1月15日(火)夜
雪の朝。
東京だと、よい天気で暖かくなることが多いと思うのだが、
今日は日は出てはいたが、寒かった。
道路に積もった雪も、まだそのまま。
近年にないもの、で、ある。
夜、オフィスから駅に向かいながら、なにを食べようか、
考える。
もちろん、温かいもの。
思い浮かんだのは、豚汁。
この前いった、上野のとんかつやの井泉のものを思い出した、
のであった。
さて、豚汁。
これ、ブタ汁なのか、トン汁なのか。
まあ、どちらでもよいのだが、こんな寒い日には、
うまいもんである。
なにを入れるか。
まず、芋。
じゃがいもでもよいのだが、里芋。
それから、牛蒡(ごぼう)。
このあたりは、欠かせなかろう。
冬は根菜。
あとは、五分切りのねぎ。
豆腐。
とりあえず、こんなところでよいか。
元浅草のハナマサで、ねぎはあるので、里芋、牛蒡、豆腐、
豚肉は、こま切れを買う。
帰宅。
里芋、牛蒡をたわしで洗う。
どちらも、洗っただけで、皮はむかない。
牛蒡は小口切り、里芋は1cm弱の厚み。
里芋、牛蒡に火を通すには時間がかかるので、圧力鍋。
鍋に切った、牛蒡、里芋、豚こま切れを入れ、水をひたひた。
ふたをして、点火。
加熱、加圧。
圧が上がったら、弱火。
そのまま5分。
あとは、火を止めて、放置。
30分後、圧が下がっているのを確認して、ふたを開ける。
牛蒡、里芋には火は通っているが、気持ち時間が長かったか。
豚肉がちょいと、ホロッとしている。
圧力鍋を使う場合、肉は気を付けなければいけない。
時間をかけすぎると、缶詰やレトルトの肉のようなものに
なってしまう。
まあ、ぎりぎりセーフ、か。
ねぎは、泥ねぎを買って、ベランダに置いてある。
1本半ほど五分切り。
豆腐は1丁、賽の目に切って入れる。
ねぎに火が通ったら、味噌を溶く。
味噌は普通の信州味噌。
OK。
具を中心に丼に盛り付け。
牛蒡もうまいし、里芋もうまい。
冬はやはり根菜。
暮れから、葉物野菜が高騰している。
キャベツなどは、一時は100円ちょいであったが、
今は、250円ほどしている。
寒さのせいである、ともいう。
高い時に、無理をして食べなくともよいではないか。
根菜でよい。
どうしても、緑の物を食べたければ、
輸入物もあるし、豆苗だったり、いわゆる
植物工場製のものも、少なからず出回っている。
また、豚汁、というのは、豚肉の脂と味噌というのが、
また合って、絶妙にうまい。
身体も温まる。
うまかった。