浅草在住、断腸亭錠志の断腸亭料理日記はてな版です。(内容は本店と同じです。)

断腸亭料理日記本店



松が谷中華福来軒/餃子上野昇龍

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さて、今日は二本。

8月4日(水)第一食

松が谷・中華・福来軒

昼。

ご近所、稲荷町の中国料理[白燕]

で麻婆豆腐とも思って自転車できてみると、
臨時休業、とのこと。
残念。

麻婆豆腐の頭になっていたので、、、
松が谷の[福来軒]か。

左衛門橋通りまで戻って、浅草通りを渡り、
[福来軒]。

今日は、13時をすぎているが、ほぼ満席。
なかなかにぎわっている。

あ?!。

壁の貼り紙。
天津丼!。

ここは、四川料理がメインだと思っていたが、
天津丼もあったのか。
天津丼も好物といってよい。

蟹は入っていない方が多いが、かに玉丼、ともいう。

どうもこれ、ウィキによれば、

日本オリジナルのいわゆる日式中華のよう。

芙蓉蟹が中国ではそれにあたるが、ご飯にのせて、
甘酢餡をかけたものは、ない、とのこと。

で、天津には天津丼(飯)はない。
(なぜ天津丼と命名されたのか?。)
ナポリナポリタンはなく、天津に天津丼もない。
あるのは、ハンブルグのハンバーグくらいか。

自分で作ったこともあるが、ちょいと難しい。
中華鍋で円形の玉子焼きを作るわけだが、かなりの確率で
鍋にくっつく、のである。
油で揚げるくらいの大量の油が必要、なのか。

関西は天津飯で、関東は天津丼とのこと。
また、今は東京でも[王将]などで食べられるが、
関西は塩味の餡。
これはやっぱり、甘酢餡がうまいだろう。

ともあれ、きた。

はふはふと、掻き込む。

別段、珍しくない。
どこにでもあるもの、であるが、うまいもんである。

ご馳走様でした。

03-3841-3118
台東区松が谷1-4-5


8月5日(木)第二食

餃子・上野・昇龍

オリンピックもそろそろ閉幕も近いが、
相変わらず、毎日くそ暑い。

そうだ、餃子でビール!。

最近は冷凍の餃子もうまい。
買ってきて焼こうかと思ったが、どうせ出るのであれば、
御徒町まで行こうか。
もちろん、ガード下の[昇龍]。

自転車を飛ばせば、10分もかからない。

餃子というのも、日本の国民食といってもよい
のであろう。
宇都宮、浜松、宮崎、なんというご当地名物にも
なっている。
好物という人も多かろうし、きらいな人は少なかろう。
また、家庭でもよく作られ、それぞれ、こういう
餃子が好き、というのもあるであろう。

私の場合は、餃子はもちろん好きだが、
正直のところそこまでの思い入れはない。
なにかというと、ある程度以上の味があれば、
満足なのである。いや、まずいものはまずいが、
うまい方の優劣をあまり感じないのである。
つまり、ある程度以上は、皆、うまい、と思うのである。
有名店も味の素の冷食も、王将も、皆、うまいと。

そこで、違いが明確な、大きさ。
ここに至る。それで[昇龍]。

大きいから、皮が厚めで食べ応えがある。
以前に、ここのは有名だが、ジューシーさに欠ける、
と、私に文句を付ける人がいた。
私に文句を言う、のもお門違いだが、餃子にジューシー
なんというものを求める方がおかしいのではないかと
思うのである。
まあ、別段、ジューシーでもよいが、うまい餃子の
必要条件ではない。水餃子は密封しなければ、
中身が出てきてしまうが、焼き餃子は密封しない
ところも多い。肉汁は、出入り自由なのである。
そもそもジューシーなんという言葉を使うのは、
グルメ番組の視すぎではなかろうか。
なんでもかんでも、言う方もジューシーの繰り返し。
ジューシー至上主義?。まったくナンセンス、で、ある。

御徒町、ガード下、きてみると、
閉めている店もあるが、開いていれば呑んでる、
多数の人々。老若、問わない。
まあ、私のようなお気楽な者にはわからぬか。

もちろん、持ち帰り。
焼いたもの、4個、500円也。

すぐに取って返す。

これ。

大き目の皿を出して。

ビール!。

写真に撮ってしまうと、縮尺がわからぬかもしれぬ。
10cm程度はある。
そして、ちょっと厚い皮。
食べ応えのある、これが、うまい、のである。

これで、必要十分!。

 

03-3831-0883
台東区上野6-10-14