4419号
慶良間諸島渡嘉敷島、ケラマテラス。
明日出発で、今日は最終日。
朝飯を食べて、一応の荷造りと、ゴロゴロ。
昼は、阿波連ビーチ近くの、簡易食堂。
昨年もここに入った。
冷房はなし、一階にカウンターと簡単な日除けのある
だけの二階建ての屋上。
まぐろ丼850円也、沖縄そば900円也。
沖縄そばには、ラフテー(豚角煮)が入っているが
まぐろ丼よりも50円高い、というのが、おもしろい。
先にも書いたが、おそらくまぐろはここで
獲れる。従って、生まぐろ。
赤身だが、これがまずいわけがない。
東京で食べれば、1500円でも妥当であろう。
わさびじょうゆをかけまわして、食う。
みずみずしい、赤身のまぐろは、まさに
堪えられぬ。
ラフテーも前にも書いたが、沖縄のものは
私が作る脂が溶けかかったものよりも
食感が残っている。
やはり、こちらの方が沖縄流なのであろう。
ホテルに戻る。
これが、ケラマテラスのレセプション。
部屋に戻り、やっぱり昼寝。
家にいてもどうせ、ゴロゴロしているのは
同じなのだが、こういうところで、ゴロゴロするのとは
自ずと違うものではある。
ともあれ、同じところに、一週間近く泊まる、
というのは、よいものである。
まあ、ホテルにとっては、同じ料理はできれば
出さないようにしたいという、縛りが入るのであろうから
困った客かもしれぬが。
さて、ここでの最後の夕食。
最初は、これ。
やっぱり、重なっていない。
始めて見る料理。
品書きの名前は「ムルーのマース煮」。
マース煮は沖縄で定番の魚料理。
マースというのは、沖縄の言葉で、塩のこと。
つまり塩煮と。
マースに漢字をあてると、真潮となるよう。
だが、もう少し調べると、スーチカーで、塩漬け。
チカーは漬け、で、スー、だけで塩の意味になるよう。
マ、は接頭語。真水のような?。
沖縄方言というのか、沖縄の言葉は、かなり離れている
ように大和者からすると感じるのだが、言語学的には
日本語に入るよう。
語彙、文法が同じ、または、ほぼ同じなのであろう。
沖縄語のスーが、大和語のシオ、というのは、
語感としては、遠くはない、いや、近い。
ともあれ。
ムルーの和名は、マトフエフキ。
フエフキダイの仲間で、やはり温かい西太平洋、
インド洋にいる魚。
フエフキダイ類の中ではもっともうまい、と。
中央にのっているのは、青菜のようだが、
海藻、おそらくアーサー。
長ねぎ、島豆腐。
そのまま食べてみる。
塩煮というが、塩を感じるほどの塩味は
感じられない。例えば、海水よりも薄いのかも
しれない。
これは、しょうゆを掛ける。
あー、やっぱり。
うまい。
沖縄の人はこのまま食べるのであろうか。
さて、次、なのだが、またまた取り忘れてしまった。
盛り合わせの皿だったと思うのだが。
品書きの名前は「シルイチャーのお刺身、島らっきょの
塩漬け、海ぶどう」。
シルイチャーとは、あおりいか。
あおりいか刺し。こちらには多くいるのであろう。
この渡嘉敷のダイビングでもあおりいかの子供の群れを
ボートの上から見ることができた。
天ぷら盛り合わせ。
かぼちゃ、車海老、左手前の角切りはいか。
その背後は、島らっきょ。
このいかもあおりいかであろうか、肉厚。
ご飯と汁。
前にも出たが、いかすみジューシー、
アーサーと島豆腐の汁。
デザートは
抹茶アイス。
以上。
最後の朝飯。
スクランブルエッグ。
パイナップル入りヨーグルト。
ここまで。
会計をして、チェックアウト。
お世話になりました。
まったくもって、よい海でよい休日。
食事もうまかった。
世界に誇るべき、慶良間渡嘉敷の海を十二分に
堪能できた。
つづく
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