浅草在住、断腸亭錠志の断腸亭料理日記はてな版です。(内容は本店と同じです。)

断腸亭料理日記本店



中国意境菜白燕ふかひれ姿煮(おせち)/笹八ローストビーフステーキ寿司

歌舞伎座初芝居を観て、帰ってきて食べたもの。

後で書く、と書いていた、稲荷町[白燕]のおせち
に入っていた、ふかひれ姿煮、で、ある。
忘れていた。

パック入りの冷凍。

湯せんで温めた。

以前に[白燕]の店では食べたことがある。

また、お馴染みの赤坂[四川飯店]でも食べた。

片や[白燕]は北京宮廷風、片や[四川飯店]は、
蟹とその卵の入った四川風?。

ふかひれというのは、やはり不思議な料理、で、ある。

ふかひれそのものは、コラーゲン質で味はない
のであろう。
従って、ほぼとろみのあるスープの味。

そうするとスープがうまい、ということか?。
やはり、味の半分以上はスープなのであろう。

北京宮廷風。
このちょっと濃い黄色味のあるスープ。
味をよく吟味すると、おそらく鶏系のもの。
もちろん、他にもいろいろなものが入っている
のであろう。まあ、私には解析はできない。
ねっとりこく深く、滋味深い。

北京宮廷風といっているように、明、清朝宮廷で
発展した料理のよう。
江戸期には「俵三品」などといって、乾燥させた鮑
(あわび)、海鼠(なまこ)と並んでふかのひれは
清国向けの輸出品、であったのは有名、で、ある。

清国貿易は、長崎と薩摩藩管理の琉球から。
この三品以外にも、食品は昆布、寒天、鰹節、するめなど
の名前が挙がっている。。
沖縄県では今も昆布がよく食べらえているのは清国貿易で
扱っていたものが中継地だが消費されていたということである。
鎖国といいながら東回り、西回りなどの江戸期の帆船の
海運で、遥か離れた蝦夷三陸から、清まで運ばれていた
わけである。

ともあれ。
今でも中華材料としてのふかひれで高品質で高価なものは
宮城県気仙沼産と聞く。これもまた、おもしろい。


1月6日(火)夜

笹八ローストビーフステーキ寿司弁当

さて、駅弁、で、ある。

なにを食べようか、困ると、たまにやる。
駅弁というのは、うまいもんである。
買うのは、上野駅上野駅には東京駅ほどではないが
各地の駅弁が集まっている。
近所なので便利。

主な場所は二か所。一か所はパンダ橋口から入った三階。
もう一か所は中央改札外のスーパーザ・ガーデン自由が丘。
で、今日の目当ては、米沢の「牛肉ど真ん中」。
牛肉の弁当というのは決して珍しくない。昔からあるが
これを初めて食べた時にはかなり感動した。もちろん、
今でもうまい。
で、これは三階でしか買えない。
が、きてみると、駅弁売り場がない。改装中のよう。

「牛肉ど真ん中」はないが、戻って、1階の
ザ・ガーデンへ。

あれ、これ新しい?。

ローストビーフステーキ寿司。
1480円也。なかなかな値段。
なんであろうか、どこのものかわからぬが、
買ってみようか。

これ。

開けると、入っている箸袋に、ゐざさ、とある。
私も好きで関西へ行ったら帰りによく買うが、皆さん
ご存知の、奈良の柿の葉寿司の[ゐざさ]のよう。

こんな感じ。

ちょっとレアに近い感じの牛肉と下にご飯。

たれに漬けられた牛肉なのであろう。
見た目が、なにか気持ち引く感じもなくはないが、
こうして売られているもの、問題はないのだろう。

漬物と玉子焼き。わさび付き。

ビールを開けて、食べる。

なるほど、意外といってはなんだが、ちゃんと
うまい、ではないか。

牛肉を使ったにぎり鮨というのは世の中に
たくさんあるし、うまい。
だが、弁当のようにある程度日持ちがする
ようなものは基本伝統的な魚の押し寿司で、
肉は存在しなかった。

やはり、これ、画期的ではなかろうか。

[ゐざさ]は奈良の企業だが、東京にも工場があり
[笹八]というのは、グループ会社のよう。

欲をいえば、見た目をもう少し見栄えよく
できなかろうか。


笹八

 

 

 

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