
4795号
6月21日(土)第一食
さて。
今日は、内儀(かみ)さんの希望で、
赤坂[四川飯店]で、ある。
予約は、17時半。
今日は、夕方になっても、かなり暑い。
最高気温は31.4℃(12時40分)だが、平均湿度73%。
暑いといっても、まとわりつくような、蒸し暑さ。
拙亭から平河町の[四川飯店]までは一本では
行けない。ちょっと面倒。
大江戸線を新御徒町で乗って、春日まで。
南北線(後楽園)に乗り換えて、永田町まで。
ビルの6階。
名乗って、案内される。
窓際から一つ置いたテーブル。
内儀さんの今日の目当ては、暑くなったので麻婆豆腐。
もちろん、ご存知、[四川飯店]初代からの看板。
それはさておき、ビール。
ん?。
なにか、店オリジナルのビールを作ったよう。
クラフトビールといってよいのか、なんでも
ジャスミンの香りを付けているとのこと。
頼んでみよう。
これ。
達筆で読めないが、常楽我吃、のよう。
チャン・ルー・ウォー・チー、で、
食べることを常に楽しく、といった意味のよう。
なんでもこの言葉、亡くなった二代目建一氏の
座右の銘で初代建民氏の教えだったものらしい。
建民氏というのは、日本の四川料理の祖であり、
弟子も数知れず。まさに立志伝中の人でありまた、
後進に慕われ、絶大な影響を与えた人。
「今日の料理」などにも登場したのを視たこともあるが、
想像するに、柔和でにこやかだが相当に芯の通った人で
あったように思う。嘘がないというのか。
お客に楽しく食べてもらうということに真っ直ぐ。
そんな建民氏の心の片鱗が今もこの店と料理に流れている
から、この店は気持ちがよいのかもしれぬ。
ともあれ。
ちょっと緑がかった色。
軽い口当たり。なるほど仄かにジャスミンの香り。
台湾のメーカーが作っているよう。
オーダーは、麻婆豆腐にご飯を付けて。
それから、野菜炒め。青梗菜、筍、椎茸の塩味炒め。
それから、汁なし担々麺にしようか。
ここで、汁なし担々麺は食べたことがなかったか。
二種類あるよう。
「先代陳建民の汁なしタンタンメン」と
「本場四川の汁なしタンタンメン」。
今日は、本場の方にしてみようか。
どんなものか。
青梗菜、筍、椎茸炒め。
にんにくのみじん切りと、ねぎも入っている。
毎度書いているが、ここの炒め物には必ずねぎが
入っている。これは具ではなく、にんにく同様、
味と香りを付けるものであろう。
ねぎが入ると、ここの味になる。
四川ではこういうものか、建民氏からのオリジナル
なのかはわからぬが。
途中だが、ちょいと、つまめるものをもらおうか。
きゅうりの甘酢漬け、などどうだろうか。
頼む。
きた。
これだけというのは、メニューにはなかった
ようだが、まあ、出してくれる。
(だからといって、特段高くはない。)
ちょっとピリ辛で、しっかり甘酢が染みており、
さわやかで、うまい。
そして、麻婆豆腐とご飯。
もちろん、ここの看板料理。
ここのものは、辛みはそこそこ強いが、
いわゆる花椒の痺れは、控えめ。
日本人のトラディショナルな味覚に合わせた
のであろう。
そして、ベースの味は、濃いめ。
だが、濃すぎない。
また、毎度書いているが豆腐は成り行きで
崩れている。湯通しをしてできるだけ崩さない、
というレシピもあるがこれが[四川飯店]流。
崩れた方が、味が馴染む。
(これ、最近、私も真似をしている。)
そして、汁なし担々麺。
メニューに書かれている、中国語の名前は
「正宗担々麺」。
麺がかなり細めで柔らか。
そして、白っぽい。
いわゆるかん水の入った中華麺ではないのかも
しれない。
まるで日本のそうめんのよう。
かなりシンプル?。
肉の味付けそぼろと、甘辛のたれ。
ちょっと酸味もあるか。
やはり痺れは控えめ、いや、ほぼなしか。
素朴、といってもよいか。
なるほど。
四川の汁なし担々麺とは、こういうものか。
うまかった。
ご馳走様でした。
会計は、12320円也。
千代田区平河町2-5-5 全国旅館会館5F・6F
03-3263-9371
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