
内儀(かみ)さんが久しぶりに浅草の[今半別館]の
予約をした。もちろん、すき焼き。
ただ、やはり今も予約は取りずらいよう。
建物が国指定の登録有形文化財の数寄屋造り。
とてもゴージャス。
都内ではかなり貴重な存在であろう。
浅草の街は、震災でも戦災でも焼けているので
建物は戦後の建築ではあるが。
[今半]が屋号に入るすき焼きやは、浅草発祥だが
都内にたくさんあって、そのうちの一つ。
[本店]は明治創業で、ここ[別館]は大正期に
新仲見世に今もある[本店]からの暖簾分け。
それこそ、戦前の[本店]は今半御殿などと呼ばれ
それはそれは、豪華なものであったよう。
[別館]は戦後復興するにあたり、その御殿まで
いかぬが、豪華な建物を復活させようとしたと聞く。
18時からの予約。
タクシーで雷門まで。
[別館]は仲見世の一本東の裏路地で、浅草寺仁王門近くで
雷門からはかなり奥。
裏路地を北上して、たどり着く。
右に入り、玄関へ。
名乗って、あがる。
仲居さんに案内されて、中庭を右に折れ、
階段をあがる。
ここは、客室はすべて数寄屋造りの個室。
これらがそれぞれ趣向を凝らした違った造りで
それぞれ素晴らしい。
部屋の指定はできない。
完全にランダムなのかどうかは謎。
デザインテーマが違うのだが、それだけでなく
それぞれ大きさが多少違い、また、部屋ごとに上下
というのか、よしあしは、それなりにある。
なので、どこがあてがわられるのか、毎回ちょっと
ドキドキ。
くの字に曲がった西側の棟の二階。
一番手前。
部屋は「松」。
「松」なので広くはないが、名前からもわるい
部屋ではない、のであろう。
廊下側の障子。
松のモチーフ。
床の間側、右。
ここも松モチーフの小障子。
左右で大小があるのが、お洒落であろう。
その上の欄間といってよいのか、彫刻?。
彩色がされて松に鳥が二羽。
“渓斎”であろうか、右下にちゃんと銘が入っている。
この鳥はなんであろうか。
尾長(おなが)、か。
床の間。
掛け軸と、人形。
なにか季節外れ感はあるが、日本一の桃太郎。
掛け軸は、絵。なんであろうか、これは。
銘も文字も一切ない。門?、小川に橋、鹿。
奈良、春日大社?。なにかの絵の一部?。
奥の障子は、瓢箪。
と、いったところで、仲居のお姐さんに
注文。
が、まあ、いつも同じだが、
ビールをもらって、すき焼きのコースは「こととい」。
「10,000円(税・サ込12,100円)先付 前菜 近江牛 野菜
御食事 デザート、近江牛A4~A5クラス、肩ロース170g」。
先付から。
芋そうめん、とのこと。
かなり堅い食感。薄めの味のつゆ。
芋は、聞くと海老芋だそうな。
海老芋とは、京野菜の里芋。
棒鱈と煮た芋棒が有名でなん回か食べに行った。
煮崩れしにくく、風味がよく里芋としては、高級品種。
こういう料理の仕方もあるのか。
うずらの卵黄の下に大根おろし、緑はかなり堅めに
ゆでられた、にら。
そして、前菜。
五品。
右上が、鮨、なのだが、葉っぱが下にあって
山茶花(さざんか)に見立てている。
外側の白い部分は皮で、中がサーモンと酢飯。
皮はちょっと餅のようだが、いか、とのこと。
左上の小鉢。
カリフラワーのあちゃら漬け。
あちゃら漬け、というのは、聞いたことがあったような
気がするのだが、福岡県の郷土料理のよう。
比較的甘めの酢のもので、赤唐辛子が入るもののよう。
これは上に載っているのが糸唐辛子のよう。
あちゃら漬けは農水省によれば、
「ポルトガル語で野菜や果物の漬物を意味する『achar(アチャール)』が
語源とされる」とのこと。(諸説あるよう。)
インドの漬物もアチャールというがあれも同様か?。
つづく
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