浅草在住、断腸亭錠志の断腸亭料理日記はてな版です。(内容は本店と同じです。)

断腸亭料理日記本店



すき焼き・浅草・今半別館 その2

引き続き、浅草[今半別館]。

昨日は部屋、特に調度品のことを調べてみた。

こういうものは、単に雰囲気だけ、いいね~、といって
観ているだけでなく、やはり、実際どんなものなのか、
わからないよりも、わかった方がいい。
こんな年齢になって今さらだが、いや、だからなおさら
なのだが、少しでも理解したい、と思うのである。

まあ、そんな時に、Gemini君は大いに助けになる。
だが、彼にも得手不得手があることが徐々にわかってきた。
結局、ネット上にないものは、わからないのである。
あたり前だが。
また、深掘りをしていて、わかってきたのだが、彼奴は、
わからないと、できるだけわからないと、いわないように
しているようなのである。これに気を付けなければいけない。

そんな場合にも強引に推論を巡らせて、さも正解に聞こえる
結論を出してくる。こんなことなので、間違いが発見しずらい。

昨日書いたが、人形の着物の柄から、その由来の特定
をしていた。着物の柄というのは、実際に江戸期、明治始め、
などの歌舞伎の昔の着物の画像は、当然写真がないので、
写真画像はネット上にない。リアルにも少ないのかもしれぬ。
同じ柄を現代まで使っていればまだしも使われなくなって
しまったものだとほぼわからない。別に江戸期の浮世絵など
まで広げて調べたら存在したのだが、絵と写真画像の
結び付けも苦手なのかもしれぬ。

ただ歌舞伎にしても落語などにしても、着物の柄や、
帯の名前だったりは、ちゃんと出てくるので
断腸亭としては知っていて然るべき、なのだが、
今までも自分で調べてもなかなかわからなかったのである。

例えば、志ん生師の落語「らくだ」にこんなフレーズがある。
「松坂木綿の袷(あわせ)に、そろばん玉の三尺を前の方へ
トンボで結んで、八幡黒のはまったのめりの下駄で、首ィ
豆絞りの手ぬぐいを巻き付けて、、」これ、訪ねてくる
らくだの兄貴分の姿かたちの形容なのだが、そうとうの謎。
(今回調べて、ある程度わかったのだが。)

閑話休題。

前菜。

左下、一つ食べてしまった、、、。
メモも取っていなかった。が、右上が、ヤングコーンに
うにを塗って焼いたもの。
左上の小鉢は、アイスプラントの梅酢であったか。
アイスプラントは冷感がある食感という不思議な
葉野菜だが、おもしろい。
中央が穴子ではなくうなぎであったか、の、鮨。
右下は鶏?、鴨?で、あったか。

さて。

肉がきた。

近江牛A4~A5クラス、肩ロース170g×2。

見事なサシ、流石の見た目、で、ある。

ざく。

ねぎ、えのき、春菊、白滝、焼豆腐。

白滝の太さは、ここはノーマルであろう。
ねぎは、やはり太さの揃った、千住(寿)葱か。

ただやはり、そう多く、ごちゃごちゃは入らない。
江戸・東京の鍋はこういうもの、で、あろう。

ここは、最初は、お姐さんが準備から焼くのも最初かた
なん枚かは、すべてやってくれる。

小鉢の卵を溶くのも。

割り下を入れ、肉を二枚。

最初はこれだけ。

焼けたら、小鉢に取ってくれる。

おもわず、うまっ、と声が出る。

肩肉なので、多少堅め、なのかもしれぬが、
十二分にうまい。

毎度思うが、たくさんは食べられぬが、やはり
よい黒毛和牛のうまいすき焼きは、日本人に生まれて
よかったと感じる。

肉に、ねぎ、えのき。

うまい、うまい。

どんどん、いこう。

白滝も。

中央に白ねぎを垂直にし、春菊。

ここまでで、お姐さんは一度退席。

残り数枚、自分たちで焼いて、食べる。

その後、ご飯を頼む。

最後のご飯用に、肉一枚は残しておかなければ
いけない。
一枚だけ、残った溶き卵に入れてスタンバイ。

御飯がきた。

香の物、湯葉のすまし汁。

やっぱり、行儀はわるいが、
これをご飯にぶっかけたい。

どこの鍋やでも、溶き卵で食べる肉の場合は
うどんやら、ある場合もあるが、これ一本に
なってきた。

これがまずかろうはずがなかろう。
まさに、堪えられぬ、うまさ。

一気に掻っ込む。

食べ終わり、水菓子がきて、お仕舞。

ここは席でそのまま会計。
26,136円也。

うまかった、うまかった。
ご馳走様でした。

 

 

今半別館

03-3841-2690
台東区浅草2-2-5

 

 

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