと、赤唐辛子を入れて、食べる。

汗をかくが、やはりこれがよろしかろう。

ご馳走様でした。

台東区西浅草2-1-11


さて、西友

今日は、鯵。
実は、昨日、ここで鯵のにぎり鮨を買って
帰ったのだが、これが思いがけずうまかった。

三枚におろしたものも売っていたので、
鯵がよいのかと、にぎりを買ったのである。

では、今日は自分で握ろうか、と考えた
のである。

スーパーで三枚におろした鯵など、売っているところは
他にはないのではなかろうか。
もちろん、高くもない。半身四枚で276円。長崎産。
ありがたい。
今日もあった。

帰宅。

これ。

皮を引くだけ。
一応、先に塩で洗っておく。
このくらいはした方がよかろう。

魚をおろすのは手間でもあるし、この時期は、
生ごみを出したくない、のである。
すぐににおう。

飯台を濡らして置いておく。

米を研いで、カタメモードでスイッチオン。

炊き上がったら、いつもの通り8分蒸らし。
赤酢8割の鮨酢40㏄を用意。

飯台に一合を取り、混ぜ込む。

また、8分。

生姜をおろし、ねぎをみじん切りにする。

今日は、ねぎ、なのである。
普通、鯵のにぎりには、おろし生姜のみだが、
昨日の西友の真似。
細く切った白髪ねぎであったがまぶしてあった。
これがよかった。
白髪ねぎは面倒なので、みじん切り。
みじん切りでも同じであろう。

鯵をにぎり用に切る。

毎度書いているが、にぎり用に種を切るのは
むずかしい。
大きすぎてもいけないが、できるだけ、
余りを出したくないし、恰好のよいにぎりにしたい。

私、この種のセンスがないようである。
ちっとも上達しない。出来上がりを想像しなければ
いけないのであろうが、どう切るのがよいのか、
皆目勘が働かない。

ともあれ、にぎる。

おろし生姜とねぎみじん切りをのせ、
しょうゆもたらす。

アップ

形はともかく、これは、なかなかうまい。

先日も食べたが、今、鰯がかなり脂がのって
うまい。鯵もよいのか?。

今日のものは長崎だが、長崎がうまいのか。
長崎の鯵というのは、東京の鮨やでも
通常よく使われているものであろう。
脂もある。
鮮度も抜群とはいわないが上々であろう。
西友は表示は書かないが三枚で売っている
ということは、刺身前提であろう。

そして、きょうのテーマといってもよい、ねぎ。
これが思いがけずよいのである。
生姜オンリーと比べると、ちょっと違う世界。
ものがわるいわけではないが、ねぎが加わると
また、よろしい。

鯵のにぎりに生姜とねぎ。
今までなかったのではなかろうか。

こうしてバラバラとのせるのは江戸前にぎりの
美意識に反するか?。

だが、今日は、成功!。

 

 

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冬瓜ふくめ煮

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3909号

8月1日(日)~

さて、冬瓜のふくめ煮。

なのだが、またまた、オリンピックのこと。

どうでもよいといえば、どうでもよいのだが、
中継の解説者のこと。
ちょっと文句を言いたいでのある。
どうも気になって、視て、聞いていられない人がいる。

一般にもよく知られた有名解説者、多くはその競技の
メダリストだったりレジェンドといわれるような人。
こういう人は今回の解説にあまり出てこないのだが、
キャラクターもよく知っており、話す言葉も
喋り慣れており、聞いていてよくわかるし、
大方、問題ない。
ラソン・長距離の増田明美さん。詳しすぎる情報で
有名だが、個性強力だが、たのしくてよい。

そして、今大会、金メダルのスケートボード
男性解説者が話題である。なかなか傑作。よかった。
「やべえ」「ゴン攻めしてて」「ビッタビタでしたね」。
この人、プロスケートボーダー瀬尻稜選手(24)。
この言葉遣い、こういう競技なので、絶好、ナイス!。

文句を言いたいのは、どんな人か。

まず、日本語がヘンな人。
てにをはをよく間違ったり“頭痛が痛い”的な、
重なった言葉、漢語の誤用等々。
若いタレントであれば、天然、おバカ、と可愛がられる
こともあるかもしれぬが、いい年でも、こういう人が、
まあ、いる。
訓練をされていない、指摘する人もいない?。
中継は時間が長いので間違いが多いと、
段々聞いていられなくなるのである。

あとは、人柄なのであろう。
こちらが、その人を知らないということが
大きいのかと思うが、偉そうな語り口。
あまりに偉そうなので、プロフィールを調べたり
してしまったが、その人は競技の強化関係者だったり。
とにかく得意げに滔々(とうとう)と喋る。
プレーについて知っているのは当然である。
だから解説に出てきている。
そういう人なのだと思うが、教えてやる、的な、
上から目線は、これも長く聞いていられない。

本当のレジェンドのような方は、こういう口調には
ならなかろう。ちょっと半端な人?、かもしれぬ。
注目競技だが普段あまり中継されないものだと、
こんな人も出てきてしまうということか。

まったくの閑話であった。

冬瓜。

冬まで食べられるので、冬瓜だそうだが、
むろん、今が季節。

この酷暑、出汁をふませて、もちろん冷やして。
よいであろう。

出汁は、昨日夜中、かき玉汁を作ったのだが
その時取った出汁がたくさん残っている。

冬瓜を買いに出る。

ハナマサに確かあったはず。

きてみると、やっぱりあった。

1/8に切ったもの。

静岡産、250円。

作る。

取ってあった出汁に干海老も入れてみる。

今、使っているすえひろレンガ通りの安藤鰹節店の
出汁パック。鯖節なども入ったもの。

冬瓜。

皮をむく。

気持ち皮の緑が残ってしまった。

出汁に、塩、のみ。

以前、しょうゆを入れて煮たことがあるが、
これは厳禁であった。
なにか化学反応が起こって、酸っぱくなるのである。

アルミホイルの落としぶたをして、10分ほど
煮てみる。

もう少し。
だが、そうはかからない。
プラス数分。

串を刺して一応確認。

OK。冬瓜というもの、すぐに煮える。

そのまま放置で、冷めたら冷蔵庫に入れておく。

食べたのは、翌日の深夜。

皮に近い青い部分を少し残したのは、実は正解、
で、あったよう。プロはこうするよう。
翡翠色に見える、とのこと。

煮た時に味見はしたのだが、塩が足らなかった。

やはり冷たくして食べるものは、濃く味付けする
ものであった。

塩を足して、食べる。

冷たくてなかなかうまいものができたのだが
先に書いたように、鯖節の入った出汁よりも
こういう淡泊なものには鰹のみの上品なものの方が
よかった。
鰹のみのものも用意しておこうか。

 

 

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ステーキ 粒マスタードソース?

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3908号

7月31日(土)第二食

ステーキが食べたくなった。

今日は、アメリアンガス牛で。
ちょっと、ソースを考えてみた、のである。

以前に一度やった記憶があるのだが、フレンチ。
定番であろう。
マスタードのソース。

ちょっと調べて、レシピを確認。

エシャロットと、フォンドボーが必要のよう。
もちろん、子牛肉から作るフォンドボーは缶詰。

捜してみようか。

一先ず、上野松坂屋ならあろうか、行ってみる。

フォンドボーの缶はハインツのものがあった。

が、エシャロットはなし。
エシャロットは、金山寺味噌で食べるつまみのアレではない。
なぜか、日本ではらっきょうやのびるに似たあれを
エシャロットと呼んでいるが、あれは間違い。
フレンチで使うエシャロットというのは、小さめの
玉ねぎのようなもの。まあ、ほぼ見かけない。

しょうがない。
玉ねぎで代用しようか。
色がちょっと似ているので赤玉ねぎを
買ってみる。
それから、クレソンも。

肉はハナマサで厚切りのアンガス牛を購入。
これでOK。

帰宅し、肉は常温に置いておく。

エシャロット代用の赤玉ねぎは1/4薄切り。
これを、白ワインで煮ながら、煮詰める。

胡椒。

水分がほとんどなくなるくらい。

これがハインツのフォンドボー。

なめてみると、味は付いていない。
特別な香りもほぼなさそう。文字通り、出汁、か。

玉ねぎと白ワインはこのくらい煮詰まった。

フォンドボーを入れる。

残してもしょうがないので、全部。

これを半分まで煮詰めるよう。

レシピは弱火。
だが、それではさすがに時間がかかる。
暇人の私でもちょっと、なので、中火で水分を
飛ばす。
やはり、ほんとうは弱火でじっくりなのである。

こんな感じでどうかな。

多少粘りが出るほど。濃厚。

目の細かいざるで、濾す。

火をとめて、バター。
よく混ぜる。乳化させるという。

ここに粒マスタード

マスタードはスパイスカレーに使うマスタードシード
以前に作った時には、調味料として売っている、
ソーセージにつける瓶詰の粒マスタード
当時は、まだマスタードの粒は常備しておらず、
代用と思って、使ったのである。

塩味はバターだけなので、ちょっと塩を足す。
一応、ソースはこれで出来上がり。

肉。

さすがに大きいので、半分。塩胡椒し、これを焼く。
いつも通り、オリーブオイルたっぷり。

上から油をかけながら。

いい色になったらひっくり返す。

反対側もいい色にして、焼き上がり。
金串を刺して、中の温度を確認。
5分ほど置いて、ドリップを出す。

いいかな?。
皿へ。クレソンも添える。

どうであろうか。それなりには見えよう。

ビールを開けて食べる。

おお!、うまい。
ソース、こんな味なのか。
極上の濃いコンソメスープ、という感じであろうか。
フォンドボーを煮詰めるとこんな味になるのか。

が、、、、。なんとなく釈然としない。
なにかというと、粒マスタード
加熱もほぼしていないので、粒のまま。
味は、、、、しない。

とりあえず、ソースとして、うまいので、
食べてしまった。

食べてから、もう一度さらにいろいろなレシピを
捜してみた。
すると、やはり。写真をよく見ると粒が潰れており、
黄色味もある。
フレンチで使う粒マスタードというと
マスタードシードではなく、瓶入りの粒マスタード
正解であったようなのである。
あー、であれば、そう書いてよ。
マスタードといえば、マスタードシードもあると
そちらかと思ってしまう。

翌日、粒マスタードを加えて、もう一度、
残りの肉を焼いて食べる。見た目にはわからないが。

やっぱりね、これだわ。

 

 

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二長町・ラーメン・天神下大喜

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3907号

7月31日(土)第一食

なんだか、朦朧としている。

もちろん、この暑さのせいであろう。

感染者がついに東京は激増中(4000人越え7/31)。

オリンピックも毎日視ているが、
メダルラッシュで、柔道などもはや随分前の
ことのよう。
TVの報道もなんとなく的が定まっていないような
気もするのだが、皆さんはどうご覧であろうか。

私の住む台東区の元浅草はほぼ木がなく、
蝉の声もほとんど聞こえないのだが、
ゴルフを視ていると、いかにも暑そうな
油蝉の声。

テニスのジョコビッチが暑さにクレームを
付けていたが、まったく東京の炎天下にプレーを
している選手には頭が下がるし、申し訳ない
思いがある。
ただ、都民だって、こんな時期の東京では
やりたくなかったのだよ。

フェンシングの男子エペ団体が、金。
フジテレビ独占のようになっていた。
ノーマークであったのだろうか。
事前情報はあったのか。あまり聞いていなかった
ように思うのだが。
各社、フォローする周辺情報もあまり出てこないようで、
やはり注目されていなかったのかもしれない。

男子サッカー。
まさかの?と書いてしまうが、フランスまで破って
決勝進出。ニュージーランドにPK勝(7/31)。
ニュージーランドも決勝にきていたのか、
というくらいで、オリンピックはこんなもの
なのかもしれぬ。
普段、サッカーはほぼ視ていないが、少し前に比べて
久保、堂安始め、確実に強くなっているように
みえる。森安監督というのはなかなかなもの、か。

水泳。
やっぱり、今回はもはやイマイチといってよいのだろう。
なにか、メディアも選手に気を使いすぎているのでは
なかろうか。
なぜダメだったのか、さっぱり見えてこない。

ダメな時ももちろんあるだろう。それはしょうがない。
感情論ではなく、客観的な原因究明は
きちんとして然るべきではなかろうか。
純粋に力がなかったのか、強化不足。あるいは
戦術のミスなのか。メンタルの問題なのか。

閑話休題

今日はラーメン。
二長町の[天神下大喜]を思い出した。
ちょっと間があいてた。

暑いときに、熱いものもよいだろう、と。

3時までやっている。

自転車をこいで、向かう。

10分はかからない。

こんな時刻だが、満席。
食券だけ先に買う。

熱いもの、とも思っていたのだが、
やっぱり冷たいものに惹かれてしまう。

冷やしとりそばは、売り切れ。

そこで、つけめん。

塩つけめん。
全部のせ、的な、特製1100円也、でいってみよう。

暑いので、調理場はたいへんそうである。

なにか注文を間違えてしまったようで、
ちょっとトラブル発生。
こんな時に、ご主人の人柄、なのか、姿勢が
よくわかる。
ご主人、和食の出身と聞いていたが、やはり、
そのせいかと思う。
ちょっと立腹ぎみのお客にとても真摯に対応されている。
こういう時に、きちんと謝れない人がいる。
有名になって天狗なのか。
どんなにうまくとも、これでは客商売としては、いけなかろう。

ともあれ、特製しおつめめん、が、きた。

つけ汁に、わんたん、鶏肉、チャーシュー、煮玉子。

麺は、太麺と細麺を選べたが、細麺にしてみた。

細いストレート。

ここは、わんたんは常備している。
ここのわんたんは、雲を呑む、という、よりは
もう少し、しっかりしているかもしれない。

つけ汁は、かすかに、魚介の風味も感じられるが、
なにか突出したものがあるわけではない。
やはり、ここ、らしく、まとまりがとてもよい。

ただ、ちょっと塩味が物足りぬように思うのだが、
気のせいか。
真夏で、塩気を私の体が欲していた、のかもしれぬが。

つけめんの場合、この、汁の濃さはいつも問題になる。

食べていくうちに、段々に薄まってくる、
ということも起こる。

ただ、濃くすればよいというものでもないだろう。
物足りないということはなくなるが、
やっぱり、品がなくなる。
濃いだけ、というところもある。

やはりここ、上品、なのである。

ご馳走様でした。

 

 


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