浅草在住、断腸亭錠志の断腸亭料理日記はてな版です。(内容は本店と同じです。)

断腸亭料理日記本店



湯島天神下・麺屋・げんぞう、と、もう一つの〔元浅草砂場〕

dancyotei2011-06-19



今日は、ちょいと変則。近所の店、二軒。





6月13日(月)昼



午前中が、つくばで、午後から、市谷。



例によって、移動中に昼飯。



ラーメンが食べたいと思いつつ、
考えてみる。


湯島天神下で、少し話題になっており、
行こうと思っていけていなかった、ところ。
塩ラーメンが、看板という、げんぞう、という店。


しかしまあ、この界隈もどんどんと、
ラーメンやができるもの、で、ある。
やはり、天神下の大喜の、影響であろうか。


とにもかくにも、この界隈が地元の者としては、
うれしい限り、ではある。


大江戸線上野御徒町で降り、
春日通りを天神下方向に歩き、
天神下の交差点の一本手前の路地を左に入る。


この界隈、天神下のクラブ街。


さらに一本目を右。


右側。


元は、小料理屋かなにかだったのか、と、
思われる、小さな店。


入ると、想像通り、カウンターだけ。
若いご主人。


カウンターの先客は、初老の小父さんと、
若いお嬢さんの、二組。
(それぞれは、別。)


メニューは塩と担々麺。


二品しかないが、不思議な組み合わせ、で、はある。


塩の玉子入りにしてみようか。
入ってすぐ左の券売機で、買う。


しかし、蒸し暑い。


ネクタイは、朝からしていないが、
上着は手に持っており、暑い。


カウンターに座り、食券を出し、
扇子でパタパタ。


壁には、スープは、羅臼昆布を使っている、
と、書いてある。


ほどなく、出てくる。





細い麺。


なるほど、うまいスープ、で、ある。


だが、男の味覚では、多少物足りない、か。


夜は、場所柄か、深夜までやっているよう。
今度は、担々麺を食べにきてみようか。



文京区湯島3-35-3 中村ビル1F






6月15日(水)昼


今日は、ちょいとしたはずみで、
昼まで、家で仕事。


飯を食って、仕事に出る。


毎度、書いているが、ごく近所の小島町交番前の砂場
でミニかつ丼とざる、でも、よいのだが、
実は、もう一軒、この元浅草には
砂場の看板をあげる蕎麦やがある。


こちらは、春日通りと、左衛門橋通りの交差点。


もう一軒は、浅草通り沿い。


ちょっと、のぞいてみようか、と、思い立った。


きてみると、昼時とあって、近所のサラリーマンであろうか、
ほぼ満席。二階もあるようで、繁盛している。


あいていた一番奥に、相席で座る。


かつ丼はあるが、セットのようなものは、
ない。


そこで、天ざるに、してみる。





砂場、らしい、白い蕎麦。
濃いつゆで、むろん、下町風。
そばの盛りは、多めかもしれない。


天ぷらも、うまい。


が、まあ、町のうまい蕎麦や、と、
いったところであろう。



同じ元浅草という町名で、暖簾も同じ砂場。



関係があるのかないのか、
わからぬが、こちらも、よい蕎麦や、
では、ある。






台東区元浅草2丁目10−13
03-3844-6770