4562号
5月14日(火)~
火曜日。
例によって、あてもなしに吉池に寄る。
すると、珍しい。
開いた小肌があった。
おそらくいつもあるのだろうが、数が決まっており、
午後にはまずない。
あるのなら、買うべきであろう。
もちろん、酢〆にしてにぎりの鮨にする。
4枚購入。一枚100円ちょっと。
このところ、しばらくにぎり鮨はやっていない。
赤酢の酢飯である。
今まで赤酢を使った酢飯でにぎり鮨、巻物、
ちらしなどなど、作ってきた。
もちろん、にぎりが一番難しい。
大きさ形。最初は大きすぎたり、そもそも形に
ならず、ぼろぼろ崩れたり。
もちろん、100%自己流。
だが、やっているうちになんとなく形に
なってくるもので、今は、そこそこ食べられる
ものにはなってはきたと思われる。
小肌を〆るには、一日かかる。
よって、実際に食べるのは、明日。
まずは、塩。
両面、しっかり。
これで、2時間。
2時間後。
これを酢洗い。
酢で洗う。
透明なノーマルな酢の残りが少ないので、
赤酢で。
これを水と半割、50%の酢に漬ける。
これはノーマルな穀物酢。
50%の酢に漬けるのは、塩抜きも兼ねている。
塩だけ抜いて、酢を入れる。
科学的なメカニズムをきちんと説明できないが、
これがちょうどよい。
漬ける時間は1時間以上であればよさそうである。
漬けると身が白くなっていくが
ある程度をすぎると、変わらなくなる。
これが1時間程度か。
この水気をペーパータオルで拭き取り、常温に干す。
プロはそのまま、置いておくようだが、
酸化もしていくので、なんとなく気になるので、
私は、夜中に、ラップに包んで、冷蔵庫に入れておく。
さて、翌日。
準備は飯台を水を掛けて湿らせておく。
乾燥しているので、箍(たが)が、ゆるゆる。
そうである。生わさび。
やっぱり、わさびは生がよろしかろう。
1000円の小さいものはなく、大きなもの2000円超のもの。
小肌だけでは飽きてしまうので、同じく吉池で
握れそうな形に切ってあるまぐろ中とろを購入。
夜、作り始める。
と、いってもここまでくれば、飯を炊くくらい。
二合、酢飯・カタメモードでスイッチオン。
冷蔵庫の小肌を出す。
こんな感じ。
まぐろ。
バチマグロ、太平洋、解凍もの。
わさびは先の方の皮をむき、
おろす。
飯が炊けたら、蒸らし時間8分取り、1合分飯台へ。
40㏄の鮨酢だが、8割赤酢、2割穀物酢。
掛け回し、混ぜ込む。
冷め始めたら、すぐにやめて、置く。
これも8分。
小肌は半身に切る。
裏にわさびを塗り、にぎる。
とりあえず、小肌四つ、まぐろ三つ。
上野広小路の[酒悦]で買った瓜の浅漬けも出す。
上からしょうゆをたらし、ビールを開け食べる。
まぐろはまあ、握っただけだが、うまい。
小肌。
なかなか仕上がり具合も、よくできたのでは
なかろうか。うまい。
厚みもよし。
いつも思うが、江戸前にぎり鮨の中では、なんといっても
No.1ではないかと思うのである。
この皮目の美しさ。そして、味。まさに粋。
今日は、よし。
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