浅草在住、断腸亭錠志の断腸亭料理日記はてな版です。(内容は本店と同じです。)

断腸亭料理日記本店



ラムチョップのカツレツ

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3998号

12月25日(日)夜

さて、クリスマスというほどのこともないのだが、
内儀(かみ)さんの希望で、今日はラムチョップ

例によって、最近作っているカツレツ

ラムチョップの料理では、一番気に入っている。

付け合わせは、これも前回通り、ひよこ豆
ペースト、アラブ料理のフンムスがよいだろう。

用意は、ラムチョップひよこ豆水煮。

細かいパン粉、パセリ。
どちらも冷凍庫にある。

パン粉はもちろん衣、パセリはソース。

この他に、パン粉の下に塗るマスタード
これはハインツで、常備してあるもの。
それから粉チーズ。これもソース用。
やっぱり常備してある。

買ってくるのは、ラムチョップひよこ豆くらい。

最初に、フンムスから。

ひよこ豆の小さなパックの水煮四つ。

オリーブオイル、レモン果汁、塩。
硬いので水も。(練り胡麻を忘れている。)

ミキサーに入れ、

回す。

粒がなくなり、なめらかになるまで。
これが、なかなか時間がかかる。

水やオリーブオイルを足しつつ、気長に。

OK。

ソースも先に作っておく。
パセリみじん切り、にんにくをおろし、
オリーブオイルに粉チーズを合わせておく。

ラムチョップ

上野松坂屋の肉売り場のもの。

四本。

これを叩いて薄くするわけだが、
ラップではさむ。

ガラスの厚い、重いワインビネガーの瓶で叩く。
この瓶、ちょうどよいのである。

以前から、骨の付いたラムチョップを叩いて
薄くするのがもう一つ、上手くいっていなかった。
骨の際の部分などなかなか当たらず平らにならない
のである。

叩いて薄くするのは、火の通りをよくするため。
出来れば均等の薄さにしたいのである。

ちょっと“ためらい”があった。
骨に当たっても、かまわず、どんどん叩く。
意外に、これでよさそう。
骨に瓶が当たっても、骨から肉が離れたりは
しない。
丁寧に全体を叩いて薄くする。

このくらいならばよろしかろう。

両面塩胡椒。

ここにマスタードを塗る。
これもなん回か作ってわかってきたが、
均等に広げた方がきれいに仕上がる。
パン粉のベースになるわけだが、均等に塗った方が
はがれにくいよう。

バターナイフで、塗られていないところがなく、
できるだけ均等に広げる。
両面。

多少凸凹はあるが、塗られていないところはない。
細かいパン粉をまぶす。

これも両面。

フライパンにたっぷりオリーブオイル。
ラムチョップ投入。

スプーンで油を掛けながら、焼く。

中火。
火の通りをよくすることも意図だが、
早く衣を固めたい、というのもある。
なにしろ、はがれやすい、のである。

いい色になってきたらひっくり返す。

やっぱり中火で、油を掛けながら。
反対側もいい色まで。

OK、焼き上がり。

フンムスも合わせて皿へ。

ビールを開けて、食べる。

切って、ソースもかける。

火の通り方も問題ない。

きちんと薄く叩けたのもよかったはず。

このレシピは確か、ビール会社のサイトが
元であったか。
イタリアンやフレンチにあるレシピなのか、
わからぬが、なかなかのバランスのよさ、である。

マスタードの酸味、パセリ+にんにく+粉チーズ。
これらの味の組み合わせなのだが、これが
かなりよい具合なのである。

多少の技術というのか工夫は必要であったが、
材料も含めて、そこそこ手軽にできる。
ラムチョップをうまく食うメニューとして、
今年の成果、かもしれない。

 

 

 

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