
4644号
9月12日(木)~
お昼、ダイビングボートは座間味港に戻ってくる。
ガイドのお兄さんに機材とともにトラックに
乗せてもらい、朝寄ったショップまで。
で、その途中、右、山側にこんなものがあった。
これ、なにかおわかりであろうか。
本島だともっと大きなものもあって、PRもされて
いるので見たことがある方もあるかもしれぬ。
これ、お墓である。
ちょっと、古墳のようにも見えるが、これが沖縄の伝統的なお墓。
手入れが行き届いているので今もおそらく実際に使われているもの
であろう。形から亀甲墓と呼ばれている。
左側で横幅5m、奥行き7~8mはあろうか、なかなか大きい。
門中墓(むんちゅうばか)という言い方もある。
内地でいう「家」よりももっと大きい単位、一族という
のか、姓を同じくする人々、門中の人々、共用のお墓。
こんなところにあるのか、と、少し驚いた。
場所は港、集落との位置関係だと山に向かって右、
上手(かみて)側。この位置関係に意味があるのか、
ちょっと、気になった。
昨年の渡嘉敷島阿波連港も南に向いた港で、この位置には
先日書いた、海の神、イビガナシーの祠があった。
たまたま、かもしれぬが。
お墓の場所というのは、本島ではそこらじゅうにあって、
墓地としていくつも集まってもいるようなので、
あまり場所には、今は意味がないのかもしれぬ。
ただ、こうした離島だともしかすると原初的な空間認識が
残っている可能性もあるやもしれぬ。
昨年、竹富島の[星のや]で、再現された赤瓦でシーサーが
屋根にのる、沖縄の伝統的家屋に泊まったが、この時に書いた。
沖縄の伝統的家屋は、南向きの家で北へ向かって右、
上手側がハレの(神聖な)位置になり、お客や、お盆に
戻ってくる先祖の霊は右側から入る。通常、家の者は左手
から出入りする。
上手、と書いてしまったが、これは大和の考え方。
それも、舞台の空間認識。
今も舞台、ステージ関係の人々は使っていると思うが、
歌舞伎でも、落語でも客席から向かって右が上手で、
左を下手という。伝統的には上手下手には上下関係があって、
上手の方に地位の高い者が座る。(まあそれで、上手
なのであろうが。)
沖縄に同様の上下の捉え方があるのか。
だが、なぁ~んとなく、北に向かって右側(上手)が上位
という考え方がありそうな気もする。
沖縄でニライカナイという他界、理想郷概念があるが、
あれも遥か東(正確には辰巳=南東)、北へ向かって
右側である。
さて、どんなものか。
ともあれ、沖縄のお墓(亀甲墓)にしても、門中にしても、
私、一度ちゃんと勉強した方がよさそうである。
閑話休題。
機材を担いで、ホテルに戻る。
機材を水洗い。シャワーを浴びてシャンプー。
一休み。
さて。
昼飯に出ねば。
座間味集落を歩いて探す。
ちょっとお昼をすぎてしまったからか、食べられる
ところころが見つからぬ。
灼熱の真昼、路地を歩き、見つけた、中村水産、
民宿中村、というところ。
まぐろ丼、カジキ丼と書いてある。
ここ、いってみようか。
昨年の渡嘉敷も竹富もほぼそうであったが、
こちらの食堂は、屋内のエアコン完備、というのは
ほぼない。
だがまあ、日除けはあり炎天下ではないのが救い。
やっぱり、ビール、オリオンをもらう。
ビールもオリオン以外ない。
これは、これがよい。
暑いので、ガブガブ。
カジキとまぐろ丼が、きた。
右がカジキで、左がまぐろ。
カジキの方にはオクラとわかめが入り、ちょっと
ネバネバ。
まぐろの方が、ちょっとヅケ風。
もちろん、こちらなので、どちらも生。
格別に、うまい。
ご馳走様でした。
帰り道、商店で買い物。
昨年の渡嘉敷もそうであったが、こちらの商店は
なんでも売っている。
そう、先ほど持ってくるのを忘れたSDカードを買った。
コンビニ?。
ブルーシールズのアイス。
ブルーシールズにはこんなものも。
さて。
昼寝をしていたら、夕方、電話で起こされた。
心配していたが、台風が明後日沖縄を直撃!?
で、船が出なくなる、と。
明日、帰ってほしい、とのこと。
予定としては、まだあるので、いてもよかったのだが、
台風の中泊めておくことはできないのであろう。
慌てて、明日午前の船やら、那覇の宿泊やら手配。
残念!。ある程度覚悟はしていた。致し方ない。
一昨年も渡嘉敷で一日潜って台風で帰るはめに。
昨年は逆にたっぷり愉しむことができた。
確率は1/2。
まあ、この時期の沖縄はこんなものであろう。
つづく
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