今日はまったくつながりはないが、二本。
9月14日（月）第一食
ちょいと、銀座に用があり、自転車で出かける。
せっかくなので昼は銀座で食べることにした。
それで、思いついたのが、カツカレー。
カツカレーといえば、むろん、銀座［スイス］。
戦後すぐの昭和22年（1947年）創業。
その創業すぐの頃、ここに通っていた巨人軍の千葉茂選手の
希望で、好物のカツレツとカレーを合体させた、
カツカレーが生み出された。
つまり、カツカレー発祥の店。
私はというと、どのくらい前から行っているか。
20年にはなると思われる。
13時半頃到着。
もうお客は減っている時刻。
一人だと、入ってすぐ左側のカウンターに。
カツカレーもいくつかあるが、名前のついた「千葉カツ」
千葉さんのカツカレー、1700円也、を頼む。
別に「元祖カツカレー」1300円也、もあるが
肉の大きさが違うよう。
スープがくる。
カップのポタージュ。
これが千葉カツ。
揚げたて、サクサクのカツレツもさることながら、
カレーであろう。
帝国ホテルに起源があるカレーで、
日本の正統派欧風カレーといってよいのだろう。
カツもでかいし、食べ応えがある。
こんなものがあった。
辛みを求める客もいるのか、パン粉に辛みがついたものが
置かれていた。
辛みのオイルを足すのはよくあるが、さすが、カツカレーが
看板の洋食店らしい。
うまかった。
ご馳走様でした。
ただここ、一つ、気になること。
数年前からであろうか、このカウンターができた。
狭く、なにかファストフード店のようで、落ち着かない。
安い店ではない。ちょいと、釈然としないのだが。
中央区銀座3-5-16
03-3563-3206
もう一つ、チキン南蛮、で、ある。
9月16日（水）第一食
盛んにＣＭをやっていた、某定食やチェーンの
チキン南蛮、味噌かつ煮、490円フェア。チキン南蛮は
きらいではない。好きなメニュー。気になって行ってみた。
だがまあ、安いし、チェーン、こんなもの、という感じ。
（これは16日までで終了。）
チキン南蛮、どこかでちゃんとしたものを
食べられないか、探してみた。
と、なんということか、近所に看板にしている
店があった。入谷である。
拙亭から左衛門橋通りを真っすぐ北上し、浅草通り、
さらに言問通りも突っ切って、突き当たる、金美館通り。
これを右に曲がって数軒のところ。
［入谷キッチン＆バー］チキン南蛮をイチオシにしている。
チキン南蛮発祥の宮崎出身の方がやっているよう。
近所ではあるが、日常の行動範囲ではなく存在も知らなかった。
開店は2016年とそこそこ前。
で、さっそく、昼、行ってみた。
金美館通りの北側、小さな店。
店前に、3人ほど。
列か？と、思って聞いてみると、
持ち帰りを待っている人のよう。
なかなかの人気。
中は奥に長く、カウンター。
さらに奥にも席があるよう。
あいていたカウンターに掛ける。
チキン南蛮以外にも、チキンカツ、豚生姜焼き、
ハンバーグなど、定食定番メニュー、カレー、
ガパオライス、などもあるよう。
チキン南蛮は、胸肉、もも肉が選べるよう。
一番ノーマルなチキン南蛮定食、790円也を頼む。
混んでいて、多少待ったが、きた。
アップ。
なにもいわないと、チキン南蛮は胸肉のよう。
上にかかっているタルタルソースはちょっと赤みがかっている。
もちろん、宮崎でもいろいろなものがあるのであろう。
食べてみる。
ほう。
なるほど、なかなかではないか。
ナイフ、フォークも備えられているので、切ってみたが
肉はかなり柔らかい。
自家製というが、タルタルソースというよりは、ソース類が
入っているような、オーロラソースに近いような。
コクとスパイシーさがある。
しかし、チキン南蛮、考えてみればおもしろい
食い物である。
宮崎では単なる鶏からではないというが、まあざっくりは
鶏のから揚げに甘酢、タルタルソースをかけたもの。
例のチェーンはともかく、ある程度以上のところであれば
また自作をしても、うまいものはできる。
だが、細かい工夫をしているところも、ある、のである。
台東区入谷1-23-2
03-6802-4535
