浅草在住、断腸亭錠志の断腸亭料理日記はてな版です。(内容は本店と同じです。)

断腸亭料理日記本店



浅草田原町・焼鳥・鳥なお その2

4106号

前菜二品、豆腐のすり流し、焼きヤングコーン。
焼鳥、ささみ、ひざ軟骨、肝、つなぎ、の四本。
そして、ズッキーニのおひたし、まできた。

やはり、どれも目に新しく、うまい。
流石、で、ある。

レモンサワーにかえる。

一般の居酒屋ほど大きくなく、薄口のグラス。
ビールでもそうだが、薄口のグラスは品がよい。
こういうところも、考えているのであろう。

次。

ももでも、内もも、だそう。
塩。

山椒もまぶしてある。
ここでは、塩と青山椒はセットのよう。

皮付きで一つが小さい。
内ももというと肉は小ぶりになる、のか。

そう、ここ、どの焼鳥も皆、一切れが小ぶり。
これも特徴であろう。

皮はこんがり、よい具合に焼かれている。

鶏皮は私は好物である。
焼いてもよいし、しょうゆぽん酢で和えたものも
よい。
そういえば、ここで皮だけのものはまだ
お目にかかっていない。
なにかわけでもあるのか。

そして、次は、ねぎま

ほんのりたれ。

ねぎだけでなく、緑色のものは、ピーマン。
肉はもも。
外もも?。

切り方は、これは他のものよりも大き目。
食べ応え重視、か。

そして、前回も出たが、蕪。

櫛形に切って、皮はむいてある、のか。

表側はこんがり焦げ目。
むろん中までほかほかに火が通っている。

蕪を火で焼いたことがないが、むずかしいのでは
なかろうか。
火を通すのが。
炭火で遠火?、時間をかけるのか。

そして、焼鳥、最後。

看板のつくねと、きんかん。

つくねは、こまかく切ったねぎが入っている。

きんかんは、ほんのり温かいくらいで、
ほぼ生、なのではなかろうか。
前回も書いたが、雌鶏の体内で卵が作られるわけだが
その卵に成長する前のものが普通きんかん。
味はもつと卵黄の中間のような味なのだが、これは
ほぼほぼ、卵黄。
普通のきんかんよりももっと成長したものなのか。
と、すると、白身や殻は?と、気になってくる。

ただやっぱり、卵の卵黄よりは堅いので
まだ生まれていないきんかん、なのか。

お新香、

でよいのか。

そして、スープだけも選べるが、

焼きおにぎり入り。

お新香の方は、先ほどはズッキーニであったが、
これは、瓜。向こう側は大根。昆布、削り節。
浅漬けである。

焼きおにぎりは、ご飯をにぎって、あらかじめ
空気にさらして置いてあった。
それを出す前に焼いているのか。
水分を飛ばすための細かい仕事、で、あろう。

スープはむろん、塩味の鶏。

これに白胡麻ときざみ海苔。

スープに崩して掻き込む。

ここまで食べて、かなりの満腹。

うまかった、うまかった。

会計は二人で飲み物の入れて、12,900円也。
決して高くはないだろう。

なかなか予約も取りずらくなってくるだろう。

近くにあるのはありがたい。

 

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