4794号
6月19日(木)第一食
ちょいと、TVかなにかで視たのだが、
スペインの米、バレンシア米を国内で作っている
という噂。
調べると、買えるようなので、取り寄せてみた。/p>
石川県西部の能美市のたけもと農場というところのもの。
1kg、1280円(送料660円)。
まあ、もちろん、安くはないが。
昨今、米の噂が喧(かまびす)しい。
私は日本の米、特にいわゆる銘柄米について、特に
思い入れがない。
はっきり言えば、こしひかり、ささにしき、
あきたこまち、、、違いがわからない。
いや、興味がない。
米というもの、日本人に欠くべからざる主食で
あるし、私だって、米、ご飯は、大好きである。
だが、米、ご飯というもの、その品種や産地もさること
ながら、炊き方によって大きく味が変わる。
炊飯器の能力、性能にももちろんよる。
メーカーによっても違う。
昨年来、値が上がる前は、銘柄も産地もまったく
こだわりなく、最安のものではないが、そこそこ安いものを
買って家の炊飯器のカタメモードで炊いて、十二分、うまい
飯が炊けた。酢飯にしても問題はまったく感じなかった。
そんなものではなかろうか。
それだけ、有名ではない品種、産地の米でも十分品質が
高いということかもしれぬ。
高価な銘柄米を買う意味をまったく感じなかった。
まあ、買いたい人は買えばよいが。
また、米がなければ、そばでも、うどんでも、ラーメンでも
パンでも、ポテトでも食べればよい。はっきり言って、
炭水化物の選択肢にはまったく困っていない。皆、
それぞれうまい。
米に躍起になるのもあまり賢いこととも思われない。
食べ盛りの子供に大量に食べさせなければ、いけない身
でもなし、正直、私はそう思っている。
(まあ、それと、昨年来の農水省米政策の酷さ、無策ぶり、
寝たふり?は、まったく別の問題だが。)
タイ米、ジャスミンライスも拙亭にはあって、スパイス
カレーを作る時には使っている。
炊飯器のノーマルモードでもそれらしいものが炊ける。
もちろん、米はTPOである。
ということで、そんな米のバリエーションとして、
ヨーロッパ種の国産があるのなら、ちょっと試して
みょうか、と考えてみたわけである。
さて、ヨーロッパ種と書いてきたが、今の米の大分類を
調べると、ジャポニカ、インディカ、ジャバニカの
三種になるらしい。(農水省)
ジャポニカは、日本、朝鮮半島、中国などで作られ、
米粒が短く、粘りとつやが特徴。
インディカが生産量が一位でタイ、インド、ベトナム
などで作られ、米粒は長く、炊くとパサパサしている。
いわゆるタイのジャスミンライス、インドのバスマティ
ライスなどがここに入るのか。
ジャバニカはインドネシアなどアジアの熱帯高地、
イタリア、スペインのヨーロッパ米もここに入る
らしい。米粒の幅が広く大型で味はあっさりしており
粘りがある、と。
少し前だともう少し違っていたような気もするが、
ともかくも今は、こういう分類のよう。
そして、この下に、コシヒカリだったり、今回の
バレンシア米が入ることになるのか。
まずは、オリーブオイルで炒める。
白くなるまでというのだが、これがなかなか難しい。
中火程度で炒めるのだが、焦げてくる。
まあ、そこそこ白くなるまで。
拡大すると、
こんな感じ。
同時進行で、コンソメスープを作る。
これを炒めた米に投入。
煮る時間は20分、という。
煮詰まってくるので、これも焦がさぬように、
水を足したり。
粘りを出さぬように、あまりかき混ぜぬ、
というのだが、これもまた、難しい。
かといって、アルデンテ?、いや、芯が残るのは
日本人としては、いただけない。
適当なところで、やめて、バターとパルメザンチーズ。
胡椒。
混ぜて、味見。
塩味はコンソメに入っているので、少し。
なにか、やはり粘りが出て、おかゆか、
おじやに近い?。
皿へ。
ビールを開けて、食べる。
おじや、といっても、今年ミラノで食べたミラノ風
リゾットと比べても、まあ、そこまで違っては
いない。
さて、バレンシア米の威力はあったのか、という
ことである。
まあ、これ、はっきり言って、わからない。
以前は、もちろん日本の米で作っているが、そうそう
頻繁に作っているわけでもないので、比べても
よくわからない。気持ち、粘りは多かったか。
かき混ぜすぎ?。
やはり、なかなか難しい。
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