浅草在住、断腸亭錠志の断腸亭料理日記はてな版です。(内容は本店と同じです。)

断腸亭料理日記本店



断腸亭の夏休み2018モルディブ その8

dancyotei2018-08-28

引き続き断腸亭の夏休み。

3回目のディナーの続き。

モロカンナイトの流れで今日の特別料理になっていた

ロッコ風というメインの料理を二つもらってみた。









肉と魚なのだが、肉はなんだか忘れてしまった。

魚は例の焼いたスナッパー、フエダイであろう。

どちらも下にそぼろのようなもの。

クスクスと野菜のみじん切りか。

ロッコ料理というのはこんなものであったか。

味付けが薄く、なにかはっきりしない。

一度モロッコには行ったことがある。

ロッコというのは旧仏領で、旧仏領や仏領は

食道楽のフランス人の影響で食いものがうまい。

経験的にはまず間違いないと思っている。

同じ南の島でもニューカレドニアはうまいが、

近くだが旧英領のフィジーはイマイチ。

ロッコ料理はクスクスだったりタジンだったりが

有名であるが、うまい。どちらかといえば甘めであったと

いう印象があるが、味がはっきりしていないということは

なかったと思う。

私だけデザートをもらってみた。

右側がアイスクリームで左が焼きバナナと

下はメレンゲを焼いたもの。

さて、翌日。

ダイビング最終日になってしまった。

今日はどうであろうか。

特になにもいっていなかったのでコンディションは

回復しているようである。

ともかくも、用意をして朝飯を食いにレストランへ。

朝焼けがきれい。

今日も、朝粥。

8時20分、サービスのおねえさんがきて、

出発OK。

桟橋から今日は、ドーニ。

同道の欧州人、T1とT2のおじさん二人。

一番左は、モルディブ人のドーニスタッフ。

向こうを向いているのがオーストリア人の方。

右がフランス人。

オーストリア人の方がフレンドリー。

二人とも奥さん(らしき人)ときているが

ダイビングは一人である。

向かう先はやはり西。

リゾートの周りにはポイントはないようである。

海は穏やか。

ドーニでも揺れずに進む。

小さなボート発見。

こんな小さなボートであるが、二人、本職なのか

わからぬが、モルディブ人の釣り人。

竿なしの手釣り。

釣れている様子はなかったが。

今日のポイントは環礁の出入口。

空港島とその隣の島の間のチャネル(水道)。

カレント(潮の流れ)が早そうである。

外洋側にエントリー。

潮の流れに乗って潜るのであるが、最初に調べた流れと

反対になっている。

水面と少し深い部分とで、流れが反対であったのかもしれぬ。

ここのサンゴはちょっと死んだものも見えるよう。

外洋側は状況も違うのであろう。

真ん中、お分かりになろうか。

長いひげ。

そう、イセエビ。

寄ってみる。

子供か。ちょっと小さいものである。

ハタの仲間。

和名はないようで、フォーサドルグルーパーと

いうよう。

四つある背中の黒い斑点が目印。

ハタというのは、ほんとうに種類が多い。

日本近海にもたくさんいる。

マハタ、アカハタ、クエ(アラ)、等々、

刺身にしても、煮ても、鍋にしてもうまい魚である。

モルディブにもいろんなものがたくさんいる。

スナッパーなんぞよりもうまいのではなかろうか。

おそらくモルディビアンは食べていると思うのだが

リゾートでも出してほしいではないか。

外洋側、深いところに、サメ発見。

背鰭にちょっと白い部分があるが、かなり遠いので

名前まではわからない。

背鰭に白い部分があるのは、ホワイトチップなどと呼ぶが、

それだけでも数種類ある。







つづく