浅草在住、断腸亭錠志の断腸亭料理日記はてな版です。(内容は本店と同じです。)

断腸亭料理日記本店



神田・三崎町・路麺・とんがらし


8月23日(火)


今日は、昼から、飯田橋二丁目方面に用事がある。
(ガーデンタワーのちょっと南の方である。)


この辺りで昼飯、と、なると、ラーメンの、しる幸
と、いう手もあるが、
久し振りに、やはり、ここは、東京路麺界最強の店、
に、ご挨拶をせねばなるまい。


いわずと知れた、とんがらし、である。


前回


13:00過ぎに到着。
夏は、店内は冷房が効いており、自動ドアである。


夏以外であれば、店の奥の注文口から列ができ、
外まで続いているのであるが、
冷房と、自動ドアの影響で列は途中で途切れ、
店外にまた列、と、なっている。
店内の列は4〜5人。


暑さの中、外で、待つ。
順番に、中へ入る。


この店の身上は、完全に注文が入ってから天ぷらを揚げ始める。
このため、この列になるわけである。
今日、測ってみると、一人あたりの調理の時間が、3分程度かかるため
4〜5人の列ならば10分以上、かかってしまうのである。


早い、安いの、立ち喰いそばやとしては、そもそも、矛盾した店である。
しかし、そこまで待っても、食べたい。
食べる価値がある、そういうことである。


さて、今日は、冷やしで、
えび天、ナス天、いか天の盛り合わせ、ひもかわにしてみた。
盛、ではなく、どんぶりの、かけに。
これで、「盛り合わせ」¥470に冷やしで、+¥40である。






まずは、毎度のことであるが、このボリュームでこの値段。
まったくもって、恐れ入るばかりである。


手前側にえび天が5つ。
奥に左側から、縦に1/3か1/4切り、の、なす天が3つ。
隣りにいか天が1本。
縦にどんぶりから飛び出して、載せられている。


まさに、こて盛。
下の、ひもかわ、が、見えない。


そして、完全、揚げ立て。
すばらしい。


まずは、なす天から。
なす天は、比較的薄衣で、さくさく。
じんわりと、うまい。


えび天。こちらは、ちょっとほぁっとした、衣で
えびは、プリプリ。


少し、天ぷらをよけて、ひもかわ。
ひもかわの、冷やし、と、いうのも、また、うまい。
汁は、キリリ。


たまらない、うまさ、で、ある。


なにも、いうことがない。
これ以上の一杯が、あろうか。


まさに、最強。


浅草千束・ねぎどん


田端・かしやま


この二軒は、路麺では最近の筆者の、土曜日の、フランチャイズ的存在である。
どちらも、それぞれ、ちょっと方向は違うが、うれしい路麺である。


しかし、三崎町・とんがらし。やはり、別格。
味、量、どれをとっても、最強。
ぐー、ともいわさない。


押しも押されぬ、大横綱で、あろう。





地図




『募集』
「断腸亭に食わせたい店、もの」、随時、大募集。
あなたのお勧め、ご紹介いただければ、うれしく思います。
その他、ご感想、ファンメール(?)も是非!!