
引き続き、スペイン、サン・セバスチャン。
昼下がり、旧市街のバルへきていた。
まあ、どこも人、人で、にぎわっている。
そのうちの一軒、[Hemeretzi]ヘメレツィに入って、
ピンチョス3つとビールをもらった。その場でタッチ決済で会計。
昨日の写真をもう一度。
アップにしてみる。
昨日書いたように、ショーケースに説明が書かれている
わけでもなく、見た目だけで選んだので、食べてみなければ、
いや、食べてもこれがなんだかわからない?。
どれも、うまかったのだが、幸いレシートが写って
いるので、調べてみた。
Morcilla、Pintxo Txamp、Pintxo Rape、Cana。
まず、Cana、カーニャはビールのこと。(nは上にニョロ
ニョロ、チルダの付いている文字、エニェ。最初に書いて
いるがこの日記ではローマ字化できる文字に変換している。)
言葉の意味はグラスのサイズのことで小さいもの。まあグラス
ビール。銘柄は不明。
Morcilla、モルージャ。これはスペイン語でスペインの
料理という。豚の血のソーセージ。手前のもの、か。
上に載っているのはウズラの卵?の目玉焼き。
特に、クセのようなものはなく、うまかった。
Pintxo Txamp、ピンチョス・チャンピ(バ)。
チャンピはきのこ。
おそらく、奥の物。上に海老フライが載っている。
その下が、同じく揚げている、きのこ。
黒っぽく、大きさも味も日本の椎茸のよう。
隠れているが下に同じくパン。
バスク地方は山がちで、きのこはよく食べられているよう。
Pintxo Rape、ピンチョス・ラペ(ス)。
ラペは、バルセロナの市場でもたくさん見かけたが、あんこう。
バスク語だとzapoa、サポアというよう。
つまり、右のもの。あんこうのフリッター。マヨネーズのせ。
やっぱり、バスク人もマヨネーズは大好き?。
もう少し食べようか。
今度は内儀(かみ)さんのチョイスで二つ。
これらは見た目でわかるか。
左が、ウインナー、チョリソー、chorizo(ス)か。
青いのは、日本のしし唐のようなものだが、pimientos、
ピミエントスが、ピーマン類全般で、しし唐に近い
ものがpadron、パドロン。どちらも(ス)。
右が、注目。
ボイルの海老と、下が、surimi、スリミのマヨネーズ和え。
スリミはご存知であろう、そう、かにかま。
欧州ですっかり定着している。日本の蒲鉾やさんは大儲け?。
(そういえば、イタリアでは見なかった。フランス人は
受け入れているらしいが、イタリア人は食にはもっと
保守的か。さらに余談だが、日本の練り製品の輸出先
トップは意外だが、金額ベースシェア33.7%で米国、
次いで、香港、中国など東アジア各国。ジェトロ2019年)
もちろん、お馴染みの味だが、やはり、ここはどこだ、
と思ってしまう。
せっかく、スペイン、サン・セバスチャンまできたのに?!。
ともあれ、パンなので、そこそこ腹にもたまる。
と、ここは、ここまで。
さて、一つ、説明しておかなければいけないことがある。
なにかというと、タパスとピンチョスの違い。
どちらも、居酒屋、バルのつまみのことだが。
そもそもピンチョスの発祥がバスク、ここサン・セバスチャン
であるといわれている。
で、バスク地方のバルでは、ピンチョスということが多い。
まあ、これは正解なのだが、一応ピンチョスは定義があって、
楊枝が刺さったもの。ピンチョス自体が、串、楊枝ことのよう。
この店では、楊枝が刺さっていないものが多かったが。
パンの上にのせるオープンサンドいうのも定義の一つに
なるかもしれぬ。
タパスは、同じように居酒屋、バルの酒の肴だが、バルセロナで
食べたように、多くは小皿料理だが、そこそこ大きな皿の
ものもある。ただパンの上にのせるようなことはない。
こんな違いになろうか。
どちらにしても、日本人ととても親和性がある。
コースではなく、単品のアラカルトで、ばらばらと
選んでつまめる、酒の肴スタイル。
また、魚介、かにかま、魚の揚げ物、生ハム、ソーセージ、
しし唐、きのこ、ポテト、卵、などなどに、マヨネーズ。
辛すぎたり、クセの強いものもほぼない。
また、特に、凝ってもおらず、シンプルなものが多い。
しょうゆ、味噌味がないだけで、もう、ここは日本の
居酒屋か、と思うほどのものが、目白押し。
逆に、スペインの人が日本へきたら、ノーマル和食は
ともかく、居酒屋料理は、馴染みやすいかもしれぬ。
バルを出て、引き続き、旧市街、Alde Zaharra、アルデ・
ザハラ(バ)をぶらぶら。
こんな看板があった。
英語でサン・セバスチャン・チーズケーキ、とある。
そう、これ、バスチー、バスク風チーズケーキのこと。
ここのスイーツなのである。
少し前に、コンビニから日本に広まった。
もちろん、こちらでは、そんな言い方はしないよう。
スペイン語だとTarta de queso、タルタ・デ、ケソ、
チーズタルト。バスク語だとTarta de queso donostiarra、
タルタ・デ・ケソ・ドノスティア、サン・セバスチャンの
チーズタルト。ケーキではなくタルト。
名前の通り、元祖といわれる店もこの界隈にある。
(なにか、ネットの評判はあまりよろしくないよう。)
で、特段私は思い入れも、ない、のでこれはスルー。
日中で多少暑いのでチーズケーキよりも、アイスだ。
このあたり、アイスクリームやも多い。
heladeria、エラデリーア(ス)izozkitegi、イソスキテギ(バ)
がアイスクリームや。
公園の角にあった[Gelateria Boulevard] というところで購入。
キャラメル入りのもの。
多少ゆるいのか、どんどん溶けてきて、ベトベト。
味はちょっと甘めかもしれぬが、うまい。
さて、夜。
またまた、YAKETOMOのカップ焼きそばを買ってきた。
CARNEというのは、スペイン語で肉。
下に書かれている、Gallina Blancaは、スペインの
調味料ブランドのよう。
つまり、コラボ商品?。

安定して、うまい。
つづく
※お願い
メッセージ、コメントはFacebook へ節度を持ってお願いいたします。
匿名でのメール、ダイレクトメッセージはお断りいたします。
また、プロフィール非公開の場合、バックグラウンドなど簡単な自己紹助を
お願いいたしております。なき場合のコメントはできません。