浅草在住、断腸亭錠志の断腸亭料理日記はてな版です。(内容は本店と同じです。)

断腸亭料理日記本店



稲荷町・中国意境菜・白燕 その2

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3820号

引き続き、稲荷町・中国意境菜[白燕]。

リンゴアメ、前菜、点心ときた。

次は、滋のスープ。

蓮根、緑豆、春筍、と、ある。

これにいつも入っている豚骨付きバラ、
いわゆる排骨。

ここのお得意だが、薬膳のスープでもある。
滋味深い。

さて、次はこれ。

これ、なんだかおわかりになろうか。

蒸。

蒸し物。

絵が描かれている。
ちょっと見にはデザート?。

描かれているのは、桜の木と花。
もちろん、今の季節ならでは。

本物の桜の花びらを使い、木は椎茸とのこと。

このプリンのような白いものは、豆腐。
これにあんがかかっている。

中は?。

海老、帆立、鶏の具。

当然のごとく、自家製。
豆腐を料理人が作るというのは、ちょっと意外な
感じもする。
日本では豆腐は豆腐やの仕事で、
料理人が作るということがあるのであろうか。

今であれば、豆乳が市販されているので、
ある程度作りやすかろうが、自分で作るとすると
手間はそこそこかかろう。
大豆をふやかして、つぶし、絞る。

また、中華ではこういう料理があるのであろう。

あるいは、考えてみると、豆腐にこのような饅頭のように
具を入れるというのはどうするのであろうか。
豆乳は液状である。液状の豆乳ににがりを加えて
絞る。
液状のものに具を入れれば混じってしまう。

どうしているのか。

ともあれ、次。メインになる。

麻。
なのだが、牡蠣、で、ある。
フリッター。

まわりに唐辛子。
これ、かなり辛いので、食べないで下さいとのこと。

上に、香菜(パクチー)。
これは私はだめなので、内儀(かみ)さんへ。

芽キャベツ、白い小さな玉ねぎのようなもの。
食べると、そう辛くはない。
蕪のようにも見えるが、小さな玉ねぎ?、あるいは、
エシャロット、、いずれにしてもその類か。

麻、なので、花椒が散らされている。

下に牡蠣。
かなり大きいものが二つ。
そして、同じく揚げた長芋。

牡蠣も野菜もスマイシーでうまいのだが
そろそろ、腹も一杯。

最後、麺。

火偏に悶 トマト 白菜 乾麺

火偏に悶は「ふたをしてままとろ火で煮る」、で、あった。

このスープ、ランチで出るワンタン麺 ではなかろうか。
ちょっと魚介系の風味もある、クリーミー
スープ。
豆乳でも入っているのかと思わせる。
わからないのだが。

ちょっとであるが、
トマトが入っているのがおもしろい。
どういう効果、なのであろうか。
具?味?。
もちろん、トマト味にはならないが。

デザートと、温かいお茶。
お茶はジャスミンティー。

デザートは写真を撮り忘れてしまったが
杏仁豆腐。

見た目はまったく普通の杏仁豆腐、なのであるが、
材料は中南米原産のトンカ豆、なるものらしい。
トンカ豆、クマルともいうようだが、香料にも
使われるほどの香りであるという。
ただ、私には普通の杏仁豆腐との違いは、
ほとんどわからなかったのだが、、。

うまかった、うまかった。

おまかせのディナー6500円也。

かなりの腹一杯。

ご馳走様でした。

また、きます。

 

白燕

台東区元浅草2-7-10 オルタンシアIV 2F

 

 

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