4735号
引き続き、フィレンツェ。まだ一日目が終わっていない。
なにか、このペースだと、長くかかりそう。
まあ、こんなものもよいか。しばらく断腸亭イタリア
日記である。お許しを。
昼飯に濃厚なカルボナーラとピザを食べて一度ホテルに戻る。
一休み。
と、思ったら、寝てしまった。
夕方。
ちょっとビールなど買出し。
今日はもう夕飯は、サンドイッチなどでよいか。
近くにサンドイッチやがあったのを見つけていた。
今日も地図を出しておこう。
範囲が広くなり、拡大してご覧いただきたい。
東側一本裏の、広場というにはあまりにも小さいチマトーリ
広場(Piazza de Cimatori)。ここにはトラットリアやら、
フードトラックやら、アイスクリームや、など持ち帰りの店、
そして、サンドイッチや。
イタリアでは、この後もたくさん見かけるが、野菜、パン、
たくさんあるハム類、チーズを組み合わせて、サンドイッチを
作ってくれる店、ビールやワイン、清涼飲料類などもある。
入ってみると実はこの店、隣の店と中で続いていて、
ミニスーパーのようになっていた。
パック入りの小さな角切りパンチェッタ、大量に袋に
入ったグリッシーニ、ビール、板チョコ(ミルカ)を購入。
グリッシーニというものをご存知であろうか。
イタリアのトラットリアやレストランで最初に出てきたり
最初からテーブルに置いてあったり、見た目はグリコの
プリッツを太くしたようなもの。
気持ち塩味のある堅いパンといったらよいか。
なんということがないが、うまい、のである。
ここで買って、結局、折れてしまっているが持って帰ってきて、
今も毎日つまんでいる。
これ。
パッケージにも生ハムを巻いた写真があるが、
ハムなどと実によく合うのである。特に生ハム。
この日、パンチェッタをつまんだが、これもよし。
会計で気が付いたのだが、このスーパー、カルフール
エクスプレス(Carrefour express)であった。
カルフールは、フランス資本の巨大スーパーで、幕張
であったか日本にも一時進出していたが、今は撤退。
イタリアの都市や空港などでもエクスプレスは多く見かけた。
サンドイッチなどもありちょっと日本のコンビニに近い
品揃えなのである。
さて、これ。
オルサンミケーレ(Chiesa e Museo di Orsanmichele)という。
ホテルのある建物の通りをはさんで南隣に建っている。
いかにも歴史がありそうだが、建ったのはなんと13世紀という。
こういうものがこの街には、ゴロゴロある、のである。
あー、そんなものか、と、段々麻痺してくるのだが、
まったくすごい街である。まさに歴史に酔ってしまう。
当初は穀物倉庫として建てられたらしいが、その後は
教会となり、今は、教会兼、博物館になっている。
その対角の角、サングラスのRay Banがあるのだがその角に、
ごみ箱兼、灰皿がある。大きな声では言えぬが、私は
喫煙者なので、寒い朝も深夜もコートを着て定期的にホテルの
部屋から出てきてこの角に立っていたのである。イタリアに
限らなかろうが、欧州は街角にゴミ箱兼灰皿がどこにでもあり、
また、喫煙者にまだまだ寛容なのである。
サンミケーレは大天使ミカエル。(ちなみにミカエルは私、
断腸亭のカトリック教徒としての洗礼名である。マイケル
断腸亭と呼んでください。(笑))
ともあれ。
2月16日(日)
翌朝。このホテル、一応朝食が付いている。
朝食ルームの窓がこちら側なので、オルサンミケーレが見える。
この左上の紋章、雰囲気があっていかにもお洒落ではないか。
調べると、おそらくできた当初のもので、L'Arte dei Beccaiと
いうようだが、当時フィレンツェにあったギルド(同業者組合)
の一つで肉や、魚やなどのものらしい。ちなみに、下左にある像は
聖ペトロで、この肉やギルドの守護聖人とのことである。(ウィキ、
イタリア版)。
朝食
右側のチーズはペッコリーノを切ってもらった。
一口ハンバーガー、クロワッサンのサンドイッチ。
やはり、ハム類がうまい。
オムレツ。
好きなものを入れて焼いてくれる。(中身は忘れた。)
食べて、出る。南方向へ。
昨日のヴェッキオ宮殿をちょい南へ歩くと、川に出る。
日本の川と違って随分濁っているが、これ、フィレンツェ市内を
流れるアルノ川。(スペルはArno)向うに見えるのが、有名な
ヴェッキオ橋。
おそらく読者の皆様はご存知なかろうが、私、ふと、もしかして
と調べてみたら、やはりそうだったよう。
坂道女性アイドルグループに昨年からちょいとはまっていると、
書いたことがあるが、乃木坂46に中西アルノさん、という方がいる。
今3/26発売の新シングルのセンターに決まっている。坂道は皆、
本名なのだが、彼女のご両親がフィレンツェを旅行したことがあり、
そこから名付けられたよう。(週プレ 集英社他)カタカナ
なのがとても印象的であろう。(アルノちゃん推しの皆様、これが
アルノ川!。)もちろん、私がフィレンツェにきたのは偶然。
パノラマ写真を撮ってみたが、もう一つか。
だが、やはり、空が澄んで美しい。
ヴェッキオ橋から上流側。
この橋は、建物が立ち、なぜか皆宝飾店。防犯上よいのか。
つづく
Corte Calzaiuoli Elegant Suites
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