浅草在住、断腸亭錠志の断腸亭料理日記はてな版です。(内容は本店と同じです。)

断腸亭料理日記本店



チキンカレー その2

f:id:dancyotei:20200706235429g:plain
引き続き、鶏の足のインドカレー

新しくなった、ガス台のココットで焼いた鶏の足。

焼けた。

10分で、焦げ目も付いている。
中まできちんと火が入っているかはわからないが。

熱いので、もう少しこのまま置いておく。

この間にスパイス類を潰してパウダーにする。
潰すのは、いつもの通りあたり鉢。

まず、カルダモン。

インドネシアあたりの生姜の仲間。皮から中の黒い種を出して潰す。

次は、クミン。

クミンというのは、細長い粒。地中海原産のセリ科。

コリアンダー

コリアンダーは、ご存知パクチーの種。

フェンネル

これもセリ科で茴香(ういきょう)とも。
ヨーロッパでは野菜としても食べられている。

パウダーにするのは常備のこの四種類。パウダー完成。

色が付くまで炒めた玉ねぎに水を少々入れ、スパイスを合わせる。

今、パウダーにしたものに、粉で使っているターメリック、大さじ1。
ホールで加えるものは、ベイリーフ数枚、クローブ数粒、シナモン。
シナモンはスティックを軽く割って2~3cmのかけらを入れる。

例のカレーリーフは香りが飛びやすそうなので、
出来上がり直前にしてみる。

これに、カレー粉、S&B赤缶。
レッドペッパー。これは小さじ2程。

弱火で火を入れながら、よく合わせる。

鶏の足も冷めた。

圧力鍋を用意。

ここにスパイスを合わせた玉ねぎ、鶏の足、水。

使ったフライパン、ココットにも水を入れ、残った旨味も
洗って入れる。

トマト缶。

カットのもの、1/2缶。コンソメ1つ。

まだ塩は入れない。

ふたをして、点火。圧が上がって、弱火で5分。
消火し、放置調理。

30分後、開ける。

ちょっと、トマトの赤味が強いか、、ターメリック
カレー粉を足してもよいのだが、まあよいか。

煮込んだ後、塩はここで。
小さじ2程度か。
味をみながら。

そして、カレーリーフはここで。

フライパンで油で炒めて香りを出し、

入れる。

豆類の葉っぱ、カスリメティーもここで。

カレーリーフ、、、
どうもやっぱり、香りが弱い。

ともかくも、軽く煮て、出来上がり。

冷凍飯を温めて、盛り付け。
つけ合わせは、ピクルス。

ナイフフォークで骨から外す。

骨付き肉だと、これがポイント。
下焼きの後、圧力鍋で5分だが、このくらいでも柔らかく、
軟骨も気持ちよくきれいに外れる。これがよい。

味は?。
もも肉を三本入れているので、
かなり脂が出ている。
そこそここってり。
うまいスパイスカレーになった。

辛味は、今日は激辛は目指さなかった。
まあ、自分で作っているので、思ったところには、
なっている。

スパイス類はすべてテキトウ、まあ勘、で、ある。

レッドペッパーはこのくらい、3人前程度では、
大さじ1まで入れてしまうとおそらく激辛。
イメージとしては、ここから減らしていく感じで
入れている。
自分の耐えられる激辛は、大さじ1弱。
今日は、その2/3程度のイメージである。

そして、やっぱりカレーリーフ、こんなものであろうか。
日本のスパイスカレーを変えた、などという人もいるが、、。
これ以上、無理そうである。

ともあれ、今日の成果は、ガス台の新機能ココット。
これがあれば、鶏の足入りカレーも、難なくできる。
これ、よいかもしれぬ。