浅草在住、断腸亭錠志の断腸亭料理日記はてな版です。(内容は本店と同じです。)

断腸亭料理日記本店



真子鰈のムニエル

4085号

5月14日(土)夜

土曜日。
なにを食べよう。

特に展望があるわけではないが、
とりあえず、吉池にでも行こうか。
12時台、早めに行ってみる。

にぎり鮨でもよいか、と。
だが、きてみると、なかなかピンとくるものがない。

この前は小肌を〆た。
鯵、鯖、、、大きなもんごういかがあるが、
これは硬かろう。
まぐろはいつも通り、たくさんある。
まぐろ売り場ではないところに中落もあるが、
1000円を越えて、高い。

お、真子鰈!。
鮨はやめて、毎度お馴染み、ムニエルにしようか。

激安超特価などと書いてあるが、一枚一パック
400円台後半。
激安というほどではないと思うが、まあ相場よりは
安かろう。
これにしてみるか。

付け合わせは、ポテトリヨネーズにしようか。
じゃがいもはある。
ベーコン角切りというのか、ぶつ切りというのか、
を買えばよいか。
タイムはある。
そう、最近、タイムは苗を買ってベランダで
育っている。

帰宅。
これがタイム。

そして、真子鰈。
いつも通りの真子鰈である。
宮城産。

レシピもいつも通り、フレンチ谷シェフのもの。

真子鰈は鱗を取り、頭を落とし、
腹を出さねばならない。

先に頭を落とし、腹を出す。
そして、流しで水を出しながら、鱗取り。

真子鰈の表側には、細かいがびっしりと鱗が
付いている。丁寧に取る。

OK。

ポテトリヨネーズの準備。
じゃがいもはよく洗い、皮のままスライス。
レンジ加熱で下ごしらえをしておく。
玉ねぎもスライスしておく。

鰈は、先に塩をすり込んでおく。
小麦粉。今日は、強力粉。

指が濡れていると、触ったところの小麦粉が
取れてしまう。
よく手を拭いてから。

二枚同時に焼けないので、一枚ずつ。

たっぷりのオリーブオイル。
上から油を掛けながら、中火でしっかり焼く。

特に時間は計っていない。
勘で焼いても中が生、ということはなくなって
きている。

同時進行でポテトも。

フライパンにバターとレンジ加熱したポテト。

馴染んだら、玉ねぎとベーコン。
そして、タイム。

玉ねぎに火を通して、塩胡椒で仕上げておく。

鰈はひっくり返し、仕上げる。
もう一枚も同様。

皿に盛り付け。
上から冷凍してあった、パセリのみじん切りを
たっぷり。
ポテトリヨネーズも。

見たところ、わるくない。ビールを開けて、切る。

ポトトリヨネーズはよくできた。
いつも通り、うまい。

だが、鰈。
なんであろうか、これ。
いつも通り焼いたはず、なのに。

欠点は二つ。
一つは、油くさい。内儀(かみ)さんのものを
食べてみると、問題はない。内儀さんのものは
最初に焼いたもの。私のは二回戦目のもの。
この間に、残った油をそのままに、新しいものを
足して焼いた。
これがわるさをしているのだろう。
無精をするのではなかった。
このところ体調がもう一つ、というのもあるのかもしれぬ。
どうしても油が気になる。
連休をすぎたというのに、鼻炎がひどいのである。

もう一つ。身が柔らかい。写真を見てもわかるかもしれない。
ナイフを入れるだけで、崩れてしまう。
白身なので、そう堅いものではないが、柔らかすぎる。
海老、蟹でもあるが、時として柔らかい、グズグズ
なことがある。鮮度なのか、なんなのか。
ごく稀ではあるのだが。
むろん、生の魚を見ただけではトウシロウには
わからない。
だから、多少安かったのか?。かもしれぬが。
まあ、たまにこういうこともある。

 

 

 

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