浅草在住、断腸亭錠志の断腸亭料理日記はてな版です。(内容は本店と同じです。)

断腸亭料理日記本店



食べたものいろいろ。その2

dancyotei2018-09-04

夕方、ちょっと早い時刻。

浅草並木[藪蕎麦]。

真夏というのはあまり蕎麦やに入ろうという気には

ならないのだが、今日は呑みたくなって入ってしまった。

テーブル席がそこそこ埋まっており座敷は一組。

たまにこういうことがある。

座敷をすすめられて、窓側奥に窓を背に胡坐をかく。

冷(ヒヤ)で一合。

肴は、ここではいつも天ぷらのヌキをもらうのだが、

さすがにこの暑さに熱いつゆものもない。

板わさを頼む。

お盆にのせて一合のお銚子と蕎麦味噌が先に出る。

グラスに注いで、一杯。

ここは菊正の樽。

ほんのり香る樽の香りがさわやか。

板わさもきた。

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毎度思うがこの小さなしょうゆ差しがよいではないか。

清酒お銚子一合というのは、アルコールの量とすれば

ビール500ml一本と同じくらいであったか。

値段はここでは同じ750円。どこも大体そんなものか。

アルコールの回り方も同じような感じである。

不思議とここではお酒お替わり、とはあまり思わない。

まあ、つまむものもあまりないというのもあるし、

本来そばやでだらだら呑むのは野暮というものであろう。

ざるを一枚。

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わさびがさわやか。

さっと、手繰る。

もう一枚お替わり。

蕎麦湯も飲んで、腹も気分も、よい感じ


勘定をして、出る。

ご馳走様でした。

03-3841-1340

台東区雷門2丁目11−9

次はこれ。

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昼、お茶の水付近にいて、カレーの[日乃家]。

入られたことがある方もあるかもしれぬ。

たまに例外はあるが、基本、

ここにはチェーン店は書かないことにしている。

理由はまあ、あまり好きではないから。

個人営業の店の方が、味があって、うまいから。

[日乃屋]というのは本郷が発祥で東京を中心に

FCを含めて50店舗以上ある。立派なチェーンといって

よいだろう。

お茶の水に昼いて店の前を通りかかり「神田カレーグランプリ

殿堂入り」の看板に惹かれてつい入ってしまった。

食券制。「名物カツカレー」840円というのがある。

名物といわれ、好物なので迷わずカツカレー。

といったわけである。

結論的にはまずくない。十分にうまいだろう。

カレーはちょっとこってりめで、個性もある。

(欧風系に近いか。)

また、カツもボリューム感がある。

店のキャッチ通り、辛さはさほどでもない。

中盛というのがあったが、ノーマル盛だと少し多めか。

このボリュームでこの味で840円は決して高くはない。

神田カレーグランプリ殿堂入りがどんな経緯なのかは

ちょっとわからない。万人受けということなのか。

日乃屋

千代田区神田駿河台2-10-3

03-6273-7539

次。

秋刀魚、で、ある。

今年、既に食べられた方もあるかもしれぬ。

またまた、アメ横の魚や。

ニュースでも流れている。今年は豊漁の上に脂も

のっているとのこと。根室では小型のものが、

無料で市民に配られた、と。

アメ横のいつもの魚やで見かけたので、迷わず買った。

7〜8本あって、毎度お馴染み500円。

こんな感じ。

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そう大きなものでもなく、また、傷もあったり、

ひょっとするとすると、根室でタダで配られたランクのもの

かもしれぬ。

ただ鮮度はそう馬鹿にしてものではなさそう。

試しに三枚におろしてみる。

うん、刺身でも行けそう。

そして、おろすとある程度わかるが、脂もある。

しょうがをおろして、刺身に切る。

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ビールを開けて、食べる。
ふむふむ、十分に刺身で食える。

脂もベトベトというほどではないが、十分。

なるほど、噂通り。

すぐに焼くつもりではなかったので、大根を買ってこなかったが

我慢できず焼いて食べることにした。

半分に切って、ガスのグリルで焼く。

確かに、焼くと脂が多いのがよくわかる。

ただ、ボウボウ火が出るくらいの、過去経験のある

最も脂のある状態からは、多少劣るようではあるが。

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ただ、この数年のスカスカのものよりは

そうとうに秋刀魚らしい。

むしろ、このくらいの脂ののりがちょうどよろしい。

秋刀魚よ、よくがんばった、よしよし。

汚名返上。苦節なん年、だかわからぬが、やっと君たち

らしい姿を私達に見せてくれた。

これでこそ、我が国の大衆魚、落語のネタ。

秋の味覚の四番バッター。

そんな感じではないか。



つづく

食べたものいろいろ。その1

dancyotei2018-09-03

さて、長々と夏休みのモルディブ

書いてきてしまったが、書いている間に

食べたものをいくつか。



帰国した翌日の日曜日から。




上野ガード下のスタンドカレー[クラウンエース]。

カツカレー、500円也。






モルディブでもなん回もカレーは食べたが

やっぱり日本らしいカレーが食べたくなる。


こういういつ来ても安くてうまいノーマルな

スタンドカレー、変わらずあってほしいものである。



カレー専門店・クラウンエース・上野店

台東区上野6-12-11

03-3831-6721



京都のラーメンチェーン[よってこや]。

最近、五反田にできていたので、昼に入ってみた。



 



ノーマルな鶏ガラとんこつしょうゆラーメンと

チャーシューご飯のセット。



細麺でうまいのだが、やっぱり先日書いた同じく

京都の[天下一品]に心なしか似ているような、、。



よってこや

よってこや 五反田店

品川区西五反田2-7-11

03-6420-3793



さて、次。



鯵、で、ある。

例のアメ横の魚やで買ってきた。

さほど大きなものではないが、7〜8匹あって

いつもの500円。



こんな感じ。






生で食べられそうである。



三枚におろしてみる。

脂もそこそこありそう。

たたきにしてみた。



まあ、OK。

そこそこ。

そして、この前も作ったが、腹を抜いて、白焼き、

そしてしょうゆと酒で軽く煮込んで、煮びたし





暑いのでそうめんと。

私としては、鯵の料理法では定番。うまい。



残りは、アジフライにと、とりあえず、開いておく。



そして、間に。



らーめん天神下[大喜]・二長町。

先日、湯島天神下から移転後初めて行った。

その後二回目。



移転はしているが看板にも、暖簾にも“天神下”の文字を

そのまま残しているのはおもしろい。思い入れがあって

もはや店名の一部にしてしまおうということか。

(二長町というのはこのあたりの旧町名を

私が勝手につけている。)



暑いので「冷やし鶏そば」。







冷やしも、いつもながら、美しい盛り付け。


のっているのは、きゅうりの極細の千切り、同じく

白いのはねぎか。この極細切りも細かい仕事である。

これに茄子の煮びたし風のもの。

煮玉子、左の茶色っぽいのは、なめこ

それから右側にオクラ、中央の下に隠れているが

焼いた鶏肉スライス。

胡麻が散らされ、レモンが添えられている。





麺は平打ちの縮れ麺。



さて、スープ、で、ある。

わずかながらとろみのついた、ジュレ、といえるようなものに

なっている。むろんかなり冷たい。



もともとある程度酸味があるところにレモンを

絞っている。

塩味は冷たいだけに強めか。



冷やしというのも夏に出すラーメンやは少なくないが、

微妙なとろみをつけるという細かい工夫は珍しいかもしれぬ。

和食出身のご主人らしい、割烹料理のような

さわやかで繊細な一品といってよいだろう。



私は初めてであったが夏場はいつも出していたのであろうか。



流石。



台東区台東2-4-4

TEL 03-3834-0348



さて。

残っていた開いた鯵。



予定通りアジフライ。




揚げ色の薄い方は最初に揚げたもの。



どうしても油温が上がる前に、待ちきれずに

揚げ始めてしまうのが私のわるいクセ、である。



衣は厚すぎないようにはしたが、しっかりめ。



今、キャベツはかなり値が上がっている。

それでカット野菜を使った。

高い時にはしかたなかろう。



かけるのは、ウスターソース、マヨネース

ケチャップを同割りで合わせたもの。



これがうまい。







つづく





断腸亭の夏休み2018 モルディブ その11

dancyotei2018-09-02

さて。

引き続き、断腸亭の夏休み、最終回。

復路。

空港島、カアーデドゥー空港(Kaadedhdhoo Airport)に

着いて1時間待ち。

19時頃、搭乗開始。

マレ空港まで1時間。

やっぱりきれいなモルディビアンのCAさん。

まったく、モルディブの変わりようというのは

驚くばかりである。

基本、イスラムの国なので以前は女性は

見かけることはほぼなかったと思うのだが。

今は、入管などのお役人にも女性を見る。

入管の女性役人さんはかなりの不愛想だが

モルディブエアーのCAのおねえさんは

かなり愛想がいい。

モルディビアンというのは、もちろん人によるが

基本はフレンドリーであると、いってよい。

また、これも他のアジアの人々同様、親日、日本人に

親しみを持っていてくれている人が多い。

マレ空港でSQ、シンガポール航空シンガポール行きに

乗り換え。

待ち時間が2時間弱。

深夜搭乗。

搭乗してから、なにかトラブルでもあったようで

離陸前に1時間ほど、待ち。

(おかけで、映画がちゃんと観られたが。)

マレ、シンガポール機内食

おそらく、魚と肉(チキン)であったと思うが、





忘れてしまった。

4時間半。

出発が遅れてしまったので、シンガポール

チャンギ空港到着も遅れて、成田行きへの

乗り換え時間がほぼなく、空港内でダッシュ

シンガポール、成田は、7時間。

洋食と、

和食、

だったのだが、これもほぼ覚えていない、、。

しかし、シンガポール航空機内食

もう少しうまかった記憶があるが、、、。

成田に着いたら、荷物が一つ、シンガポールでの

積み替え時間が少なかったおかげで、積み遅れ。

成田着は明日になるとのこと。

まあ、ほぼ乗り換え時間もなかったことであるし

しかたがなかろう。

荷物は明日には成田に着いて自宅まで配達して

くれるというが、配達は明後日とのこと。

月曜日に届けられても困るので、明日中に

届けてもらうように交渉、OKをもらい、帰宅。

お疲れ様でした。

帰りの飛行機では寝ているような、

起きているようなことで、なかなか疲れた。

さて。

今年のモルディブ、アウトリガーリゾートと

ダイビング、どうであったろうか。

今回のテーマは今まで、あるいは普通の人は

あまり行かない、モルディブの南の環礁であった。

ポイントまでの距離が遠かったというのは

難点であったが、サンゴの量、密度、ほぼ毎回現れた

タイマイ、大量発生といってもよいチンアナゴ

近付けなかったがナポレオンなどかなりのレベルの

ポイントであったろう。

ただ不運であったのは、コンディション。

滞在中、インド洋のモルディブあたりは

天候は広く荒れ模様であったよう。

これはまあ、自然を相手にするものだけに

仕方なかった。これも含めてモルディブ

インド洋の自然に接したということであろう。

リゾートとしての評価はどうであったろうか。

アメリカ系の「アウトリガー・コノッタ」。

総じて、よかったのではなかろうか。

特に大きな不満、マイナス点は感じなかった。

(細かい話しだが、二回の洗濯がオールインクルーシブ

AIC)に付いており、内儀(かみ)さんは

喜んでいた。)

食事については特筆すべきものはあまりなかった

というのが私の感想である。ただしかし、

これはひどいというものも皆無で満足度からすると、

けっこう高くなる。(点の取り方がうまい、かもしれぬ。)

これはAICの特徴ということなのかもしれない。

例えば昨年の「フォーシースンズ・ランダー

・ギラーバル」と比べると、あそこはイタリアンが

そうとうにレベルが高くまた、メニューに

かなりの数の伊勢海老が登場していた。

だが、東南アジア風?和食風?の料理はかなり

いただけなかったり。

凸凹が激しいのと減点が少ないのとどちらが

よいのか、ということになるが、この差は

おもしろい。

今回のAICでもう一つよかったのは、

飲み物も含まれていたこと。

特に我々がレストランで呑んだビールと、ミニバーの

ソフトドリンクなどである。

モルディブというのはイスラムの国というのもあり

またすべて輸入品ということもあり、ビール

も含め酒は元来かなり高価(数倍?)なのである。

コーラなどのソフトドリンクも輸入品でやはり数倍

していたはずである。

さて、さて。

そんなことで断腸亭の夏休み・モルディブ

これで読み切り。

お付き合いいただいた皆様に感謝、で、ある。








断腸亭の夏休み2018 モルディブ その10

dancyotei2018-08-30

断腸亭の夏休み、モルディブ、10回目になった。

最後のディナー。

特別にビーチのテーブル。

まず、内儀(かみ)さんのパッタイサラダ。

そして、オールインクルーシブには入らないが、やはり

一度くらいはちゃんと食べておきたいと頼んだ。

モルディブ産伊勢海老のグリル。

どんなもんだい!、という感じである。

長さは触覚をのぞいても50cmはある。

ダイビングで見たものを考えても大きな方

であろう。

「Whole Maldivian Lobster(800g)」80ドル、

プラスのチャージが40ドル。

基本塩で焼いただけ、といってよいだろう。

日本人にはこれが一番うまい、で、あろう。

食べられるようにしているのは身の部分だけ。

欲をいえば、頭、ミソの部分もなにかしてもらえたら

やっぱり日本人にはうれしい。

そうそう、このメニューの表記である。

英語と中国語が並んでいる。

なにか読みずらいと思われまいか。

私の場合、中国語は読めないので英語を

読まなければいけないのだが、日本人のせいか

どうしても漢字が先に目に入ってしまうのである。

先にも書いているがここのお客の半分は中国人。

数年前に比べるとだいぶマナーはよくなったが、

今回はちょっと妙な体験をよくした。

なにかというと、彼ら中国語で普通に話しかけてくる

のである。これには困った。

服装や雰囲気は今はほとんど違わなくなっている

のであろう。(我々から見れば違うと思うが。)

東アジア人だと見ると、韓国人も日本人も

躊躇なく中国人と思ってしまうのであろう。

せめて英語で話しかけてくれればまだ返事のしようが

あるのだが、彼ら英語が喋れない人もきている

ようであった。

彼らの日常、仕事、生活の中で中国語の喋れない、

韓国人や日本人に出会うことがないということ

かもしれぬ。

もう一品、カレー。

モルディビアン・ツナカレー。

これは安定して、うまい。

デザート。

シャーベットとレモンタルト。

ちいさなフルーツやらマカロンをまた、きれいに

盛り付けるものである。

さて、出立の日。

出発時刻はもう少し早いはずであったが、16時。

一日ある。

ちょっと得したような、手持ち無沙汰のような。

朝飯は同じようなものなので、省略。

帰る準備をして、ゴロゴロ。

ランチ。

最後なので、食べていなかった、アンガスビーフ

ステーキ。

これもガスパチョ

入っているものが違うのか、色違いで

三種。味はあまり違いはない。

内儀さんは定番のハンバーガー。

16時、バギーの迎えがきて、フロントでチェック。

ダイビング費用などカードで決済。

桟橋からスピードボート。

出発が遅れたのは、空港島からの飛行機の時刻が

遅くなったからのようであった。

それでもチェックインしてから1時間ほどの

待ち時間。

待つ分には遅れるよりはよい。

随分以前のことだが、あるリゾートからマレ空港まで

帰る時に、乗る飛行機のチャックイン時刻に遅れて

しまい、帰国が翌日になってしまった、ということが

あった。

モルディブというのはすべてのリゾートが一つの島で

リゾートから空港の島までは、リゾートのボートで

送ってもらう以外ない。もちろんリゾートのボートは

リゾートの責任で運転されるわけだが、この時刻の

計算がいい加減だったわけである。

お客としては信頼して任せるしかないのだが、

こういうところで、そのリゾート(ホテル)の

運営の確かさ、従業員の質がわかる。

チェックインに遅れて乗れないとエアラインの担当に

申し渡された時に、当の送ってきたリゾートの職員は

事情を我々に説明するだけで、乗れるように交渉は

してくれない。我々自身でエアラインと押し問答を

していると、そばにたまたまいた、まったく関係ない

フォーシーズンズの日本人女性のコンシェルジュの方が、

一緒に交渉をしてくれた。(エアラインはスリランカ

エアーで、スリランカ人。インド人やスリランカ人の

英語というのは、まったく聞き取りずらい。)

結局、交渉の甲斐もなく乗れなかったのだが、

それ以来、当の遅れたリゾートには金輪際行くまい

と思ったし、フォーシーズンにはいつかは行かねば

と思ったものである。









もう一回、つづく






断腸亭の夏休み2018 モルディブ その9

dancyotei2018-08-29

断腸亭の夏休み、9回目。

最後のボートダイブのつづき。

またまた、心霊写真!?。

これもナポレオン。

どうしても近くにきてくれない。

ナポレオンも昨年などはかなり近くに寄れたのだが、

このあたりものは警戒心が強いのか、まったくダメである。

次は、これ。

なかなかよく撮れた。

カスミアジでよいのか。

南にいる鯵の類。

これで50cm程度はあろうか。

ちょっと小型のカスミアジと



細くて尾鰭がとがっているのはタカサゴの類であろうか。

また、出た。

ナポレオン。

光りの関係で比較的よく撮れているのだが、

いかんせん距離が遠い。

さて。

いよいよ最後の写真。

ウミガメ。

これもまた、タイマイではなかろうか。

私なんぞにはウミガメの見分け方は難しいのだが

今回見かけたものはすべて、タイマイではなかったか。

やはり、モルディブの海の豊かさを

物語っているように思われる。

一本目も二本目もほぼ同じ場所。

環礁の出入口そばの、外洋側。

それで、カレント(潮の流れ)がものすごく、

なかなかハードであった。

だが、どちらも1時間フルに潜ることができた。

今回いつも、欧州人のおじさんT1とT2と潜ったが

彼らはモルディビアンのガイド。我々はポーランド

女性のガイドで二組になっていた。

今回のポイントでは同時にエントリーしているが

カレントの関係で二組は別の方向に行ってしまい、

ドーニに回収してもらうまでにかなり待つことに

なった。

さほど波は高くなく水面で問題なく待つことができたが

発見されなかったら、すぐに遭難の危機がついてくる。

意外に思われるかもしれぬが、波のある海面で浮いている

人間というのは、少し離れるとボートからはなかなか

見えずらいのである。

今回のポイントは外洋側であったが、目の前はすぐに島。

もしもの場合はタンクなど重いものを捨てて、自力で

泳いで島までたどり着く、ということを考えなければ

ならない。

自分の命は自分で守る、まあ、自己責任ではあるが。

改めて、ダイビングというのは、

危険なスポーツアクティビティーである

ことを感じることとなった。

ともあれ。

二本終了。

ドーニなのでのんびり帰還。

お疲れ様でした。

皆様、ありがとうございました。

お世話になりました。

いつもの通り、プールサイドでシャワーを浴びて、

バーで昼飯。

毎度お馴染み、タイガービール。

ちょっと気分をかえて、パスタ。

シーフードでトマト。

ちょっとクリームも入っているか。

パスタはリングイネであろう。

エビとカニ

エビは、イセエビではなく、ブラックタイガー?。

カニはなんであろうか、少し大きなもの。

南にいるものだと、ヤシガニのようなものか。

なかなか、うまい。

ミニハンバーガーのセット。

ここはハンバーガーが看板だが、こんなものもある。

この日、初めて気が付いた。

なにかというと、コウモリ。

よい写真が撮れなかったが、大きなものである。

オオコウモリの類のようで、フルーツコウモリ

などともいわれ、非肉食で果物を食べるという。

木にぶら下がっていたり、木から木へ飛んでいたり。

ヴィラに戻り、ごろごろ。

夕焼け。

モルディブも今夜が最後。

一回だけ与えられている、ビーチの特別テーブルでの

ディナー。











つづく








断腸亭の夏休み2018モルディブ その8

dancyotei2018-08-28

引き続き断腸亭の夏休み。

3回目のディナーの続き。

モロカンナイトの流れで今日の特別料理になっていた

ロッコ風というメインの料理を二つもらってみた。









肉と魚なのだが、肉はなんだか忘れてしまった。

魚は例の焼いたスナッパー、フエダイであろう。

どちらも下にそぼろのようなもの。

クスクスと野菜のみじん切りか。

ロッコ料理というのはこんなものであったか。

味付けが薄く、なにかはっきりしない。

一度モロッコには行ったことがある。

ロッコというのは旧仏領で、旧仏領や仏領は

食道楽のフランス人の影響で食いものがうまい。

経験的にはまず間違いないと思っている。

同じ南の島でもニューカレドニアはうまいが、

近くだが旧英領のフィジーはイマイチ。

ロッコ料理はクスクスだったりタジンだったりが

有名であるが、うまい。どちらかといえば甘めであったと

いう印象があるが、味がはっきりしていないということは

なかったと思う。

私だけデザートをもらってみた。

右側がアイスクリームで左が焼きバナナと

下はメレンゲを焼いたもの。

さて、翌日。

ダイビング最終日になってしまった。

今日はどうであろうか。

特になにもいっていなかったのでコンディションは

回復しているようである。

ともかくも、用意をして朝飯を食いにレストランへ。

朝焼けがきれい。

今日も、朝粥。

8時20分、サービスのおねえさんがきて、

出発OK。

桟橋から今日は、ドーニ。

同道の欧州人、T1とT2のおじさん二人。

一番左は、モルディブ人のドーニスタッフ。

向こうを向いているのがオーストリア人の方。

右がフランス人。

オーストリア人の方がフレンドリー。

二人とも奥さん(らしき人)ときているが

ダイビングは一人である。

向かう先はやはり西。

リゾートの周りにはポイントはないようである。

海は穏やか。

ドーニでも揺れずに進む。

小さなボート発見。

こんな小さなボートであるが、二人、本職なのか

わからぬが、モルディブ人の釣り人。

竿なしの手釣り。

釣れている様子はなかったが。

今日のポイントは環礁の出入口。

空港島とその隣の島の間のチャネル(水道)。

カレント(潮の流れ)が早そうである。

外洋側にエントリー。

潮の流れに乗って潜るのであるが、最初に調べた流れと

反対になっている。

水面と少し深い部分とで、流れが反対であったのかもしれぬ。

ここのサンゴはちょっと死んだものも見えるよう。

外洋側は状況も違うのであろう。

真ん中、お分かりになろうか。

長いひげ。

そう、イセエビ。

寄ってみる。

子供か。ちょっと小さいものである。

ハタの仲間。

和名はないようで、フォーサドルグルーパーと

いうよう。

四つある背中の黒い斑点が目印。

ハタというのは、ほんとうに種類が多い。

日本近海にもたくさんいる。

マハタ、アカハタ、クエ(アラ)、等々、

刺身にしても、煮ても、鍋にしてもうまい魚である。

モルディブにもいろんなものがたくさんいる。

スナッパーなんぞよりもうまいのではなかろうか。

おそらくモルディビアンは食べていると思うのだが

リゾートでも出してほしいではないか。

外洋側、深いところに、サメ発見。

背鰭にちょっと白い部分があるが、かなり遠いので

名前まではわからない。

背鰭に白い部分があるのは、ホワイトチップなどと呼ぶが、

それだけでも数種類ある。







つづく






断腸亭の夏休み2018 モルディブ その7

dancyotei2018-08-27

引き続き断腸亭の夏休み。

二日目のボートダイブ。


小魚の群れ。魚影がほんとうに濃い。

また出た、ナポレオン。

まだ距離は遠く、亡霊。

なかなかナポレオンは近くに寄れないのである。

よく見るのだが、タカサゴの仲間であろうか。

前が見えないくらいの群れ。

同じものか、また出た、ナポレオン。

やっぱり遠い。

これはミノカサゴ

砂地にくると。

いた。チンアナゴ

なかなかよく撮れたのではなかろうか。

今日は動画も。


ウツボ

こんな狭い岩の隙間によく入っているものである。

まるで岩から生えているよう。

また、砂地。

砂地だと、もうほぼチンアナゴ





アップ。だが、顔まではわからない。

一杯撮ってしまった。

リーフの端っこにくると、小魚の向こうに、ちょっと小さいが

三匹ほどのナポレオンか。

ナポレオン動画


そして、あがる前、また砂地。

砂地といえば、チンアナゴ



チンアナゴ動画

ゆらゆらとうねっているのがお分かりなろう。

寄れないのが残念である。

このあたり、まったくチンアナゴの多さには驚く。

こんなに出くわしたのは初めてである。

1時間、め一杯のダイビング。

エキジット。

先に書いたように今日はスピードボートで

タンクを一本分しか積めず、一本で終了。

帰還。

ランチは、オールインクルーシブに一回だけ

含まれているルームサービスにしてみる。

真っ直ぐヴィラまで戻る。

ルームサービスといってもレストランと

メニューは同じなのだが、ピザとサラダ、

スープあたりにしよう。

ピザはシーフード、サラダはシーザーサラダ、

スープはかぼちゃのポタージュ。

ビールも別に頼む。



ビールはめずらしく、ライオン。

ライオンというのはスリランカのもので

これはドラフト、生ビール。

ピザとサラダはまあ、まあ。

ミラノ風の薄い生地、というのではなく、

ノーマル。

ポタージュはちょっとおもしろかった。

なにかというと、生姜のスライスが入り、

生姜風味。

ここはタイ料理もあるのでタイの生姜、カーが常備

されているが、入っているのはそのよう。

なかなかうまい。

例によって午後は、本を読みながらごろごろ。

夜。

モロカンナイトというテーマでモロッコ

特別料理がある、というのでそれを予約しておいた

ハズなのであるが、直前にダブルブッキングなのか、

キャンセル。いつのもレストラン。

ビールはいつものように、タイガー。

スープ二種。

なん回か頼んでいるが、ガスパチョ

トムヤムクン

どうしても汁物が飲みたくなるが、

この二品はここでは安心して頼める、

うまいスープ。

モロカンナイトの関係か普通のレストランメニュー

にも今日のお勧めで、モロッコ料理らしきものも

あったので、メイン二品をもらってみた。















つづく