4796号
6月22日(日)夜
さて、日曜日。
今日はイタリアン。
日本橋高島屋の[アルポルト]を予約した。
17時半。
高島屋本館のB2。
日本橋は、拙亭から銀座線一本で便利。
ビールをもらう。
エビス。
6800円のコースにしよう。
前菜から。
涼し気な冷製。
これは、冬瓜。
下のジュレにずわいがにが入っている。
ゆず胡椒風味、とのこと。
ありゃ。
また、ここ、撮り忘れ。
前菜三種盛。
すずきのカルパッチョ、スペイン産ハモンセラーノ
生ハムと赤メロン。熊本トマトのガスパチョ。
四種のチーズのラニエリ風。
外側がクレープで、中がチーズ。
これを焼いてるよう。
熱々。ついでに、皿も熱い。
この一品、片岡シェフのスペシャリテというのか、
イタリアでの修行時代からの思い出の一品のよう。
次、ピッアも選べたが、パスタ。
いかすみ。
いかすみのパスタ、生うに添え。
先日、イタリア、シシリア、パレルモで食べた。
あの時、覚えたが、ヴェネチアの料理だった。
いかすみのパスタはうまい。
ここのものは、さすがに上品。
パレルモで食べたものは、もっとにんにくが効き、
いかの内臓らしさも強かった。それもよいのだが。
一つだけ、文句を言わせてもらうと、うに。
まあ、値段の問題で、あたり前の話だが、よい
ものの方が、うまい。ちょっとエグミが気になる。
内儀さんのトマトのカッペリーニ。
もちろん、冷製。
かなり冷えている。
まったくもって、夏らしく、うまい。
トマトはもちろん冷やして、うまい。
イタリアには、こういった冷製のパスタはない、
と聞いたことがある。
パスタをサラダにすることはあるが、あえて冷水で
冷やしたりはしない。なりゆきで温かくない、といった
ところか。
中国にも冷やし中華はないという。
ざるそば、ざるうどん、ゆでた麺を冷水で〆て
そのまま食べる習慣が日本には昔からあるが、
おそらくそこから一般化したのであろう。
やはり世界的には、特異な習慣のようである。
そういえば、そもそも、日本ではそばもうどんも
温かくして食べる場合も、一度冷水で洗って、温め直す。
パスタも中華麺も、洗わない。
この違いがベースにあるからかもしれぬ。
前にもこの違い、考えたことがあるが、理由は結局
わからないまま。
私の肉料理のメイン。
ビステッカ。
フィレンツェの名物料理で、食べたが、まあビフテキ。
巨大なTボーンステーキ。トスカーナの牛で
翌朝、冷めてもかなりうまかった。
これは、近江牛なので、まあ、なんのことはない、
黒毛和牛のステーキ。
バルサミコのソース。よい焼き具合で柔らかく、
もちろん、うまい。
内儀さんの魚料理。
見た通り、甘鯛。
甘鯛なので、さすがに、日本式に鱗を残して
パリパリに焼いてある。
鱗をこうして食べる魚は甘鯛だけではなかろうか。
他の魚に比べて柔らかく、食べられる、ということ
で、あろうか。
デザート。
上が生クリーム、チョコレートケーキ、ティラミス、
下にフルーツ。
やはり、イタリアンでもドルチェではなく、デザート
の方が適切なような気がしてきた。
ドルチェというと、日本で今言うスイーツが近いか。
もの自体を指す。
コース料理の最後の甘いものを指すとすると、やはり
デザートがよいか。
以上。
会計は、二人で18,170円也。
うまかった。ご馳走様でした。
まあ、一言でイタリア料理といっても、あれだけ
イタリアで食べたが、地域、地方でまったく違う。
日本のイタリアンもまったく違う。
あれだけ、イタリアでも違うのだから、日本の
イタリアンも違って一向にかまわないような気も
してくる。
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