浅草在住、断腸亭錠志の断腸亭料理日記はてな版です。(内容は本店と同じです。)

断腸亭料理日記本店



ポムドテール・ブーランジェール/元浅草ラーメン稲荷屋限定黒アワビ肝の和えそば

f:id:dancyotei:20210909114443g:plain

今回は、二本。

3928号

9月5日(日)第二食

ポムドテール・ブーランジェール

日曜日、夜。

外に食べにも行けないので「ポムドテール・ブーランジェール
(じゃがいものパン職人風)」

7月に一度作っているが、今日は
内儀(かみ)さんの希望。

フランス家庭料理とでもいってよいのか。

鶏の足とじゃがいも、玉ねぎの白ワイン煮込み。

簡単に特にコツもなくできるのだが、
これが、飛び切り、うまい、のである。

内儀さんの希望なので、買い物も調理も
内儀さんに任そう。私は、指示だけ。

鶏の足、骨付きももは、ハナマサの冷凍。
玉ねぎ一個、じゃがいも一個。
白ワイン、ローリエ、タイム。

買ってきて、鶏の足を二本解凍しておく。

玉ねぎは4~5mm程度のスライス。
じゃがいもも皮をむいて、同様のスライス。

解凍した鶏の足は塩胡椒。
前回は、フライパンで焼いたが、
今回は、ガス台のココットで焼いてみよう。

10分。

煮込むので完全に火が通っている必要もない。
焦げ目が付けば、OK。

同時進行で玉ねぎを炒める。

鶏の足。

よい色に焼けた。

玉ねぎ。
内儀さんはもう少し前でやめようとしたが、
この程度まで炒めた方がよいのではなかろうか。

ほんのり狐色。
インドカレーでも、洋食のオニオングラタンスープでも
然り、で、あろう。

一度あげて、じゃがいも。

こちらはまあ、焦がさねばならぬ、という
こともなかろうが、こんな感じ。

圧力鍋に焼いた鶏の足、玉ねぎ、じゃがいも。

白ワインをヒタヒタよりもちょっと少ないくらい。

ローリエとタイム。

点火。圧力鍋だが、しばらくはふたをしない。
ワインなので、アルコールを飛ばしたい。
煮立ったら、ふたをする。
加圧、圧が上がって、5分。
消火し30分放置。

開ける。

いい感じで煮えている。

これをさらに煮詰める。
一応、水分はソースになるので、煮詰めるわけだが、
まあ、テキトウでよしとしよう。

味見をして、塩を足す。

皿に盛り付け、出来上がり。

玉ねぎもじゃがいもも半分溶けている状態。
内儀さんは、フランスパンも一緒に買ってきた。

食べる。
あー、ちょっとタイムが足らなかったか。
タイムは、内儀さん任せにしたが、意外にこの料理の
ポイントだったかもしれぬ。
ま、よいか。

9月6日(月)第一食

元浅草ラーメン[稲荷屋]限定黒アワビ肝の和えそば

さて、ご近所、浅草通り沿いのラーメン[稲荷屋]。
2時台。

今日も、定番の背脂を食べようときたのだが、
限定に目が留まった。売り切れのこともある
のだが、聞くとあるよう。
月替わりで、たまたまだがこの7月、と8月、
食べている。
http://www.dancyotei.com/2021/aug/inariya.html

9月になって、黒アワビの肝?!。

なんだか、わからぬが、レアレア、な感じ。
1200円也。
ここの主人のこと、フレンチ、なのであろう。

きた。

木の芽(山椒の葉)、白髪ねぎ。
麺は、多めのよう。

さて、どんなものか、食べてみる。

うーん、正直よくわからない。
あわびの肝の料理なんというのは、和食にしても
フレンチにしても、ほぼ経験がないかもしれぬ。
自分で一度だけ甘辛く煮込んでみたことがあるが、
苦い上に生ぐさく、ほぼ食べられなかった。

魚の肝は和食では肝じょうゆなんといって、
しょうゆに溶いて食べるが、うまい。
あわびでもするようだが。

これ、あたり前であろうが、プロの仕事、
生ぐさくはない。フレンチだと魚介のスープと
バターのようだが、そこまで脂っこくはない。
むしろすっきりと感じる。
独特の香り。塩の香り?。
ちょっとおもしろい一品である。

 

 

※お願い
メッセージ、コメントはFacebook へ節度を持ってお願いいたします。
匿名でのメールはお断りいたします。
また、プロフィール非公開の場合、簡単な自己紹介をお願いいたしております。
匿名はお控えください。