浅草在住、断腸亭錠志の断腸亭料理日記はてな版です。(内容は本店と同じです。)

断腸亭料理日記本店



浅草そば尾張屋/蒙古タンメン中本御徒町

今日は対照的なもの(?)二つ。

4441号

10月31日(火)第一食

今日もよい天気。
東京の最高気温は、11:53で20.9℃。
すごしやすい日が続いている。

10月は鼻炎とアトピーのアレルギーがひどかった。
イネ科なのか、花粉が細かくなり肺に入るとも
TVで言っていた。
かなりきつい一か月であった。
お分かりの方もあるかもしれぬ。
まったく、困ったものである。
特に、私の場合は鼻炎から副鼻腔炎になり
こうなると頭が重い毎日。
もちろん、アレルギーと副鼻腔炎の薬は
欠かせない。

11月に入って、多少安定してほしいもの、
で、は、ある。

さて、今日はなにを食べよう。

なにかご飯もの。

先日、休みで入れなかった浅草のそばや[尾張屋]で

天丼にしようか。

あそこは、やはり時分時(じぶんどき)は
外した方がよい。
ウイークデーでも混むだろう。

15時をすぎて、家を出る。
毎度の通り、自転車。

暖簾を分けて入ると、それでもそこそこ
埋まっている。

出入り口近くの小さな二人掛けのテーブル。
例の、左側の荷風先生の席は埋まっていた。

掛けて、お姐さんに、上天丼、と伝える。

なぜであろうか、ここはそばやで、そばもまっとうだし
肴もうまいだが、天丼も看板、なのである。

天丼は、上と並。
上、3500円。並、2500円。
もちろん、天ぷらそば、天せいろもある。
これらから、丼になったのか。
最初からあったのか。

きた。

丼といっているが、上はお重。
天重である。
見た通り、ふたから尻尾を出している。

開ける。
https://www.dancyotei.com/2023/nov/owariya2.jpg

お新香に吸い物付き。

こんな巨大なものだが、車海老系の海老だと思われる。

江戸前の濃い甘辛のつゆ。

お重を持って、掻っ込む。

今はもう少なくなったが、その昔、東京では
主にかき揚げだが、大きな天ぷらが流行した。
特に、厚みをできるだけ大きくすることを
競った。
この巨大な海老天は、そういった天ぷら巨大化の
中で、生まれてきたもの、なのであろう。

うまかった。
ご馳走様でした。


台東区浅草1-7-1
03-3845-4500


11月2日(木)第一食

蒙古タンメン中本]御徒町

たまにあるのだが、二日酔い。
今日はちょっと酷い。

昨夜は、寝る前にウイスキー
呑みすぎてしまった。
最近、シングルモルトのスコッチが切れたので
新しいものを買ってきた。
サントリーの輸入で呑みやすかった。

ともあれ、頭が痛いちょっと酷め。
放っておくと、一日寝ていそう。

これではいけない。

こんな時には、辛い汁物。
辛ラーメン、担々麺、酸辣湯麺、、、、

激辛。
まあ、このところ酷い二日酔いもないので、
あまり食べないのだが、、どこか?、で、
思い付いたのが、表題ご存知[蒙古タンメン]。
御徒町ラーメン横丁にある。
書いている通り、こういった激辛ものを
まず食べない。辛いもの好きを自慢する人が
いるが、まったく理解できない。
蒙古タンメン]自体も、話題になり始めた頃、
20年以上前であったろうか、新宿で一、二度
行った切り、近付いたことはなかった。

御徒町も店前は毎日のように通るが、
ウイークデーでも昼も夜も、常時行列。
むろん入ったことはなかった。

やっぱり時刻を外して、14:30頃。
それでも二人ほど外に待っていた。

少し待って、中の券売機でノーマルな蒙古タンメン
カウンターがほどなくあいて、座れた。
まあ、回転は速い。

きた。

ノーマルな蒙古タンメン

麺は腰強めの太麺。辛いのは、この麻婆豆腐。
スープは味噌。
これでも、十分激辛であろう。

ただやっぱり、二日酔いにはぴったり。
汗だく。
さすがにスープは飲み干せぬが、ちょうど
よかった。
ご馳走様でした。


蒙古タンメン中本

台東区上野5-10-14 ラーメン横丁
03-5688-1233

 

 

 

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