4669号
引き続き、鰹のスパイスカレー。
昨日は、飴色玉ねぎと、ホールスパイスの
テンパリング(らしきもの)、まで。
次は、飴色玉ねぎと、テンパリング後のホール
スパイスを合わせる。
混ぜやすいように、若干の水を加える。
さらに、最初に粉にしたスパイス、クミン、フェンネル、
コリアンダーシード、ガルダモン、それぞれ小さじ1程度。
加えて、レッドパッペー、ターメリック、カレー粉、大さじ1。
ガラムマサラ、小さじ1程度を合わせる。
これが、ルー。
さて、鰹。
鰹というのは、どちらかといえ、南の温かい海の
魚、なのであろう。
今年の夏、三陸沖で大量に獲れていたのは、三陸沖
まで、海水温が高くなっていたから、と。
鰤(ぶり)が北海道沿岸で通年獲れるようになったり、
しているのもその影響。
反対に北海道に鮭が戻らなくなっているとも聞く。
鮭というのは、ある温度を下回っていないと沿岸に
近寄れないらしい。北海道に戻らないのであれば、
東北や新潟はもっと戻っていないのではなかろうか。
各地の川では、鮭の人工孵化をし、放流している。
これが戻らないのは、大問題である。
獲れるものを食べればよい、というのは簡単だが
そうもいかない状況になってきている。
深刻な問題である。
根本的に考え方を変えなければいけないのか。
ともあれ。
鰹を一口に切って、フライパンで焼く。
これも、無塩バター。
焦げ目を付けて、軽く塩とカレー粉をまぶす。
OK。
鍋に、飴色玉ねぎとスパイス類を合わせたルーを
投入。
ここに、最初に取っておいた、鰹出汁。
昨日書いたように、通常和食に使うよりも
ちょっと薄めにした。
濃いと、和風感が強くなって、カレー南蛮のような
印象になってしまうので。
焼いた鰹も投入。
煮立てて、トマト缶カット。
トマト缶の量は気を付けなければいけない。
入れればよいというものではない。
今日は1/4缶。
入れれば入れるほど、赤くなる。
味はともかく、赤いとどうしてもカレーらしくない
ではないか。一缶の1/4程度がよいところである。
ここにさらに、カレー粉とターメリック。
ここでご飯を炊く。
米はタイのジャスミンライスがまだあったのでそれを。
鍋は、煮込むこと、20分ほど。
塩を入れ、味見。
ジャスミンライスが炊けたら、盛り付け。
ピクルスも出して切る。
出来上がり。
ビールを開けて、食べる。
ふむ、ふむ。
なかなか、よくできた。
まあ、スパイスカレーは長年作ってきているので、
鰹で作っても十分うまい。
特に、魚・鰹の出汁とカレーというのは、合う。
辛さは、なかなかの辛さ。
レッドパッペーの量だが、ちょっと多かったか、
とも思ったが、よい感じ、であろう。
バターを使わないと、シャバシャバ、スッキリに
仕上がり、それはそれでもうまいのだが、
そこそこコッテリ。
これ、意図していなかったが、気が付いた。
バターを使わないで、鰹出汁だと、和風感が強まる
ということだったのかもしれぬ。
テンパリングの効果、スパイスの香りがよりよいのか、
は、はっきり言って、よくわからぬ。
まあ、私は、こんなものである。
だが、鰹のスパイスカレー、まあ、上々、で、
あった。
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