浅草在住、断腸亭錠志の断腸亭料理日記はてな版です。(内容は本店と同じです。)

断腸亭料理日記本店



蔵前・ハンバーガー・マクリーン

dancyotei2017-06-20

6月17日(土)第二食

午後、腹が減って、ふと思い出した、

厩橋西詰にある、ハンバーガーショップ

行ってみることにした。

名前は[マクリーン]という。

元浅草の拙亭から真っ直ぐに東に行くと、

厩橋で、自転車で6〜7分であろうか。

少し前からここにあることは知っていたし、

行列になっているのも目にしていた。

なにかのTVで紹介されていたのも視た。

それも、今、お洒落な街・蔵前、

というキャッチコピーとともに。

ゴールデンウイークに企画した、ラーメンツアーで

行った国際通り沿いの[ラーメン改]

これとともにちょっと書いたが、この並びにも

そのお洒落系の店がいくつかあった。

オリジナルのノートが作れる[カキモリ]

精華公園脇のビルにある[ダンデライオン・

チョコレート ファクトリー&カフェ]


どちらもまだ私は、足を踏み入れてはいないが。

ちょっと地図に落としてみた。

断腸亭が行っているところも入れてみた。

これはオレンジ。

それ以外に、いくつかあるホテル?ホステル?

カフェ、そんなものも見かけるので落としてみた。

外国人向けから始まっているのかもしれぬが

今は、お洒落なカフェとともに雑貨なども

売っていたり、、、?。

これも私、断腸亭は入ったことはない。

このあたりが、お洒落になってきた先駆け

だったのではなかろうか。

皆、5年は経っていないのではなかろうか。

近所に住んでいるものにとっては、

正直のところ、戸惑いのようなものも

少なからずある。

ついでなので、アド街でやっていたので、

隣の我が、鳥越氏子町域も書いてしまおう。

「モノマチ」というイベントを聞かれたことがある方は

あろうか。

元々は、旧小島小学校にある「台東デザイナーズビレッジ」

あたりが始まりなのか。

鳥越祭の中でも書いたのだが、この界隈、

金属細工の錺もの、木工の木地師、木彫りの木彫師、

漆塗りの塗師、あるいは袋物、皮革加工、、

このあたりの職人が歴史的に集まっていた。

そして、戦後は御徒町の宝石ディーラーと結びついて

宝飾品の加工なども加わっていると聞く。

こういった歴史的背景に台東区が目を付け、

廃校になった小学校に「ファッション・ザッカ・

デザイン起業支援」という旗を掲げ拠点を設けた。

そんなことなのか。

また、前にも書いているが、鳥越界隈が職人の町

とすれば蔵前、浅草橋は問屋の町であった。

駒形にバンダイや、エポック社もあるが、玩具、

それから文具関係の町であった。

先の「モノマチ」というイベントは

昔からある工房や新しい工房がワークショップを

開いたり、即売をしたりするもの。

先日も開かれたが、多くの人が訪れている。

それも若い人が。

若い人が集まり、活性化していくというのは、

むろん大歓迎。

鳥越祭のような伝統も継続するのもむろん

必要だが、リノベーションすることも

むろん必要。

多少の戸惑いはあり、また、私自身の趣味とは

多少方向が違うのは確かであるが、よいではないか。

拙亭そばのお洒落な工房の社長も、鳥越祭では

町会睦の代表も務められていた。

現代に生きて、現代で仕事をしていれば、

当然の姿である。

皆に落語好きになれ、といっても無理な話である。

そういう私自身も、まったく違う顔をして、

サラリーマンをしているではないか。

ほとんど、与太話になってしまった。

その、厩橋西詰のハンバーガーショップ

[マクリーン]。

正確には、ここは春日通りの北なので、

蔵前ではなく、駒形。

人がこなければこんなかっこいい店を作っても

淋しいだけ。

売り切れ、と店先に出ていたが、一つだけなら、

というので、ノーマルなハンバーガーを

もらってきた。1,000円也。







粗挽きで、肉の存在感が、なかなかよい。

この店、今はまだ狭いが、もっと大きくして、

出前もしてくれないだろうか。

是非、お願いしたい。

ともあれ、この界隈。

もっともっと、いろんな人がきて、

いろんなことがおきてくれば、もっと面白かろう。

私もまた、落語会やろうか。




マクリーン

台東区駒形2丁目2?10

03-6802-8232