4647号
9月14日(土)
さて、断腸亭の夏休み、とうとう10回に
なってしまった。
そろそろ、お仕舞が見えてきた。
台風でダイビングは一日しかできず、座間味から
舞い戻ってしまったが、それなりに満足できる
バケーションであった。
この年齢になると、ガツガツと潜りたいという
気持ちはまあ、あまりなくなる。
今朝の台風はというと、沖縄本島に近付いてはいるが、
やはり少し北へそれ、奄美側へ向かっている。
確認すると飛行機は問題なく飛びそう。
飛行機は12:10那覇発羽田行き、JAL906便。
ゆるゆるとチェックアウトをし、ホテルを出る。
空港までは、モノレール。
駅までは二階のペデストリアンで5分ほど。
スイカも使える。
沖縄都市モノレールというのが正式名称だが、
ゆいレール、というのが愛称。
沖縄のゆい、とはなにかと調べると、大和語のユイ
=結とほぼ同じであるよう。
語源はユウ(髪を結うのユウ)であろうが、(人と人、
または家と家の)繋がり、というような概念、か。
農村など日本の伝統的社会でユイというと、ムラの
相互扶助を指すことが多い。
ある家の田植えを手伝ったら手伝う、道普請(みちぶしん)
などというが、ムラ共有の道の整備、どぶ掃除などなど。
沖縄でも元来は同様のことを指していたよう。
まあ、言葉としてほぼ同じと考えてよいだろう。
ともあれ。
空港は、帰る人でやはりなかなか混雑している。
帰りもファーストクラスを取った。
ラウンジで軽い朝飯。
搭乗案内があって、搭乗。
機内食。
シャンパンをもらった。
「シャンパーニュ・パニエ ブリュット セレクション」。
辛口で飲みやすい。調べるとなかなかよい値段のよう。
品書きから
小鉢:“ひかど”
鶏、薩摩芋、大根、椎茸、青葱。
左上。ひかどというのは知らなかったが、長崎の
郷土料理のよう。まあ煮物といってよいか。農水省の
例の日本の郷土料理のページによればポルトガル由来の
南蛮料理らしい。薄味でなかなかうまい。
秋刀魚山椒煮
絹厚揚げ、人参。
その右。対照的に濃いめの甘辛。
主菜:豚肉寄せ鍋 白湯仕立て
海老、烏賊、帆立、蒲鉾、人参、木耳、キャベツ、
青梗菜、からし。
これも薄味で上品。
ご飯:俵御飯 北海道の高級ブランド米「ふっくりんこ」
左の紙包み。俵型のおむすびを四角く固めてある。
これがご飯であることに気付かず、最後にこれだけ
食べるはめに。
味噌汁:岩海苔に豆腐。
茶菓:焼きマシュマロサンド・ベイクドマロウ
大阪の有名洋菓子店のもののよう。
クッキーで焼きマシュマロをはさんだもの。
年代的なものであろうか、私自身、焼きマシュマロは
おろか、マシュマロもほぼ食べない。あの食感がよい
のであろうが、、、食わず嫌い?。
映画は「違国日記」を視た。
邦画にした。
往路同様、最後まで視終わらなかった。
どうしても食べている間は止めてしまう。
羽田那覇線だと、ちょっと足らないのかもしれない。
新垣結衣、早瀬憩主演。
ヤマシタトモコ氏のコミックスが原作。
瀬田なつき監督脚本。
最後まで視たかった。
佳作ではなかろうか。女性原作で女性監督脚本。
重い内容を淡々と、かつ繊細に描いている。
ガッキーもよろしい。
視直そうかと思い調べたが、東京でも上映館が少ないよう。
以上。
ここ三年、連続して沖縄へダイビングであったが、
やはりこの時期は、かなりの確率で台風に出くわす。
まあ、当然であり、想定の範囲ではあるのだが。
しかし、慶良間、座間味も流石の海。
ただ今年は、また、サンゴの白化を見かけてしまった。
ある程度一年で復活するのか、しないのか。
来年も海水温が上がると、もっと悪化するのか。
この白化で気付いたのだが、どうも枝サンゴが、
白化している。丸くなるものだったり、生き残って
いるものもある、ということ。
高温にも強いサンゴはあるよう。
インドネシアであったか、火山島でその周りは
熱い海水のところがあり、そこで生きている
サンゴもある、と聞く。
高温の海水にも耐えられるように進化している
のであろう。
ある意味自然はたくましい側面もあるのか。
さて、来年、どうなっているのか。
ご愛読、感謝。m(__)m
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