浅草在住、断腸亭錠志の断腸亭料理日記はてな版です。(内容は本店と同じです。)

断腸亭料理日記本店



国産牛ヒレステーキ

4499号

2月4日(日)夜

さて、肉、で、ある。

ステーキ。

お馴染みの、日山。

前回は、黒毛和牛のヒレであったが、
今回は、国産牛で、ちょっと小さいので二枚
買ってきた。
買ったのは昨日。
浅草松屋

付け合わせは、なめこ
昨日書いた、第一食、赤だしに使ったもの。
なめこといっても、ぬめりのないもの。

にんにくを入れてソテーにしたらどうかと
考えた。

にんにくを細かく切って、オリーブオイルで香りを出す。
これだけではちょっと寂しいか。
ソーセージを小口切りに薄く切って、入れてみる。

なめこは比較的よく火を通す。
きのこ類は、焦げ目が入る程度まで火を通した方が
うまみが出る、と、聞く。

味付けは、塩胡椒に、バルサミコを入れてみる。
しょうゆでも、と思ったが、ドンピシャの和風に
なってしまう。
むろん合うだろうが、おもしろくない。

バルサミコ酢としょうゆ、というのは意外に
近いのではないかと思っているのである。
バルサミコの酸味を飛ばせば、うまみが残る。
これがしょうゆに近いのでは、と。
ついでだが、中国の黒酢、香酢もバルサミコ
かなり近いのではなかろうか。
原料は片やぶどうで片や米だが、色も似ているし
うまみが濃いのも同じ。
水餃子にはバルサミコもよく合う。

こんな感じ。

ちょいと味見をすると、なかなかよさそう。

肉。

100g1500円で、2枚合わせて220gほど。

例によって、個体識別番号があるので、調べてみる。
2歳2か月の雌。
だいたい2歳程度が多いようである。
母牛は交雑種(肉専用種X乳用種)。
島根県浜田市生まれ、同じく益田市で成長。
だから、なんだ、ということもないのだが。

ここから焼く、のだが、今日はなぜか写真を
撮り忘れていた。
まあ、いつも同じなのだが。

肉は冷蔵庫から出し、常温に2~3時間置いておく。

肉には、先に塩と白胡椒パウダーを振っておく。

フライパンにたっぷりのオリーブオイル。

熱して、肉2枚を投入。

強火。

例によって、大きなスプーンを用意。

油を肉の上から全体に掛ける。
先のガーリックチキンと同様。

段々に表面の色が変わってくる。

下側がよい色になってきたら、ひっくり返す。

ひっくり返した側も上から引き続き、油をかける。

反対側もよい色まで焼く。

この間ずっと強火のまま。

両面よい色まで焼いたら、菜箸で鍋肌から浮かせて
休ませる。

皿へ。
ステーキには、黒胡椒をミルで挽きまぶす。

なめこのソテーには、ちょっと彩りにと思い、
乾燥のパセリを振る。

出来上がり。

ビールを開けて、食べる。

切る。

なかなかよい色に焼けたのではなかろうか。

赤身でうまい。
ヒレなので、もちろん柔らか。

そして、なめこのソテー。
バルサミコは大成功。
酢はとばしてあるが、ほんのり酸味。
これ、かなりうまい。

今日は、成功。

 

 

 

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