浅草在住、断腸亭錠志の断腸亭料理日記はてな版です。(内容は本店と同じです。)

断腸亭料理日記本店



断腸亭イタリアへ行く パート2 その27

引き続き、イタリア、ジェノヴァ。

ミシュラン一つ星[RISTORANTE SAN GIORGIO、リストランテ・
サン・ジョルージオ
]にきている。

テイスティングコース、食事が終わってデザート。

Dolce、ドルチェ。

メインの皿は細長いチョコ。
柔らかいムース、生チョコ?、系。
上に載っているのは、ヘーゼルナッツ。
添えられている黄色いのは、マンダリンオレンジの
ゼリー?コンフィチューラ、Confettura?
ジャム的な。マンダリンオレンジはイタリアでは
シチリアでよく作られているよう。

それに、いわゆるプチ・フール、ミニャルディーズ、
一口のお菓子。
マカロン、シュー菓子(クリームパフ)、チョコレート・
ポップなど。

エスプレッソ。

ダブルにしたのであったか。

以上ここまで。

うまかった。

美しいし、上質。
また、ジェノヴァらしさ、リグーリアらしさも
盛り込まれ、堪能できた。
また、このくらいの量で我々にはちょうどよい。

会計。

二人で280ユーロ(52,556円3/24現在)。
テイスティングであったが、やはりちょい安めか。

グラツィェ!。

タクシーを呼んでもらって、アパートまで帰る。
途中、ジェノヴァのドゥオーモの脇を通った。

ジェノヴァは今日まで。明日はミラノへの移動日。

明後日のANA羽田行きでミラノ・マルペンサ空港から
帰るのだが朝早いので、ミラノで一泊ということである。

さて。
ジェノヴァで書いておきたいこと。

これ、ジェノヴァの旗。

ヴェネツィアの旗も触れたので、こちらも書いておこう。

ジェノヴァの旗は白地の赤い十字。わりにシンプル。

Croce di San Giorgio、クローチェ・ディ・サン・ジョルジョ、
聖ジョルジョ十字と呼ばれており、前に書いたジェノヴァの
最初の守護聖人を表しているという。
十字軍の頃から使うようになったと。

この旗にはちょっとおもしろい話があった。
皆様、見覚えがなかろうか、この旗。
実はこれ、イングランドの旗と同じなのである。
グレイト・ブリテンではなく、イングランド。
サッカーなどで、イギリスではなく、イングランドとして
出場する場合の旗。
これは、12世紀、イングランド海軍が地中海を航行する際に、
当時強力だったジェノヴァの旗を借りた、という。
その後、たまたま、なのか、イングランドの守護聖人も同じ
聖ジョルジョ(ジョージ)なので、そのまま使い、定着した、
と。以前に冗談でジェノヴァ市長がエリザベス女王に
使用料を請求したことがある、らしい。

さて。なかなかジェノヴァもユニークな街、で、ある。
ジェノヴァ共和国も然りだし、この地の食文化も。
やはりイタリア、各地の食はどこも地域に根差し個性が強い。
そして、それぞれ皆もれなくうまい。

そして、もう一つ。今回知ったのだが、リビエラのこと。
そう「冬のリビエラ」でお馴染み。これも書いておこう。

リビエラというのは、詞の感じから街の名前かと思っていた。
スペインかどこかの?。ご存知の方はおられようか。
リビエラという街なんぞない、のである。
これ、イタリア語で、日本語に訳すならリビエラ海岸と海岸を
付けるのが適切であろう。フランス東部から、今回行った、
チンクエ・テッレあたりまでの、リグリア海沿岸の
長い海岸線をいうようなのである。つまり、イタリア側は
リグーリア州の海岸。フランス側は、モナコ、ニース、
カンヌのリゾート地。こちらはフレンチ・リビエラ、フランス語で
コート・ダジュールという。海に岩山が迫っている地形が美しい。
つまり、ジェノヴァもリビエラ海岸といってよいことになる。

なるほど。今度、フレンチ・リビエラにも行ってみるか。

さて。ジェノヴァからミラノまでは、1時間半ちょっと。
東京から名古屋、仙台に比べても近い。
ミラノ、ジェノヴァに加えてトリノの間三都市を結ぶと
直線距離だとほぼどこも等距離。正三角形と言われる。
鉄道の所用時間も同じくらいかと思うと海側が山地に
なっており、平地を走るミラノ、トリノ間が最も短く1時間。
トリノ、ジェノヴァ間が最も時間が掛かり最短でも2時間は
掛かるよう。このあたりの鉄道は高速で走れる専用軌道の
新幹線がないというもの地形に影響される理由である。
イタリアの専用軌道は今、ローマ、フィレンツェ線など
一部開業中で、その他建設中とのこと。

10時すぎ、チェックアウトをしてプリンシペ駅に向かう。

窓口で切符を買って、11時頃乗車。
特急、インターシティー。

3/25、沿線はもう春か。

黄色い花が見えるがなんであろうか。
この時期のイタリアだと、菜の花?、たんぽぽ、かもしれぬ。

これは麦のように見える。

ここはきれいに耕され、種蒔きを待っているのか、
芽が出るのを待っているのか。

やはりイタリアも農業国。

13時前、ミラノ・チェントラーレ、ミラノ中央駅到着。

ホテルまでは、歩ける距離。

駅舎。

前回は、地下鉄から出入りしていたので、
駅舎全体を見ていなかった。

出来たのはムッソリーニ時代1931年(昭和6年)。
それで、こんな大層なデザインになっている、と。

 

つづく

 

 

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