浅草在住、断腸亭錠志の断腸亭料理日記はてな版です。(内容は本店と同じです。)

断腸亭料理日記本店



赤坂四川飯店

10月18日(土)夜

さて。

土曜日、赤坂[四川飯店]、で、ある。

ちょっと久しぶり。

予約は、6時。

今日は、晴れのち曇り、最高気温25.9℃(12時58分)。
まだ、夏日。
まったく、どうなっているのか。

秋はまだ、とぉ~い?

(ご存知の通り、このあと急に寒くなる、のだが、
これもまた、大いにヘン。)

宵の口、半袖シャツに綿のカーディガン。

赤坂までは、大江戸線新御徒町で乗って、春日で南北線
乗り換え、永田町。

土日にくることが多いが、この界隈、土日のこの時刻は
ほぼ人通りはない。
このあたりは基本国会関係、議員さんだったりその関係者、
さらにその取り巻き、各種業界+地方の団体代表といった
人々に、一般オフィスの勤め人が加わる、か。
古くは華族女学校があったり、皇族なども住む超オハイソな
街であった。それでか、今でもマンションなどもあり
閑静でハイクラスな住宅地という側面もあるのであろう。
それでウイークエンドの人通りはほぼなくなる。

全国旅館会館にたどり着き、6階にあがる。

名乗って、テーブルヘ案内される。

いつも窓側。
南側、衆、参議長公邸、右に黒く見えているが、
その左、目の前に都道府県会館の高いビルがあって
惜しいことに、あまり眺めはよくはない。

いつも、内儀(かみ)さんはなにか目当てがあって
くるようだが、今日は特にないよう。

ビールをもらう。
黒ラベル中瓶。

と、なると、定番でいこう。

まだ暑いので、蒸し鶏、もちろん冷菜。
五目野菜炒め。
看板の陳麻婆豆腐は決まりとして、酸辣湯?も
もらおう。

蒸し鶏から。

皿を冷やしてあるので、軽く結露がある。蒸し鶏に、セロリ、青紫蘇の葉、トマト。

鶏に掛かってる甘酢。緑色の細かいものが見えるが、
青山椒を挽いたもの、で、あろうか。
さわやか。
青山椒は京都だったり、国産のものであったと思うが、
最近は四川のいわゆる花椒が熟す前の青いものも
出回っているよう。

また、鶏のゆで加減が流石。
切り方も含め、丁寧な仕事を感じる。

五目野菜炒め。

ピーマン、ねぎ、にんじん、玉ねぎ、もやし、
きゃべつ?、白菜?。

すべて細長く同じ太さ、長さに切り揃えられている。

味付けは、気持ち甘味が入った薄いしょうゆ味で
上品。気持ち片栗が入り少量のとろみでまとめている。

また、ねぎは短く2~3mmに切ったものも入っている。
毎度書いているが、ここの炒めものには、味付けとしての
ねぎが入っているのが特徴。
これは、具材というよりは、香り付けとして入れている
と考えている。
よく見ると二種類のねぎは部分が違うよう。
細長い方は、上の芯のある部分、2~3mmの方は
根元に近い白い部分。香りの強い方、ということ
なのであろう。

そして、登場。

お馴染み、看板の陳麻婆豆腐

もちろんご飯も付けてもらった。

これが、名にし負う[四川飯店]の麻婆豆腐。

辣(ラー)、辛み、はそこそこ強め、麻(マー)、しびれ、
比較的抑えめ。味自体は濃厚、うまみも強い。
巷の本格を謳う四川麻婆豆腐はもっと花椒のしびれは
つよかろう。

背後に、あま味もしっかり感じられる。
また、マーでもラーでもない、発酵系であろうか、香りも
濃厚。

これが白い飯に合うこと、夥しい。

そして、酸辣湯麺

ここのメニュー上の名前は「豚肉とザーサイのせ
サンラータンメン」。

青みはほうれん草か。
ラー油の赤が印象的。

豚肉、ザーサイ、筍、椎茸?、あたりがやはり同じ
長さ、太さに切り揃えらている。やはり香りとして、
粗みじん切りのねぎも。
豚肉には表面に片栗でコートされている。

酸辣湯麺は以前に[中国飯店]でよく食べていた。
あそこのものは錦華ハムが入っていたと思うが、
それはない。
また、酸辣湯、麺ではほぼ溶き玉子が入ると思われるが、
これもなし。さらに唐辛子の辛みだけでなく、黒胡椒も
ポイントであったと思う。これも入っていないよう。
やはりこれ、[四川飯店]流のものといってよい、
のであろう。

酸味は強め。
辛みは見た目ほどではないか。

違う点はあるが、十二分にうまい酸辣湯麺
である。

ご馳走様でした。

立って、入口で勘定。

うまかった、うまかった。

 

赤坂四川飯店

千代田区平河町2-5-5 全国旅館会館5F・6F
03-3263-9371

 

 

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