4782号
5月30日(金)夜
さて。
ざるうどん、で、ある。
吉池に売っている、生のうどんがうまいと、
ちょいとした話題らしい、と、小耳にはさんだ。
というところもの。「生の太うどん」。
このあたりといえば、かのローカルうどんチェーン、
[山田うどん]の地元であり、いわゆる武蔵野うどんの
地域でもある。
調べてみると、大進食品は昭和29年(1954年)
所沢市で創業した製麺所とのこと。
なぜそんなものが吉池に置かれているのかは謎。
吉池というところ、新潟のものが多いのだが、
時として、こういう不思議なものが置いてある。
おもしろい。
ともあれ、そんな話題ならば食べてみようと考えた。
西武池袋線沿線で育った私には、武蔵野うどんは
子供の頃からそこそこ馴染み深い。
吉池地下の食品売り場、チルド麺のコーナー。
「話題です!」のようなPOPも表示されなかなかの量
で置かれている。
売り切れていたら、と危惧をしてきたが、そうでもない
のか。
太うどん、という表示なのだが、見た目は、ノーマルか
むしろちょっと細目にも見える。
一袋、2人前と書かれているが、2~3人前は
あるらしい。
さてこれ、どう食べるか。
この季節だから、ざるうどんにしよう。
特に武蔵野うどんならば、ざるは定番。
その上で、豚肉を入れた、つけ汁がよろしかろう。
武蔵野うどんでは、最近よく聞く。
ねぎはある。
豚小間切れだけ買う。
帰宅。
これ。
見た目は、業務用ともみえる、飾り気のないもの。
先にうどんをゆでる大鍋に湯をわかす。
つゆ用の煮込み用にねぎを長く切る。
薬味用に小口切りに薄く切る。
つゆ用に小鍋に水を入れ、豚こま切れを入れ、
点火。
煮立てて、つゆを入れる。
つゆは、もちろん、桃屋。
しょうゆを足す。
味見。OK。
肉に火が通ったら、ねぎも投入。
大鍋が沸騰したら、生うどんを投入。
鍋に入れると、やはりなかなかの量がある。
ゆで時間が12分というので、ガステーブルの
タイマーを12分に設定。
ふたをし、再沸騰させる。
ここで吹きこぼれないように、弱火。
豚のつゆ。
豚小間切れは、意外にスライスが薄かった。
やはり、こうした煮込みではもう少し厚い方が
よかった。
ねぎに火が通ったら火をとめて、置いておく。
うどんは、12分ピッタリで止めて、水洗い。
ゆだると、さらに量が多くなる。
これ、まさしく二人前ではない。
つゆをもう一度温め、丼へ。
うどんをざるへ。
このざる、3~4回分ありそう。
出来上がり。
このうどんの、見た目、やはりなかなかのもの。
噂通りであろう。
つゆにつけ、手繰る。
武蔵野うどんというのは、基本、標準で讃岐よりも
腰が強いのではなかろうか。
これは、とてもよい感じ。
強い方だが、べら棒ではない。
ただ、讃岐とはまた違うエッジの立った麺が
武蔵野うどんらしい、かもしれぬ。
なるほど、うまい、うどんである。
やはりつゆの豚肉が先に書いたようにもっと
存在感が欲しかった。脂が浮くくらい。
ただこのうどん、やはり止まらない。
このざるに、3回分はあったが、結局全部
食べ切ってしまった。
これ、ちょっとよいかもしれない。
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