浅草在住、断腸亭錠志の断腸亭料理日記はてな版です。(内容は本店と同じです。)

断腸亭料理日記本店



断腸亭イタリアへ行く その18 パレルモ7~ミラノ1

4747号

引き続き、イタリア、パレルモ

夜のマッシモ劇場を見た。

そこから。夕飯をやはり、この辺で買おう。

サンドイッチ系でよいだろう。
まずいものは、ほぼない、はず。
やはり、フランス人もそうだが、イタリア人の食には日本人に
合っているし、私は絶対的な信頼を置いている。特に高級な
ところでなくても普通の食がちゃんと、うまい。

[Panaro]パナロというサンドイッチ系の店。

揚げ物などもあり、パレルモの屋台料理を標榜しているよう。
チェーンを目指しているが、今はここだけ、といった感じか。

買ってきたのは、三つ。

サラミのサンドイッチ。やっぱり、食べたくなる。

Panino con salame, stracciatella, confettura di peperoni,
songino e pomodoro secco

サラミ、ストラッチャテッラ、ペッパージャム、
ラムズレタス、ドライトマト

このサラミもかなり生に近い。これがうまい。

ストラッチャテッラは白く見えているチーズだが、ブッラータ
チーズの中身という。濃厚。また、おもしろいのがペッパージャム。
唐辛子のジャム。こんなものがあるのは知らなかった。
文字通り、唐辛子で作った砂糖の入るジャム。つまり、甘くて
辛い。イタリアン、フレンチで使われるよう。
ほんの少量使っているのでちょっとした辛みがある程度で
甘味までは感じられなかったが。
こんなファストフードのような店だが、知らないものをたくさん
使っている。パレルモローカルフード。

アランチーニ、ライスコロッケ。

切る。

ベジタリアンアランチーニといっていた。入っているのはほうれん草
だと思われるが、やっぱりチーズも入りうまい。

2月21日(金)

今日は、ミラノへ移動、パレルモ空港10時台発。

大家さんがタクシーを呼んでくれる。
8時に迎えにきてくれるので、荷物をまとめて、下に降り
お馴染みのパンや[Ferrano]の外のテーブルで朝飯。

カプチーノと、私は、3回目の、ソーセージ入りパン。
やっぱり、これ、うまい。
内儀(かみ)さんは砂糖をまぶしたベーグル。
意外にイタリアでもベーグルは売られている。
ただ、やっぱりイタリア人は甘くしたい。

空港に着いて、チェックイン。

内儀さんがまた、カンノーリを買っていた。

向う側ピスタチオと手前オレンジピールとチョコチップ。
右側の水はトスカーナのもの。フィレンツェで飲んでいたもの
だが、イタリア全土で人気か。

パレルモ空港。

2時間弱。

ミラノへ、そろそろ着陸態勢。

シチリアはあれだけ天気がよかったのに、こまでくると遠くはどんより。
遠くに、もうアルプスの雪山が見える。

ミラノ空港から地下鉄で、旧市街へ。
グーグルマップで最寄と思われる駅で降りる。

ミラノ市内は日が出ているせいか、そこまで寒くはない。

サン・バビラ/San babila駅。

行先は、Via Alessandro Manzoni,16/アレッサンドロ・
マンゾーニ通り16番。
今回は、民泊とホテルの中間のようなところ。
いくつかある部屋を管理してまとめて貸しているような
ところ。

ここから、また歩くわけだが、大失敗。
グーグルマップにナビ機能があるが、これを使うべきであった。
マップを見ながら歩き始めたのだが、知らない土地でこれを
やったらどういうことになるか。最初の方向把握を間違えて
しまったのである。90度以上違う方向に1時間。遥か遠いミラノ
大学まで。正しいルートなら20分ほどであった。
なんとか気が付いて、ナビにして、やっとたどり着く。

地図を出しておこう。

ただ、おかげで、ミラノのドゥオーモ、ガレッリアなど中心部を
先に通ることができた。

部屋の建物の前で、管理会社に、やっぱり私のスマホから連絡を
取り、待つこと、30分ほど。パレルモでもそうであったが、様子が
わからないので、この待つ時間はなかなか不安。果たして今いる
場所が正しいのか、そもそも自信があるわけではないのである。

ともあれ、幸い若いお兄ちゃんがきて、部屋へ入る。8階。
鍵をもらい、説明を受ける。
部屋は、ここもリビングとキッチン、バストイレ、ベッドルーム。
洗濯機あり。十分広い。

窓。

見下ろすと、こんな感じ。

なかなか高い。下の通りには、トラムが走っている。

ここも旧市街なのだが、フィレンツェよりもずっと近代的か。

ミラノというとご存知のようにファッションの街。
パリ、ミラノ、ロンドン、ニューヨーク。
世界でファッションの都と呼ばれる4都市のうちの一つ。
ファッションウィーク、ミラノコレクションが開かれる。

グッチ、フェラガモなどはフィレンツェであったが、ミラノは
もっとすごい。プラダヴェルサーチアルマーニ、ドルチェ&
ガッバーナなどの創業地。ヴァレンチノ、モンクレール、
レイバンなどがミラノに本社を置く。(まあ、くどいようだが、
私にはまったく縁がないが。)

先ほど、ここまで歩いてくるだけで、男女とも、風貌、
スタイル、歩き方、目線、この人、絶対モデルだ、という人を
複数見かけた。(実は、ミラノのファッションウイークは2月25日
~3月3日と、この日の後、もうすぐ。)


つづく

 

つづく

 

 

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