浅草在住、断腸亭錠志の断腸亭料理日記はてな版です。(内容は本店と同じです。)

断腸亭料理日記本店



仲御徒町・やきとん ま~ちゃん

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10月7日(日)夜

またまた、三連休、中日。

この秋は、どうも三連休が続く。

今日は、天気はよいが、気温があがった。
30℃を越えていたのではなかろうか。

幸い今回は少しずれて、日本海を通ったが、
この暑さは台風の影響。

こう暑いと、焼きとん。

仲御徒町の[ま~ちゃん]、で、ある。

休日は16時開店。

連休中日(なかび)で早くから呑もう。

16時半頃、自転車で店に向かう。
外出していた内儀(かみ)さんとは店で待ち合わせ。

開店時刻を少しすぎると、満席で入れぬこともあるが
きてみると、今日は二つぐらいはあるようである。

カウンター。
焼いている斜め前あたり。

まずは、シャリキンレモン。

キンミヤ焼酎をシャーベット状に凍らせたものと
レモン、炭酸。

最近はこれ一本槍。

氷が溶けて薄まる心配がない。

焼き物とすぐ出るものをばらばらと頼む。
焼き方の指定もできるが、私などが指定するのは
おこがましい。おまかせ。

つまみから。

塩らっきょ。

焼きとんやでは絶対に私は頼む。
東京の、特に下町の酒場にはほぼあるのではなかろうか。

甘酢ではなく塩。
これがうまい。

煮込み、玉子付き。

煮込み玉子付きで、ニコタマ

どこといわず、焼きとんやでは必ずあるし、
どこでも看板であり、すなわち味自慢。

個人的には、森下の[山利喜]のものに玉子、さらに
ガーリックトーストをつけるのが最高だと思っているが、
ここのものも、もちろん、うまい。

つまんでいると、焼き物登場。 レバから。

もちろん、豚レバである。
塩。

生ではないが、限りなく柔らかく焼いてある。
たれではなく塩。これが焼きとんやの矜持であろう。

いつも必ず頼む。

バラ、で、ある。
ちょっと甘めの味噌の塩梅が絶妙。

タン。

これも、塩。
これも焼き加減一つで、味が違ってこよう。
もちろん、焼かなければ食べられないが、
焼きすぎれば、ゴムのようになってしまう。

ナンコツ。

豚なのであろうが、どこのナンコツであろうか。

ここまでが一回戦。

シャリキンもお替り。
シロ。

大きめに切ったものを刺しているのはめずらしいのでは
なかろうか。
理由はよくわからぬが、うまい。

椎茸。

微かな塩味のみ。
だが、これがうまい。

こういうものをうまいと感じるようになったのは
年を食った証拠かもしれぬ。

そして、最後。

肉巻きトマト、チーズのせ、なのだが、悲しい哉、
写真を撮り忘れた。

酔っぱらっていたんだな。
(代わりに去年のもの。)

なぜか、いつもこれを最後に頼むことになっている。
ほかほかのトマトが、ばかうま。

これで終了。

お勘定は、一人3000円程度であったか。

ご馳走様でした。

おいしかったです。

やはり、ここ、かなりのレベルであろう。
なにが違うといって、おそらく一本一本の串への
神経の使い方。
そして、その上で味の設計があるということ。

近所にあるのは、僥倖である。

 

 

台東区台東4丁目6-1
TEL 03-3835-1758


水分増量・和牛100%・ハンバーグ

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10月4日(木)夜

今日はハンバーグを作ることにした。

先週、NHK「ガッテン!」 から水分を保持する細工をした
挽肉でそぼろを作ってみた。

その続きである。

番組ではハンバーグも作っておりこのレシピもあった。
これは牛100%。

帰り道、御徒町の吉池の地下の肉売り場に寄ってみる。

牛挽肉は、和牛という名前で100g、500円という
高いものしかない。
ここの牛肉はデパート級のよいものを揃えていた
のであった。

まあよいか。
どんなものか、買ってみよう。
2パック。

付け合わせににんじんのグラッセでも作ろうか。
にんじんを一本。

帰宅。

作る。

まずはにんじんのグラッセ
一本の半分程度。
皮をむき、一口程度に切る。
面取りなどは、めんどうなのでしない。

グラッセはレンジで調理。
丼に切ったにんじんを入れ、ポットのお湯、コンソメ
砂糖に、バター。

ラップをきっちりして、レンジの煮込みモードに。
うちのレンジは10年以上はたっているか、センサー
なのであろう、いかれいて、プログラムされている
モード機能が正しく働いていない。
だがまあ、一先ずボタンを押して調理開始。

挽肉の方。 200gなので水60cc、砂糖、塩それぞれ2g。
ハンバーグなのでナツメグに胡椒も振って混ぜる。

「ひき肉の粒をつぶさない(練らない)ように」
というのがなかなか難しいが、かき混ぜすぎないようには
心掛ける。

10分放置。

レンジが切れたのだが、案の定早い。
追加で2分。

途中で止めて、竹串を刺してみると火は通っている。
まあよさそう。そのまま置いておく。

10分経過。

フライパンを用意し、予熱開始。

挽肉を取って手のひらで形にする。
200gなので、ちょいと大きい。

真ん中をへこませて、フライパンへ。

強火で2分。

ん!。
割れてきた。

つなぎもなにも入れていないせいか、
大きいからか。

ひっくり返す。
割れが広がる。

ヘラで押し付けながら焼くが、一度割れたところは
修復はしないのか。

和牛だからか、出てくる脂の量が随分と多い。

2分。 レシピ通り、で、ある。

火を止め、ふたをして5分。

皿は少し前にステーキ用に買った鉄板の皿にしよう。
熱しておく。

5分。
ふたを取る。

火は通っているか。
よくわからぬが、鉄板に移す。

フライパンに残った脂に、ソースとケチャップを入れ
よく混ぜながら加熱。多少煮詰まったら、鉄板の
ハンバーグにかける。
にんじんのグラッセも添えて、出来上がり。

どうであろうか。

切ってみる。

ジューシーという感じではない。

食べてみる。

うん、うまい。
肉として、十分にうまい。

100g500円の和牛だから、うまくて当然?!。

ふんわりと仕上がってもいる。
水を足した「ガッテン!」効果があったのかどうか。

これもそぼろ同様、「ガッテン!」流下ごしらえをしたものと
していないものと同条件で調理して比べてみないと
はっきりしないと思われる。

うまい和牛100%のハンバーグはできたが
「ガッテン!」の下ごしらえレシピはちょいと
消化不良であろうか。

結局、思うのだが挽肉のパサパサ問題、というのは、
料理をする場合は、それを前提に調理をしてきた。
プロもおそらくそうであろう。長年に渡って。

つまり、パサパサにしないように、あるいは、パサパサに
なってもよいように調理をしているのである。
そこに、こうすれば水分を保って、ふんわりするでしょ、
といわれても、従来の調理勘(感)と簡単には調整が
つかないのである。
どんなものであろうか。


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鴨せいろ ヌキ

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10月3日(水)夜

だいぶ、涼しくなってきた。
なにを食べようか考えて、
鴨せいろ、もしくは、鴨のヌキに思い至った。

白状をすると、なかなか思いつかず、
10月の過去の日記を読み返して、発見した、
のではあった。

鴨せいろというのは、むろんのこと、
蕎麦のことで、鴨肉などをそばつゆに入れたもので
せいろのそばを手繰るというもの。

また、鴨南蛮というものもある。
こちらは、同じく鴨肉が入ったそばだが、
温かいもの。

これの、そばぬきが、鴨ヌキ、あるいは、鴨のヌキ、
という。

ヌキは酒の肴。
つまりこれで酒を呑む。

天のヌキ、天ヌキといえば、天ぷらそばのそばぬき。

天ヌキは私は、夏以外、浅草の並木の[藪蕎麦]で
酒を呑むときには、頼むことに決めているもの。

毎度書いているが、歌舞伎「雪暮夜入谷畦道
(ゆきのゆうべいりやのあぜみち)」

入谷そばやの場、菊五郎の粋な直侍。
江戸の男のそばやでの美学を詰め込んだ芝居である。
ここには「玉子のヌキ」というのも出てくる。
そばのかけつゆに生玉子を落としたものだと思うが
これも一度再現してみたことがあった。

ともあれ。
そばつゆに、脂・油のあるものを入れて煮たもので
酒を呑むというのは、私は気に入っている。

自分でやってみたのは、鶏肉、牛肉、豚肉。
このあたりは、問題なく成立し、うまい。

と、いうことで、今日は本家の鴨肉でやってみよう、
ということである。

ハナマサで凍った鴨肉。
隣のスーパーでねぎ、三つ葉、生そばを調達。
長ねぎは焼いて。三つ葉も薬味には欠かせない。

帰宅。

鴨が凍っているので、解凍に時間がかかる。
内儀(かみ)さんもいたので、夕飯は用意があった。

明日にするか。
鴨肉だけ解凍しておこう。

鴨肉は、脂身をそばつゆで煮出すのと、叩いて団子にする。
それから、中は半生にして焼いたもの。 この三つ。
解凍が終わったら、一枚焼くだけ焼いておこう。

これはもも肉であろうか、大きな脂身だけ切り離して、
魚を焼くグリルで表裏焦げ目を付ける。
鴨肉というのは、火を通せば縮む。どんどん縮んで堅くなる。
半生に仕上げるのが鉄則であろう。
ここまでして、ラップに包んで、冷蔵庫に入れておく。

さて、翌日。
焼いたもの。

よい感じではなかろうか。

切っておく。中は赤味が残っている。OK!。

もう一枚、生のもの。

団子にする分だけ、切って、叩く。

長ねぎを5cm程度に切って、同時進行で
ガスのグリルで焼く。

鍋に脂身。脂が出やすいように細かく切った。

脂は炒めて脂を出し、つゆ(桃屋)と水を入れる。

鍋に叩いた鴨肉を丸めて落とす。
つくね団子を入れるのは具、という意味もあるが、
より鴨の出汁が出る。

ねぎは焦げ目がつくまで。

三つ葉も洗って切っておく。
鴨肉団子に火が通ればOK。
焼いた鴨肉、焼いたねぎ、三つ葉は最後に入れる。

鴨のヌキの出来上がり。

ビールを開けて、食べる。

焼いた鴨も半生に仕上げたのでちょうどよい。

鴨肉団子も適当に粗挽きで、よい食感。
味も上々。

脂もよく出ているので、風味もよい。
鴨の脂というのは、大量に出てつゆの表面がギトッと
して見えるが、不飽和脂肪酸ということで身体には
わるくないようである。

焼ねぎもGood。

鴨は合鴨で国産の高価なものではないが十分にうまい。

酒の肴としては、鴨のヌキ、なかなかなもの
ではあろう。

生そばを茹でて、せいろに盛り付け。

残ったつゆで、たぐる。

これもまた、格別。
まさに、堪えられないうまさ。

満足、で、ある。






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ポークジンジャー

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9月30日(日)夜

さて。

日曜日、夜。

なぜであろうか、しばらく前からポークジンジャー、
豚の生姜焼きが食べたかった。
時として、食べたくなるものではある。

作っていなかったのは、キャベツが高かったから。

とんかつにもキャベツの千切りは不可欠であるが、
豚生姜焼きにもなくてはならない。

今年は猛暑の影響で葉物野菜が全般的に高く、
キャベツは一つ、少し前には300円を超えていたか。

それがこのところやっと200円を切ってきた。

午後。接近する台風の影響で雨が降りだしてきそうである。

レインコート持参で自転車で出る。
最近、自転車での傘差し片手運転は、やめている。
こんなことでお巡りさんに止められるのは癪にさわる
であろう。

佐竹商店街のスーパーでキャベツと豚ロース厚切り、
それから生姜も購入。
キャベツは半分。

帰宅。

まだ夜には間があるが、キャベツを切りはじめる。
水に漬けておく時間を考えてのことではある。

半分のキャベツを半分に切って千切り。
できるだけ薄く、細く切ることを心掛ける。

芯や太い筋の部分は仕方ない。
ただ、そういう部分もできるだけ薄く切ることを
目指す。

以前はできるだけ薄い、細いものがよいと思っていた。

例えば、上野、浅草界隈のとんかつや。
毎度書いているが、発祥の地などと呼ばれているが
とんかつやの数はかなり多い。
有名店のキャベツは芸術的に細く切られている。
確か、惜しまれながらも閉店してしまった上野の
[双葉]などは、それこそ髪の毛よりもずっと細く、
綿(わた)のようであった。

家の内儀さんなどに切らせると幅が5mm近いものも
あったりするがさすがにそこまで太いものはいけない。

だが最近思うのは、綿と形容できるほど細いと、
もはやキャベツを食べている気がしなくなるということ。
まあ、1mm程度。限度は2mm程度。
このくらいがちょうどよくキャベツらしさも感じられると
思うのである。

ともあれ。

1/4個分を切って、水に漬けておく。

1時間以上は漬けておきたい。

その後は、水を切って冷蔵庫へ。

豚ロース。

ちょっと厚めのとんかつ用。
やはり生姜焼きは厚めがうまかろう。

たれの準備。
生姜を洗って皮ごとたっぷりとおろす。
ボールにしょうゆ、酒、おろした生姜を合わせておく。
たれはキャベツにもかけたいので、多少多めに。

さて、肉。
よく筋を切る、などというが、これは熱が入り、
肉が反(そ)るの防ぐのが目的であろう。
この、反るメカニズムは、脂身と赤身の収縮率の違いによるもの
であろう。脂身の方が、赤身よりも収縮率が高い。
それで、脂身に収縮してもよいように切り込みを入れておく、
という表現が正しいのではなかろうか。

脂身の部分数か所に表裏と包丁目を入れる。

両面に軽く塩胡椒。

さらに両面に小麦粉をまぶす。

フライパンを熱し、肉を投入。

肉が厚いので火が通るのに多少時間がかかる。

表裏を焼き、熱が入ったのを見極めて、たれも投入。

軽く煮詰める。

キャベツを皿に盛り付け、マヨネーズを脇に添える。
これはキャベツ用。

焼きあがった肉も盛り付け、出来上がり。
キャベツにもたれをかけるのを忘れないように。

ビールを開けて、食べる。

そこそこうまい、生姜焼きにはなったであろう。
キャベツもマヨネーズ+生姜じょうゆの混じったものが
また、うまい。

さて。
焼いているときから気になってはいたのだけれど、
肉の表面。

小麦粉を振っているのは、ムニエルのように
衣として表面を焼き固める、という意図よりも
たれにとろみをつける。または、たれを絡みやすくさせる、
といったあたりであろう。

肉が厚いのでたれを入れる前の焼く時間がどうしても
長くなってしまう。つまり、小麦粉が焼き固まってしまっている
のである。
これは多少、意図から外れている気がしているような
気もするのである。

かなり微妙なところではあるが。
弱火で焼くのも違っていようし、、、。
完全に火が通る前にたれを入れてしまっても
よいようにも思われる。

ともあれ。3枚も食べれば、大満足、で、ある。






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上野ラーメン二題・青葉、麺屋武蔵 武骨相傳

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ちょいと半端なので、このところ食べた
ラーメンを二つ。

御徒町[青葉]から。

9月24日(月)秋分の日

上野、御徒町界隈ラーメンやも多い。
かなりの数の店に入っているが、すべての店、というわけでは
ない。その前提だが、安心できるのは上野中通りから西に
入った[ひむろ]。

新しい店ではなく、むしろ古い。
北海道発のとんこつ味噌として、私は長年のファンである。
おろしにんにくと、一味を入れて食べる。
15年、20年も前か、濃厚な味噌味のとんこつというのは、
おそらく初めてであったのではなかろうか。
登場当初はかなりエポックメイキングで
あったと個人的には思っている。

そしてもう一軒が御徒町ラーメン横丁の[青葉]。

言わずと知れた中野が本店の元祖魚介系といってよいか。
煮干しなどの魚介系で、今ではもっともっとツワモノがあり、
まったくおとなしいものに感じるが、登場当初は
「猫まっしぐら」なんと表現する人もいたぐらいで
魚の風味が強く感じ、慣れないうちは私なども抵抗感があった。

いやまったく、味覚の変化、慣れというのは、
おもしろいものである。
今では定番の安心できる味になっている。

昼下がり、自転車で出かけたついでに腹が減ったので
寄ってみた。

きてみると、こだわりつけめん「鴨せいろ風」
950円、なるものがあった。

ここで新しいメニューは珍しいのではなかろうか。
食べてみよう。

カウンターに座って待つこと数分、出てきたのは
こんな感じ。

麺はなにか粒々の色の濃い部分がある。
全粒粉といったもの?。

つけ汁の方をアップ。

ちょっとわかりずらいが、表面に脂(油?)の膜、半分に切った煮玉子。
背脂であろうか、細かく切った脂身も浮いている。
他にチャーシューも切って入っている。

なにが鴨せいろ風なのか、脂身を煮出しているということか。

味としては、むろんわるくはない。
ただ、元来がここのつゆはこってりではないので
これもそこまで濃いものではない。

麺も見た目が違うので粉が違うのであろうとわかるが、
味としてどう違うのかまでは、よくわからない。

だがまあ、全体としてはバランスが取れたうまいつけ麺
ではあろう。だがこれでこだわり代950円は、どうなのか、
という気もしてくる。

台東区上野5-10?14
03-5812-2254

さて、もう一つ。

9月30日(日)昼

麺屋武蔵 武骨相傳]。

やはり午後、自転車で探索中、腹が減って入ってみた。

上野御徒町界隈には[麺屋武蔵]系は二軒ある。
上野駅前のガード下、少し入ったところ。
もう一軒はもう少し南の昭和通りに近いところ。
麺屋武蔵 武骨]。
こちらの方が古いのか。今も思い出したように年になん回かは
入っている。

ガード下の方は今回が初めて。

外の看板からまず驚き。
「つけ麺同料金」。スープもお替わり可で、いわば食べ放題。
はは~ん、こんな店であったのか。

入って券売機。ラーメンもつけ麺も880円で同じ。
高価格設定は食べ放題だからということなのであろう。

さすがにそんな無謀なことはしない。
同じ値段だが、ノーマルなラーメン。

カウンターに座ると、皆、つけ麺で山盛りの麺を
ズルズルと頬ばっている。
チャーシューも大きいようで、ちょいとした二郎系のよう。

きた。

ノーマルなラーメン。
スープは麺屋武蔵らしく、かなりの濃厚。
基本、この系列はガッツリ系、なのである。

麺も太麺。
あわせて、なかなかうまい一杯ではある。

大きなチャーシュー。
これは、ちょいとハムのような味。
スチームコンベクション調理としているが、
人工的というのが、大量生産されたものといった
感じであろうか。(調理の手間を省いているということか。)
二郎の「肉」よりもよいかもしれぬが。

なるほどー。
こういう店であったか。 完全に私などお呼びではなかった。

元々そうではあるが、この年齢になればなおさら、
縁がないのだなぁ。

台東区上野6-11-15
03-6803-0634




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スパゲティー・カルボナーラ

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9月30日(日)第一食

日曜日。

冷蔵庫に、内儀(かみ)さんが買ったものだが
ブロックのベーコンがあった。

カルボナーラにはスライスよりも
ブロックを切ったものの方がそれらしい。

生クリームはないのだが、
スパゲティー・カルボナーラ
作ろうか。

生クリームがなくともカルボナーラは十分成立する。

いや、むしろ入れない方が普通かもしれぬ。

そこで、今日はちょっと私としては新しい試み。

カルボナーラは今まで、白身も込みの全卵を使ってきたが、
卵黄のみで作ってみようか。
どんなことになるのか。

パスタを茹でるための湯を沸かしておく。

ベーコンを切る。

玉子を二個割って、黄身と白身を分け、
黄身のみにし、お椀に入れる。

ここにパルメザンチーズ。
といっても、本物ではなくクラフトのお馴染みのものだが、
たっぷりと加え合わせる。

後でもよいのだが、ここに黒胡椒をあらかじめミルで
挽き入れておく。

大鍋に沸かして湯に塩を一つまみ入れ、
スパゲティーを茹で始める。

スパゲティーといいつつ、袋をよく見たら、もう少し細い
スパゲティーニであった。
まあ、よろしかろう。

フライパンを熱し、ベーコンを炒める。
このベーコンに脂が少ないのでバターを入れようか。
こんがりと。

パスタの茹で上がりを待つ。

いわゆるアルデンテまで。

OK。

フライパンにパスタを移す。

お椀の卵黄、粉チーズ、黒胡椒のミックスを
投入。

ん!。 固まってる。

白身を入れないとこんなことになるのか。

パスタの茹で汁を入れて溶けばよかろう。
入れすぎでもだいなしになりそうである。
大さじで少しずつ加え、よく混ぜて、ゆるめる。

段々によい感じになってくる。

卵黄を茹で汁で溶いているという感じになる。
熱も適当に入るようである。

ちょうどよいクリーム状になったところで終了。
黒胡椒を最後にもう一回ミルで挽きながら、入れる。

カルボナーラは黒胡椒をたっぷり入れるのがうまい。

皿に盛り付け。

ふむふむ、ソースはクリーム状で
それらしいものができた。

これ、もしかすると白身を入れるよりも
簡単なのではなかろうか。

結局、白身の代わりに茹で汁を使ってソース状にしている
わけである。

出来上がりの味としては、白身を入れるものよりも
気持ち濃厚にはなろうか。
ただ、大幅には変わらない。

私の場合、もう30年くらいは、白身を分けない
全卵をよく溶いて、使ってきた。

これは、けっこう難しい。
白身も含めて、トロッとしたクリーム状の
半熟にしなければならない。
相手が玉子なので熱が入りすぎると、すぐに固まってしまう。
これを熱伝導のよいフライパン上で行わなければならない。
すべてを合わせて、フライパンの上で、火をつけたり
消したり、ガス台から外したりし、フライパン表面の
温度を調節しながら、トロっを目指すわけである。
まあ、慣れてしまったので、まず失敗はしなくなっている。

今回の卵黄のみだと今度は入れる茹で汁の量が
ポイントであろう。入れすぎるとベチョベチョにものに
なってしまう。

だが、初めてやってみて私が加減できたのだし、
微妙な火加減をしなければならない全卵よりも
失敗はやはり卵黄のみの方が少なさそうである。

さて、どんなものか。



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牛肉そぼろ

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9月23日(日)夜

そぼろご飯が食べたくなった。

豚はあまりやらない。
牛か、鶏。

子供の味覚なのか。
好物といってよろしい。

弁当、駅弁などにもよくあるが
安心できるメニューである。

そうである。

今週のNHKの「ガッテン!」
ご覧になった方もおられるかもしれぬ。
テーマは挽き肉であった。

挽き肉というのは熱をかけると
他の切り方の肉よりも水分が抜ける
量が多いという。

なるほど、そんなものか。

どうするかというと、
料理前に塩、砂糖、水を加えて混ぜ、
10分程度置く。

これで、加熱をしても水分がキープされる
というのである。

いずれ「ガッテン!」のこと
番組でもサイエンティフィックなメカニズムの
説明はされていた。

量は挽き肉100gに対して、塩、砂糖ともに1gほど、
水は大さじ1とわずか。

糖分自体が持つ保水力と塩分が膜のような働きをして
水分が抜けるのを防ぐことができるとのこと。
(ざっくりした説明で素人の私には今一つピンとこなかったが、
これ以上詳しいメカニズムは説明されていなかった。)

やってみようか。

白飯がないので、浸水して炊く。

ちょうどそぼろのレシピも番組のページに
あった。

肉はなにがよかろう。

番組レシピは豚であるが、さすがに豚はなかろう。

鶏で、、もよいが牛がうまいか。
牛だ。

牛挽き肉を買いに出る。

下拵え。

ボールに「ガッテン!」のレシピ通り挽き肉100gに
対して、水大さじ2、砂糖小さじ1、しょうゆ小さじ2を
合わせ、10分置く。

合わせる時に、挽き肉の粒をつぶさないようにとのこと。

10分経過。置きすぎもよくないようである。

フライパンを熱する。

熱くなったところで、下拵えをした挽き肉投入。

最初はフライパンに広げ、1分間強火で加熱、とのこと。

これ、なんのおまじないなのか。

挽き肉の粒の表面を焼き固めるということか。

1分置いて、味の調整のため、砂糖、しょうゆ、
下拵えのしょうゆは濃口であったが、ここは
たまりを加える。

目的は味付けを濃いめにするのと
たまりは、独特の風味を加えたいから。

強火で煮詰める。

時間をかけるほどせっかくの水分が抜けていくようにも
思うので、ある程度でやめる。

味見。

ちょいと濃いが、まあよいか。

炊きあがった飯を飯茶碗に盛り、
そぼろをのせ、卵黄をのせる。
これがポイント、、、だが、、、

あ!。 割れてしまった。

こればかりは、リカバーがきかない。
しょうがない。

どうであろうか。

ふんわりしっとり?。

うーん。 そんな気もするし、変わらない気もするし。

下拵え有り無しで、食べ比べでも
しなければ、よくわからぬか。

ただ、そぼろの飯とすれば、うまいものが
できた。

しかし、難しいものである。

なにがといって、肉のそぼろというもの、私なども
以前から作っており、料理方法は決まっている。

今日は酒を入れなかったが、酒、砂糖、
濃口とたまりのしょうゆを入れ、煮詰める。

これにガッテン流の下拵えを合わせたわけだが
後で、たまりを加えるなどちょっと中途半端な
作り方になってしまった。

最初にたまりも入れておけばよかったか。

そして、酒はどうなのか。
水のかわりに酒を入れたらどうなのか、
科学的なメカニズム上は?。
わからぬ、か。

今度は、最初に全部合わせてやってみるか。


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