
引き続き、イタリア、ヴェネツィア。
墓地の島サン・ミケーレ島を右に見て、すぐにガラスの島、
ムラーノ島に着く。
水上バスの駅名はMurano Faro、ムラーノ・ファロ。
Faroは灯台で、すぐそばに灯台がある。
トイレに行きたかったので、目の前のカフェに入り
カプチーノをもらって、一休み。
イタリアというところ、鉄道の駅も然りだが、街角も
いわゆる公衆トイレがほぼない。駅などは有料。
水上バスの駅にもトイレがない。
島をぶらぶら歩く。
島内に水路もある。
ガラスの雑貨を売る店が軒を連ねている。
こんな感じ。
ガラスの工房もたくさんあるよう。
内儀さんは少し買い物。
ヴェネツィアンガラスの歴史は10世紀までさかのぼれる
らしい。イスラムやビザンチン(現トルコ)から入ってきた
ものという。やはり、東方からの技術。
その後、13世紀末、技術の流出を避けるため、このムラーノ島に
職人が集められ、この島だけでガラス工芸は行われる
ようになったよう。
初期のガラスは不純物があり無色透明にできなかったようだが、
15世紀半ばに透明にする技術が開発され、ヴェネツィアンガラスは
市場を独占するようになる。
共和国の最盛期が、ヴェネツィアンガラスの最盛期でもあった。
17~18世紀には次第に競合する国の技術も進歩しヴェネツィアの
独占は崩れ、次第に衰退していき、共和国の消滅とともに
ギルドも解体されたという。
しかし、19世紀に入り過去の技術を再評価する運動が起こり
奇跡的復活を遂げて、現代では著名デザイナーとのコラボ
などアート作品で世界的に評価されている、と。
ヴェネツィアンガラスの美術館があるので観に行こうかと
思っていたのだが、なにか、疲れてしまった。もういいか。
また、レースの島、Burano、ブラーノ島はここからさらに
水上バスで30~40分かかるので、これももうよいか。
根性なしだが、私は徒歩の観光には向かない。
せっかくなので、ヴェネツィアンレースについても簡単に
触れておこう。
ヴェネツィアではガラスよりも遅く15~16世紀から
始まったものらしい。
他ではできぬ立体的な刺しゅうが特徴で「糸の彫刻」と
呼ばれ王侯貴族にもてはやされるようになったという。
最盛期は17世紀と。TVで視たことがあるが、当時の
ヴェネツィアンレースの現代の骨董価値は相当なもののよう。
産業革命後、機械編みに押され、やはり一度衰退するが、
「1872年にブラーノ島にレース編み学校が設立され」(ウィキ)復活を
果たしている。ただ、最盛期の高度な技術は失われ現代では
再現できないよう。
さて。
近くに水上バスの駅があったので、もう戻ろう。
できるだけ歩かずにアパート最寄の駅まで、鉄道駅前で
乗り換えれば行けそう。
鉄道駅方面へ向かう水上バスがきたら乗る。
のだが、またまた、すごい人。すし詰め。
ルートはちょっと大回りし、中規模のカンナレージョ、
Cannaregio、運河を通るのでちょっとしたヴェネツィア
運河めぐりの旅。
乗り放題券を買ったので、気にせず乗れる。
鉄道駅前で降りて、アパート方向の船に乗り換えて、帰宅。
夕食の店は[Vini da Gigio]ヴィニ・ダ・ジージョ。
(ピブグルマンと前に書いたが、誤り。ノーマル掲載店であった。)
Vini、ヴィニはワイン、Gigioジージョは、Luigi、ルイージの愛称だそう。
予約し、確認済み。
19時から。
場所は今まで行っていない本島北部のカンナレージョ、Cannaregio地区。
水上バスで、リアルト橋の二つ先で降りればよさそう。
30分前に出て、向かう。水上バスの駅からはすぐ。
運河沿い。多少、早めに着いたので、少し待って、入る。
こんな感じ。
なるほど、昨日の[GLAM]のような高級店ではないが、
昼ほどはくだけてもおらず、地元の人がちょっとハレの
ディナーにくる人気店という感じか。
従って至れり尽くせりのサービスという店でもない。
最初に、ビールと水。
その名も、Veneziaというヴェネツィアビールの、Bionda、
英語のブロンド、金、色味か。ラガー。
水は、トリノの北、ピエモンテ州ヴェルチェッリのValverde、ヴァルヴェルデ
という高級ブランドのよう。(超軟水)
パン。
ここは英語のメニューが出た。
コースではなく、基本アラカルトのよう。
前菜二品として、生ハム盛り合わせ、たこのグリル。
パスタも二つ。Spider crab、たかあしがにのtagliolini、
タリオリーニと鴨のラグーと生きのこの、フレッシュ卵の
tagliatelle、タリアテッレ。
メインも二品。
珍しい、うなぎのグリルと野菜のカポナータとビーフステーキ。
二人で型通りのつもり、で、ある。
が、これ、たいへんなことになるのだが。
ともあれ、一品目のたこ。
このたこは、かなり柔らかで、こんがり。うまい。
緑色はバジルのソースか。薄いものはポテト。
こちらでたこは叩いて柔らかくするとも聞く、わからぬが。
おもしろい。
つづく
※お願い
メッセージ、コメントはFacebook へ節度を持ってお願いいたします。
匿名でのメール、ダイレクトメッセージはお断りいたします。
また、プロフィール非公開の場合、バックグラウンドなど簡単な自己紹介を
お願いいたしております。なき場合のコメントはできません。