浅草在住、断腸亭錠志の断腸亭料理日記はてな版です。(内容は本店と同じです。)

断腸亭料理日記本店



断腸亭パリへいく。 その6

dancyotei2013-05-12


4月29日(月)




先週に引き続き「断腸亭パリへいく。」二日目。


昨日は初日で、パリ市内のお上りさん的観光地、
凱旋門エッフェル塔セーヌ川クルーズ、ノートルダム寺院
さらに、お洒落なマレ地区とまわってみた。





より大きな地図で 断腸亭料理日記パリへ行く(5) Musee du Louvre〜 を表示




予告通り、今日はルーブル
朝は、昨日同様、6時頃に起きてしまった。


ルーブルというのはおそろしく混むというので、
朝一で行きたい。


そうはいっても、オープンは9時。
7時からホテルの朝飯をゆっくり食べる。


ルーブルへはホテルのあるOperaからは歩けそうなのだが、
念のため(?)メトロに乗る。


7号線で2駅。


駅はPalais Royal - Musee du Louvre。
(パレ・ロワイヤル-ルーブル美術館駅)


地上に上がると、目の前がルーブル





アーチをくぐると、中庭。


映像でなん度も見ていた、ガラスのピラミッドがある。






ここが入口らしい。



切符のある人とない人で列が分かれており、
ない人の列に着く。


そこそこ長いのだが、流れているのでそうはかからなそう。


10分、15分かかったか、中に入れた。


中に入ると、入口は地下。
エスカレーターを降りる。


ホールのように広い場所。
もう既に人であふれている。


チケット売り場と展示場内への入口はいくつもあり、どこでもよさそう。


チケットとオーディオガイドを借りる。
このガイドはなんとニンテンドー3DS


今自分が館内のどこにいるのかを確認できたり、
展示物を3Dで確認できることが売りのよう。


恐るべし、ジャパニーズテクノロジーマーケティング力(?!)。
こんなところにも進出していたか。
いや、むしろ、電子機器は韓国勢に押されている昨今、
希少な例として大喜びすべきことか。


私自身、3DSは使ったこともなく、操作方法に馴染みはないので
いろんな機能があって、かえって面倒な感じ。


さて。


見学の方針、で、ある。


聞いていたのは、ルーブルというのはとにかく、でかい。
見なきゃいけないものだけ、効率よく回らねばいいけない、
ということ。


一応、俄か勉強で前日、ホームページなどでチェックはしておいた。


こちらへきて、日本語のパンフレットをもらったが、
ここにも重要アイテムがジャンル毎にフューチャーされている。


一般には、1.サモトラケのニケ、2.モナリザ、3.ミロのビーナス
4.ナポレオンの戴冠式、5.カナの婚宴、6.民衆を導く自由の女神
7.ハムラビ法典、、、


最低でも見なければ、というのは、こんな感じであろうか。


しかし。


中はごった返している。


特に、中国人(らしき人々)。


凱旋門にもたくさんいたのだが、ここにも。


そして、凱旋門でも書いたが、彼らも連休。
どうも大挙してツアーできているようなのである。
この後、ベルサイユでも彼らには遭遇することになる。


これは見学どころの騒ぎではない。


まず『サモトラケのニケ





ルーブルはなぜか撮影可。(これが中国人の大暴走という
皮肉な結果を産んでいる。)


サモトラケのニケ』はルーブルでは最もよい場所に置かれている、
いわばメインの作品なのであろう。


広い階段の正面上部に鎮座しているのだが、このありさま。


階段の下まで人だかり。


それも、なんと中国の人々は、鑑賞するのではなく、
この前でポーズを取り、記念撮影をしているのである。


作品ではなく、まるで観光スポットである。
それが一人や二人ではなく、大挙して。


落ち着いて鑑賞なんという状況ではとてもない。


次に、『モナリザ』。
(私はもう、写真はやめた。)

広い展示室に『モナリザ』が置かれているが、状況はもっとひどい。


広い部屋はぎゅうぎゅう詰めで、彼ら同士で押し合いへし合い。


我先に、前に出ようとし、最前部に出てポーズを取って
相棒にシャッターを押してもらう。


日本の博物館、美術館であればむろん撮影はできないし、
人気のものは「立ち止まらないでください」といって
係の人が整理をするが、そんな人もいない。


まったく酷いものである。
中国人のマナーのわるさ、ここに極まれり、で、ある。


彼らの連休とかち合ってしまったことを悔やむしかあるまい。


それでも、『ミロのビーナス』なども見学し、一通りの
目玉といわれるものは観終わった。
(『ミロのビーナス』は彼らにはあまり人気もないのか、
ガイドを聴きながら比較的じっくり見学ができた。
あのラインはさすがにすばらしい。)


目玉は観終わったのだが、ここからが問題。


今日は朝から下痢ぎみであった。
見学途中、ルーブル内のトイレに入って、財布などを入れた
巾着袋を個室へ忘れてきてしまったのである。


しばらくして気が付き、戻ってくると、巾着自体はあった。
カード類は無事だったが、財布からは現金だけが抜かれていた。
まあ、不幸中の幸いは抜かれた日本円は数千円であったということ。


人込みにやられて、注意力が欠けていたというのが
原因なのではあるろうが、、、。


ショック。


一先ず、一度外へ出て、中庭で一休み。





中庭のルイ14世の像。
今日は前日と違って、日なたでは日差しが強く、暑いくらいのよい天気。


今日一日かけて観ようとしていたので、
気を取り直して、再度、ゆっくり観ようと中へ入る。


が、だめだ!。


相変わらず下痢は止まらず、ふらふらしてきた。
内儀(かみ)さんも疲れているようで、
展示物はもはや目にも、頭にも入らない。
しょうがない。あきらめて、撤退を決意する。


外へ出たところにあった、ラーメン屋
日本の札幌ラーメン「ひぐま」に入る。
(下痢なので食べやすく、水分のあるものが欲しかった。
店自体は繁盛しているよう。)





載せることもないが、塩ラーメン。


食べることは食べたのだが、明らかに、熱も出てきた。


案の定、ルーブルからオペラ座までは、見えるくらいで、
そのまま歩いてホテルまで帰り、3時すぎであったろうか、
この日は、このまま私は寝てしまう。




、、、おそらく昨日のTartare(タルタル)、、、。






つづく。