4643号
9月11日(水)~
引き続き、カーヌスバ・ザマミのフレンチ
レストラン[あか樹]。
かなりの品数。
昨日の山城牛のロースト。
もう一つ、書かねばならなかったのが、
この青いソース。
長命草(チョーミーグサ)といっている。
正式和名はボタンボウフウ。
これも沖縄のぬちぐすい(命薬)、薬草。
昨年の竹富島にもあったが、与那国島で盛んに栽培されているよう。
セリ科で、芹に似ているが葉っぱは芹よりも大きくて丸みがある。
で、この長命草は、まあ、ガチ。
最近は大手メーカーの青汁など健康食品にもなり、注目されて
いるよう。ポリフェノール、食物繊維、βカロテン、鉄分、
マグネシウムなどなどの成分を豊富に含んでいるという。
やはり、沖縄というところ、まだまだ埋もれているものが
たくさんある。
ご飯。
イラブチャーのお茶漬け。
左下が、月桃の葉の天ぷら。
右下がほたての自家製XO醤。
右上はお茶(さんぴん茶であったか)。
このお盆も鮮やかな赤で、お洒落であろう。
まあ、ご飯セットといったところ。
イラブチャーは沖縄では人気の高級魚。
和名はナンヨウブダイ。
いかにも熱帯魚といった緑色で目立つ魚。
白身で刺身でも食べる。
これは、ヅケ。
と、いっても、瀬戸内の鯛茶漬け、福岡のごま鯖の茶漬け
あたりに近いかもしれない。
ちょっと甘めのたれに漬けた感じであろうか。
このシェフのご出身は広島と仰っていたので関係が
あるかもしれぬ。
昨年の渡嘉敷でも感じたが、正直のところ、沖縄の魚の
伝統的調理法はまあ、それなり、であろう。これは内地人の
料理人の技法で手を加えると、まだまだうまい魚料理が
出来上がると思われる。意外に宝の山ではなかろうか。
そして、月桃(ゲットウ)。沖縄ではサンニンというよう。
これも、やっぱり沖縄では身近なぬちぐすい。
スッとした葉っぱ、白いきれいな花も咲く。ショウガ科、
ハナミョウガ属というが、2mほどの大きな株になる。
特に栽培されているものではなく、その辺に生えているのを
使うよう。
先に出てきた、餅(ムーチー)はこの葉っぱに包んで蒸す。
防腐効果、高い抗菌作用があるという。日本だと竹の葉に
色んなものを包むが、饅頭を包んだり、様々食品を包む
葉っぱとして身近に利用されているとのこと。香りもよい。
また毒虫に刺された時に根っこを炙って患部にすり込むと。
さて、10品目、最後、デザート。
まあ、バニラアイスと、グアバのジェラートといった
感じであろうか。
フレンチなのでこういう言い方になるのか。
知らなかったが、パルフェとは、日本の喫茶店の
パフェのもと、らしい。
いわゆるアイスクリームに近いものにフルーツなどを
合わせて盛り付けたものが、パルフェになるよう。
以上。
なかなか、凄かった。
こういうところで、こんなフレンチを食べられるとは、
まったくの驚き。
沖縄の食材が、フレンチシェフの技と腕、アイデアで
こんなバラエティーに富んだ、うまくて、お洒落な
料理になるとは。
器もおそらく、沖縄のやきむん(やきもの)も多く
使われていたと思われる。これもよい。
まったく、こういう料理に出会うと、まったく愉しい。
値段はそれなりだが、流石。
よい時間に感謝。
食べている間、雨が降り始めていたようだが、帰る頃には
ほぼあがっていた。
ぶらぶら歩いて、ホテル、サンメール座間味、まで戻る。
さて、翌日。
ダイビング、で、ある。
打って変わって今日はいい天気のよう。
朝飯。
カップのスープ。
いくつかから選べるが、クロックムッシュ。
潜るので半分。
(明日は二人で一つにしてもらおう。)
サービスは[キャッツ』というところ。
この座間味港の歩いてもすぐのところ。
9時、用意をし機材を持って、歩いて向かう。
着いて、ガイドのお兄さんと港へ。
今日は、我々二人だけ。
プライベートダイビングになってしまった。
港について、準備をし、出港。
向かうのは阿嘉島。
慶良間諸島は東側に南北に長く渡嘉敷島があり、これが渡嘉敷村(ソン)。
西側の北の一番大きな座間味島を含めていくつかある島々が座間味村(ソン)。
座間味村の全人口は900人弱で、座間味島が600人ほど、次が阿嘉島で
250名ほど、残りが慶留間島で、あとは無人島。
つづく
沖縄県島尻郡座間味村座間味851-2
098-996-3383
※お願い
メッセージ、コメントはFacebook へ節度を持ってお願いいたします。
匿名でのメール、ダイレクトメッセージはお断りいたします。
また、プロフィール非公開の場合、バックグラウンドなど簡単な自己紹介を
お願いいたしております。なき場合のコメントはできません。