浅草在住、断腸亭錠志の断腸亭料理日記はてな版です。(内容は本店と同じです。)

断腸亭料理日記本店



鮨・浅草まぐろ人・新仲見世通り店(本店)

4568号

5月25日(土)第一食

さて。

鮨を喰おう。

[浅草まぐろ人]、で、ある。

今日もよい天気。

最高気温25.8℃(12時24分)。
まあ、暑すぎない。

今日はどうであろうか。

雷門の立ち喰いは入れるか。

14時頃。

吾妻橋西詰の交差点までくると、
やはり、観光客でごった返している。
ほぼ外国人。

自転車を置いて、店の前。
外からのぞくと、一人くらいは入れそうか。

入って、一人、というと、ごめんなさい、とのこと。

しょうがない。
新仲の本店にまわる。

入ってみると、こちらも、かなりの埋まり具合だが、
カウンター手前が数席あいていた。

一番手前に掛ける。

どうであろうか、やはり3/4は外人観光客では
なかろうか。
ここも外人に有名になってきたか。
ただ、あまりうるさいのはいないよう。
立ち喰いよりは、気持ち高いから?。

そうである。昨日の昼。
蔵前の日高屋に入ったら、強力な観光客を見かけた。
アメリカ人らしい親子と見られる、巨漢のお父さんに
小学生らしい男の子。
どんなものか見ていると、二人で餃子四人前とラーメン、
スーパードライ中瓶。
男の子は使いずらそうに箸を持ち、ラーメン丼に
顔を付けている。麺を吸えないのであろう。
ちょっと頭の薄い巨漢親爺は手づかみで、なにも
つけない餃子をわっし、わっし、と、口に入れ、中瓶を
ラッパ飲み。これ、強烈、で、あろう。
思わず微笑んでしまった。西部の荒くれ者か!。
最近思うのだが、外人もほとんどは箸を持つように
なっているが、正しい箸の持ち方をしている者は
皆無である。まあ、私も人のことはあまり言えず、
きれいには持ててはいないが、中指を箸と箸の間に
挟むのが正式である。知っていようか。
どうせ箸を使うのなら、ここまで覚えてほしい。

閑話休題。[浅草まぐろ人]新仲本店であった。

ビールをもらって、いつも通り、白身といか、から。

右から、平目、すみいか、鯛。

ホワイトボードを見ていると、今日は、なんだか
白身が充実している。

白身を続けてみよう。

同じく、右から、すずき、かんぱち、しまあじ

かんぱちと、しまあじの違い。
今日は、メモったので、合っていると思うが。
皮をちょっと残すのが、しまあじ?。

さらに白身

右から、炙ったものだが、太刀魚、まごち、さより。

穴子は別として、にぎりで生を炙っただけというのは、
どうなのであろうか。ちょっと疑問に思っている。
酢飯に馴染まぬように思う。
まごちは、レアだが、ねっとりとした白身である。
さよりは、一般には光物だが味は限りなく白身に近かろう。

ビールを呑み終え、浅利の味噌汁と、お茶に。

やっと、光物。

光物、全部。
同じく右から、鯵、鰯、小肌、〆鯖。

そろそろ鰯がうまくなる季節であるが、
今日は、鯵が特にうまい。

白身をたくさん食べたので、そろそろ終盤。

かわり種もの二つ。
これは食べておきたい。

白魚軍艦と、ふぐ。

白魚はそろそろ終わりか。やはり生がうまい。
ふぐは、しっかりした噛み応えがよい。

そして、ここといえば、そう、まぐろ。

右、中とろと、上まぐろ(赤身)。
流石。
間違いなく、この二つは近海の生、で、あろう。
実に瑞々しい。

そして、最後。
いつも通り、鉄火巻

が、写真を撮り忘れてしまった。
嗚呼。

ともあれ。

以上。

かなりの腹一杯。

うまかった、うまかった。

ご馳走様でした。

勘定は、5,000円台。
やはり、こちらは、気持ち高い?。

絶対値とすれば、安くはないが、決して
高くはなかろう。

 

鮨・浅草まぐろ人

台東区浅草1-1-11
03-5828-5838

 

 

 

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