4779号
5月22日(木)
さて。
今日は雲はあるがよい天気。
最高27.9℃(14時34分)。
また、夏日。
もはや驚かぬか。
ただ、湿度は最小62%(16時08分)と、高い。
なにか本格的に夏、ではないか。
先日書いたが、つけ麺の[つじ田]、せっかくなので
創業の小川町の御茶ノ水店へ行ってみようと、考えた。
裏通りを通って昌平橋通りまで、出る。
南に下り昌平橋を渡り、靖国通り、淡路町交差点。
右に曲がって、すぐ右側に[つじ田]御茶ノ水店。
現町名は神田小川町一丁目。旧町名は小川町。
町は東京では珍しく、チョウではなくマチと読む。
(都営新宿線の駅名でもあるので広く知られていよう。
ただここ、旧町時には淡路町に入っていたよう。)
この界隈、町名の変遷がいくつかあるが、ここは
一貫して小川町。今、小川町はここが一丁目で、西へ、
二丁目、三丁目と駿河台下の先までありちょっと広い。
調べると小川町という町名(地名)はかなり古いよう。
ちょいとおもしろいので、少し紹介しよう。
千代田区の町名由来板によれば、室町期の江戸城主であり
歌人としても名高い太田道灌が
むさし野の小川の清水たえずして
岸の根芹(ねぜり)をあらひこそすれ
と詠んでおり、このあたりに清水由来の小川が流れ、
地名として小川と呼ばれていたことがわかっているよう。
ここは駿河台下の谷筋で、芹の生えるきれいな小川が
流れていた可能性は高かろう。これを聞くと、小川町も
途端に風雅に聞こえてくる。
江戸初期か、鷹匠が住んでいたことがあり、元鷹匠町と
言った時期もあったよう。
ただ、その後、基本このあたりは大名、旗本屋敷ばかりで、
正式町名はなかったと思われる。しかし、神田の西側広く、
江戸期以前からの地名、小川(町)が、俗称としてずっと
使われていたようなのである。(前記。毎度思うが、
千代田区の歴史調査は群を抜いて素晴らしい。)
小川町は、明治に入り正式町名となり隣接する町との間で
範囲の変遷がなん回かあり、現在の範囲に至っている。
さて、これ、なにがおもしろいのか、という向きもあろう。
が、江戸東京の地名の、どうであろうか、おそらく半分以上は
江戸期以降に生まれたものではなかろうか。100万人を超える
大都市で260年も経てば、地名も増えよう。
一度、数えてみなくてはいけないが、江戸期にできたものと
それ以前からのものがふんわり混在しているのもおもしろい。
(新橋の例)
さて。
つけ麺[つじ田]御茶ノ水店、で、あった。
14時すぎ。
こんな時刻でも外に3人ほどの待ち。
ノーマルなつけ麺を券売機で購入。
店前の椅子に掛けて、待つが、さほどの時間は
かからず入れた。
見た目も、秋葉原で食べていたものと変わらない。
食べても、、、、まず、同じ。
[つじ田]は店による違いは、ない、といって
よいかもしれぬ。
そうである、末広町付近の蔵前橋通り沿いにも
新しい店がオープンするよう。
また、少し便利になる。
さて、帰り道。昌平橋通り沿いのミニスーパーに
寄って、かじきを買ってきた。
かじきのバター焼き、カジバタ、で、ある
夜、作り始める。
まずは、しょうゆに漬ける。なにもしないしょうゆだけ。
小一時間。
なん度も作っているが、しっかり味を染み込ませたい。
色が付くくらい。
これには半解凍のものだったり、かじきの状態に
よって時間は違ってくる。これは解凍もの。
経験的には、生が最も早く味は染みるように思う。
味が染みたら、ここから、今日のアレンジ。
ペーパータオルでしっかりしょうゆを拭き取る。
その後、小麦粉をまぶすのだが、これがすぐに
取れてしまっていた。
しっかり拭き取れば、取れないのではないか、
と、考えた。
表裏。
やはり。
しっかり拭き取れば、触れても取れにくい。
小麦粉とかじきの間に水分が残っていると
そこから小麦粉が取れやすくなる。
そういうメカニズムなのであろう。
フライパンにバター。
かじきを入れる。
表裏、しっかり焼く。
ここでもやはり、表面の小麦粉は取れにくい
しっかりした表面になるよう。
もっと早く気付くべきであった。
皿へののせ、ケッパー。
ビールを開けて、食べる。
どうであろうか、きれいに焼けている。
ほんとに、なんで今まで気づかなかったのであろうか。
味も上々。
うまいかじきのバタヤキになった。
水分が表面にまったくなかったら小麦粉は
つかないが、ありすぎてもだめ、ということか?。
小麦粉をまぶすムニエルでは皆同じであろうか。
例えば、私がよくやるが、鰈など。
皮が付いているものだが、どうであろうか。
皮が多少凸凹しているので、もともと付きやすい。
水分を拭いてしまうとむしろ付きにくくなる?。
わからぬが。
今度やってみようか。
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