
引き続き、スペイン、サン・セバスティアン。
ミシュラン三ツ星[アケラレ]終了。
実のところ、もう夜中、12時を回っている。
この遅さ、スペイン、さすがである。
帰りはタクシーを呼んでもらい、ホテルへ。
どうでもよいが、レストランは海辺だが山の上なので
サン・セバスティアンまでの帰り道は、下り坂。
若いお兄ちゃんのドライバーで、やたらと、急カーブを爆走。
全員ではないが、ちょっとサン・セバスティアンの
タクシーは、要注意。
翌日、今日はマドリッドへ移動。
午前、チェックアウト。
といっても、最初に書いたように、鍵もなにもないので、
連絡を入れて、出るだけ。
スーツケースを引き引き、Gipuzkoa広場のバス停まで。
道路上のマンホールの蓋。市の紋章。
王冠の付いた帆船のマークで、ちょっとお洒落、ではないか。
DONOSTIA-SAN SEBASTIAN、ドノスティア、サン・セバスティアン、
バスク語とスペイン語の並立、これが公式の市の名前の表記。
バスに乗って、30分弱。
空港は、完全にフランスとの国境の街。
空港到着。
きれいでそこそこ大きいのだが、ほぼ人がいない。
やはり、地方空港。
飛行機はもちろんイベリア航空。
今回もロストバゲージ対策として、着替えは機内持ち込み。
1時間ちょい。
マドリッド空港到着。
バスで市内まで移動。市中央駅、Estacion de Atocha、
エスタシオン・アトーチャ、アトーチャ駅行き。
なのだが、バス乗り場でちょっとしたドラマがあった。
マドリッド空港は24時間空港でとにかく人が多い。
大きなスーツケースがあるので、一台見送り、列の先頭に
なった。
後ろに列ができてしばらくすると、とある家族が
列とは反対側の私達の隣に立った。
つまり、ヨコハイリ。
我々の後ろのお客が、おそらく後ろに並べ、と言った
のであろう。この家族の親爺が、いけしゃあしゃあと、
俺たちは最初から並んでいた、と。私が、お前は朝から
いたのか、と英語でいうと、苦笑いしながら、そうだ、と。
もとより、こやつら、確信犯である。
家族でこういうことをする、というのも驚き。
万引き家族ではないか。
マドリッドで最初に出くわしたので、かなりのイメージ
ダウンである。
こんな街?。
ともあれ。
アトーチャ駅まで、40分ほど。
サン・セバスチャンはかなりすごしやすかったが、
マドリッドはまだかなり暑い。天気もよいのだが。
さすがに首都の中央駅、ここもすごい人。(正確には
今は長距離駅で、中央駅とはいえないよう。)
マドリッドは、スペイン語圏である中南米からの
人々を筆頭に移民の割合がスペインで最も高いよう。
ついでに、マドリッドのマンホール。
ちょっとわかりずらいが、これがマドリッド市の紋章のよう。
熊とマドローニョという木(西洋ヤマモモ)とのこと。
まわりに七つの星。このあたりには、昔は熊がいたらしく、
市民を象徴しているともいうよう。上部はこれも王冠のような
デザインに見える。王国の首都ということか。
マドリッドの宿泊は、ちゃんとしたホテル。
アトーチャ・ヒルトン。
このあたりは、道路の幅も広い。
がらがらスーツケースを引っ張って、到着。
ヒルトンといっても大きくもなく、そこそこ年季が入っている。
チェックイン。
流石に、対応はちゃんとしている。
なにか、かなり疲れていたよう。
この日は、この後写真もなく、覚えてもいない。
またまた、幸いホテルの隣にスーパーがあって、
なにか買ってきた、食べたような気がするが。
ともあれ、翌日。
そうそう。この都市名の日本語表記のこと。
一般的には、マドリードが多いようなのだが、ここも
現地の発音に近いのはなにかと調べると、マドリッド
のよう。それで、ここではマドリッドに統一する。
マドリッドにきたら、どこへ行くか。
やはり、王国の首都、王宮へ行ってみなくては。
見学は可。予約なしでも問題ないよう。
意外に忘れているが、スペインも王様のいる王国。
イギリスなども同様のようだが、立憲君主制なのだが、
今は、議会君主制というよう。『「法の支配」(現代
法治主義)としての憲法が君主権をより制限して議会の
権力をより強めた』(ウィキ)もの、という。
現王様は、ボルボン朝〔第3次復古〕フェリペ6世。
ボルボン家はスペイン語で、Casa de Borbon。
フランス語はBourbonで、あのルイ14世など、かつての
ブルボン朝フランス王家で、その流れをくむ。
日本の天皇家も含めて、世界の王室、皇室にはその歴史の
長さによって格、序列が決まっている。1位が日本の天皇家、
2位がデンマーク、3位がイギリス、4位がスペイン。
余談だが、日本の天皇家は、神武天皇を持ち出さずとも、
史実としてある程度確定でき得る継体天皇からでも1500年超
とダントツの歴史の長さ。我が国は王朝交代がない、かなり
特殊な例であろう。デンマーク王家も1000年を越えるよう。
ともあれ、スペイン王家もなかなかなもの。
王宮まではそこそこあるが、歩ける距離。
午前、内儀(かみ)さんとぶらぶら歩いて、出掛ける。
ヒルトンの目の前の通りがC. de Atocha、アトーチャ通りで、
ここを真っ直ぐ。
マドリッドの場合は、旧市街に明確な範囲はないようだが、
王宮を中心にこのあたりも旧市街といってよいよう。
しばらく行くと、狭くなる。
バーガーキングの看板が見える。イタリアなどに比べて、
スペインは米系のファストフードがたくさん。
つづく
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