
さて、一週間開いてしまったが、日曜。
4808号
7月6日(日)夜
今日は、内儀(かみ)さんの希望で、本所石原の
レストラン[クインベル]。
ここも、3月、4月に行っていたのだが、
書いていなかった。
改めて思うが、この店、ほんとに不思議なレストラン
で、ある。
おそらく、ご主人は然るべきところでちゃんとした
修行をされたのであろう。フレンチと洋食の中間のような
料理を出し、どの料理も極上にうまいし、腕も確か。
さらに私は、天才的な味の設計ができる選ばれた
料理人だと思っている。
ただ寡黙。言葉を発しているのをほぼ見たことがない。
この繁華街でもない本所石原という目立たない場所で
席数も少なく、家族経営に近かろう。どちらかといえば、
町の食堂。私は20年は通っていると思うが、店構えも
変わっていない。これだけの店なのに。
そこそこ有名だと思うのだが。
が、それも、らしくてよい、のであろう。
ご主人もそれを是としている、のか。
真意はわからぬが。
本所石原、まったく、稀有なご主人のレストラン。
18時の予約。
錦糸町行きの都バスに乗って、石原一丁目で降りる。
店は蔵前橋通りの反対側。
店に入り、名乗り、テーブルヘ。
ビールをもらう。
今日、内儀さんの目当ては、渡りガニのスパゲティー。
渡りガニのスパゲティーはトマトベースのもので
ここ特有のものではなく皆さんご存知の一般的なもの
だが、やはりここの看板料理であろう。
これは決まりとして、他は、なににしようか。
サラダ、いんげんのもの。
それから、鴨のパテ・ド・カンパーニュ。
田舎風パテ。
フレンチのトラディショナルなもの。
黒板にある、鮎の唐揚げ(であったか、マリネで
あったか。)
ややあって、パテ・ド・カンパーニュから。
どこであったか、帝国ホテルではなかったか。
思い返してみたら、日比谷の[アピシウス]
で、あった。
今は、そうでもないらしいが、元来フレンチでは
パテはパイ生地の皮のあるもので、テリーヌは、
ないもの、だそう。
私は、肉のパテ、テリーヌが大好きである。
かなり手間のかかるものだと思うので、自分で作った
ことはないが。
(そうそう、豚のリエットはたまに作るか。)
フレンチやイタリアン、欧州料理では肉を柔らかく
煮てほぐし、脂で固めたものは、保存食であったので
あろう、かなり定番である。
サラダ。
ゆでたいんげん、生のマッシュルーム、トマト、
赤玉ねぎ、葉っぱはルッコラ、か。
ドレッシングは、バルサミコか、うまい。
鮎。
今が旬の鮎。
ここは魚介料理も充実している。
これもバルサミコベースか。
二人で食べやすく、半分に切られている。
骨まで柔らかく、うまい。
お目当ての渡りガニ。
渡りガニ一杯を使い、2~3人前。
スパゲティーはノーマルか、気持ち細めか。
もちろんかにの旨味がしっかり出ており、
文句なくうまい。
(自作したこともあるが、意外に簡単。)
アルデンテというよりも、スープの旨味を
麺にふくませる。
これで、かなり腹一杯。
もう一品、持ち帰りで牛カツサンドを頼もう。
食べ終わり、会計をし、カツサンドを受け取って
出る。
ご馳走様でした。
うまかった。
再び、バス。
クインベルの目の前が、大塚行きのバス停。
すぐ、で、ある。
夜食にカツサンド。
ヒレでなければ、噛み切れない。
ちょっと辛めのソースで、これもうまい。
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墨田区石原1-25-5
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