浅草在住、断腸亭錠志の断腸亭料理日記はてな版です。(内容は本店と同じです。)

断腸亭料理日記本店



浅草六区翁そば/二長町ラーメン天神下大喜

さて。
今日は、毎度お馴染み、麺類二題。

4285号

2月22日(水)第一食

浅草六区[翁そば]

天気はよいのだが、寒い。
いや、気温もさることながら風が強い。

これも春が近づいているということ、
で、あろうか。

春が近付くと、春一番という風が吹くが、
あれは南風であった。
少し前にやはり少し強い南風が吹いた日があった
ようだが、その日は、風の強さが足らず、気象上は
春一番にはならなかったとニュースでいっていた
ような気がする。

今日吹いているのは、春一番にはほど遠い寒い北風。
3月にはまだ間がある。
春の足音も、もう少しというところか。

寒いので、熱いカレー南蛮。
浅草六区の[翁そば]。

この[翁そば]の通り。
北は、まるごと日本、南はバッティングセンターで
仲見世に当たる路地である。
いっぷく横丁という名前があるよう。
昔からであろうか。知らなかった。

やっぱりちょっと時刻を外して14時到着。
自転車はまるごと日本の駐輪場にとめてきた。

暖簾を分けて硝子格子を開けて入ると空席も
パラパラある。

お姐さんに指定された、右側の壁際に掛ける。

迷わず、カレーそば!。
品書き上の名前は、カレー南蛮なのだが、
必ずそばですか、うどんですか、と、聞かれるので
そば、といった方が早い。

今日もやっぱり、遠くから食べにきている
人も多いよう。
イチゲンの観光客がきても対応が変わらないのは
この店のよさであろう。
基本、誰に対しても腰が低く、丁重。
ポリシーといってもよいのかもしれぬ。

きた。
カレー南蛮そば。

いつも通り、器は大きくはないが、すり切り
ぴったりに入れられたつゆ。

アップ。

なぜこんな太いそばになったのであろうか。
近いのは、浅草では、冷やし肉そばの[角萬]。

あそこはもっと太いが。

むろん、浅草には正統?、普通の細いそばのそばやが、
たくさんあり、老舗もなん軒もある。

なぜ、こんなそばが生まれたのであろうか。
この二軒とて老舗といってなんら問題はない。
浅草に二軒あるというのは、こういうそばが
流行った頃があったのか。
今度聞いてみようかしら。わかるのであろうか。


03-3841-4641
台東区浅草2-5-3

2月23日(木)天皇誕生日

二長町・ラーメン[天神下大喜]

なんだかまだ、定着していない、かもしれぬ。
令和5年だが、コロナがあって、天皇誕生日
一般参賀も今年が初めてであった。
考えてみると、現上皇が作った象徴天皇像というのは、
大きなものと思われる。どんな天皇になられるのか。
国民にどんな姿を見せるのか。どんなメッセージを
発信するのか。これから、なのであろう。

閑話休題

今日は、二長町のラーメン[天神下大喜]。

納豆ラーメンが食べたくなった。

調べると、納豆をラーメンに入れた店は
東京でもかなりレアだと思うが、あることはあるよう。
[大喜]のものは流石のうまさ。
今度他も探してみようかしら。

ともあれ。

今日は14時少し前。
列はないが、入るとカウンターは8割は
埋まっている。

券売機で納豆ラーメンを買って、一番手前の
あいていた席に掛け、食券を出し、細麺を頼む。
細麺か太麺を指定できる。

きた、納豆ラーメン。

全面におそらく玉子を入れて泡立てたひきわり納豆。

かいわれと、多めの白髪ねぎ。
鶏であろうか、味のついたそぼろ。

アップ。

前回は太麺を食べたと思うが、どちらあり。

スープはしょうゆ味、だと思うが、やはり
納豆の味が強いので、出汁がなに、ということにまで
注意がいかない。

バランスの取れたうまい納豆ラーメン、で、ある。

スープには納豆が残る。
うまいので、どうしても全部飲み干してしまう。

なんであろうか、このうまさは。
むろん、納豆というのはそれだけでうまい
のであるが、やはりどんなスープに入れても
うまい、ということではないのでは、なかろうか。
ポイントはなんであろうか。
いや、まったくわからない。
それだけ、バランスが取れているということ
ではなかろうか。


台東区台東2-4-4
TEL 03-3834-0348

 

 

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