浅草在住、断腸亭錠志の断腸亭料理日記はてな版です。(内容は本店と同じです。)

断腸亭料理日記本店



雷門松喜の肉でビーフカツレツ

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3940号

9月26日(日)第二食

日曜日、午後。

かなり涼しくなった。
いや、寒いくらい。
日は出ているのだが。

もう素足に雪駄はやめて、靴下を履いてスニーカー。
今日は、浅草方面へ。

肉だな、今日は。

[松喜]に寄ってみようか。

土日は列になることもあるが、きてみると
この時刻そうでもない。

なににしようか。
ビーフカツなどはどうであろうか。

牛肉でカツによさそうなものは?。

目に留まったのは、ミニッツステーキという
名前の牛肉。

値段は安い。
見た目はちょっと薄めで小さめのステーキ肉。
おそらく書かれていないが“国産”牛
であろう。

カツレツにするにはちょうどよい大きさ。
三枚、購入。
3枚で税込み1070円也。

ビーフカツレツ。
ビフカツ。

昨年、和知シェフのレシピで肉も取り寄せて
作ってみている。

衣、バッター液に牛乳を使う。
30mlなので、一番小さなパックを購入。
付け合わせはクレソン。

帰宅。

これ。

開けると、

こんな感じ。

完全な赤身。

油を揚げ鍋に用意。
余熱をしておく。

バッター液の用意。

玉子1個に牛乳30ml。

強力粉25g、きちんと量る。

よく合わせる。

パン粉も容器に広げる。

肉には両面塩胡椒。

さらに両面に強力粉。

肉に金串を刺して、バッター液、

パン粉。

スプーンで上、側面、パン粉を掛けて、よく
押し付ける。

3枚終了。

油を、もう一度、180℃まで上げて、投入。

180℃を自動でキープしながら、
途中ひっくり返しながら、よい色まで。

揚がった。

3枚。
あげて、置いておくと多少ドリップが出てくる。
だいじょうぶ、であろうか。

切る。
肉が多少縮んで衣が少し割れてしまった。

皿へ。

アップ。

結論からいうと、赤身肉の味は、うまかった。
だが、この肉をカツレツにすべきではなかった。
堅かったのである。

断っておくが、決して[松喜]さんには責任はない。
私が勝手に、この「ミニッツステーキ」という肉を
カツレツにしたからなのである。
私の反省のために以下、考察を書く。

二枚食べて、冷蔵庫に一枚揚げたものを
入れておき、翌日、カツサンドにしてみたりもした。

肉はうまいが、やっぱり堅いのは一緒。

そもそも「ミニッツステーキ」とはなにか。
意味は、1分で焼ける厚みということらしい。
多くはロース、サーロインとのこと。
これがどうであったのかは、不明だが。

この肉、一枚300円ちょっとでお買い得品なのである。

ビーフのカツレツ、以前作ったのは
取り寄せのOGビーフヒレであった。

ヒレは、和牛でなくとも柔らかいのである。
焼いたステーキは、ナイフフォークで食べるので
堅ければ、小さく切ればよい。
カツレツは切って出すように、皿の上で切ることは
あまり想定されない。
なぜかといえば、衣が割れてしまうから。
従って、歯で噛み切れるヒレがよいのである。

ともかくも、サンドイッチも含めて、
味はうまかったので、そこそこ満足度はしている
のであるが。

 

 

雷門・松喜

台東区雷門2-17-8
03-3841-4129

 

 

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