浅草在住、断腸亭錠志の断腸亭料理日記はてな版です。(内容は本店と同じです。)

断腸亭料理日記本店



ジャンバラヤ?

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11月22日(金)第二食

さて。

ジャンバラヤ、で、ある。
大方の方は、ご存知であろう。
食べたことがある方も多かろう。

wikipediaによれば「米を使ったケイジャン料理の一つ」。
では、ケイジャン料理とはなにか。
同じくwikiでは「ルイジアナ州の代表的な料理」ということ。

ルイジアナ州アメリカ南部。最大都市はニューオーリンズ

これ。

なん度か書いているので、お読みいただいている方は
ご案内であろう。

そのアメリカ南部のケイジャン料理のためのスパイスミックス。

鶏肉などにからめて焼けば、簡単にそれらしい味になる。
クミン、オレガノ、タイムあたりがケイジャンらしい味の
キーになるもののようで、これにガーリック、レッドペッパー。
塩も入っているので塩味の入れすぎには注意が必要。

このケイジャン味、いわく説明しずらいのだが、うまい。

私は好きで、また、簡単でもあるので、たまに
鶏肉にからめて、フライパンで焼いている。
フライドポテトにからめても、うまい。

このミックスで、そのケイジャン味の米料理、ジャンバラヤ

以前にケチャップにこのミックスを使い、文字通りテキトウに
作っていた。

もうちょっと、ちゃんと作ってみようか、と、考えた。

調べると、ジャンバラヤの原形はスペイン料理のパエリア
らしい。パエリアのレシピをベースに作ってみようか。

具は、鶏肉とやっぱりチョリソーがいるだろう。

ハナマサで探してみる。
○○チョリソーと書いてあるもの。
むろん、本物ではなかろう。辛味が入ったウインナー、
的なものがあったので、それ。
鶏肉は、例の細切れ。ご飯に入れるので細かくてよい。

作る。
玉ねぎとにんにく、みじん切り。
 

フライパンで炒める。
鶏肉とウインナーを細かく切って入れる。

続けて、炒める。

ここにトマト缶、カット。

量は、1/3ほど。水も少し。

ここにケイジャンシーズニング。

量は、小さじ2くらいか。強くなりすぎぬように考えた。
それから、レッドペッパー。
シーズニングにもレッドペッパーは入っているが、
ちょっと辛味を強めたかった。

ここに米。

洗わずそのまま。
量は、1.5合ほど。
厳密でなくてもよいだろう。

これだけでは水分が足らない。

水とブイヨン1個。

水の量もテキトウだが、
まあ、ヒタヒタより少し多いくらい。

ただ、これも途中で足してもよいだろう。

強火で煮立ててから弱火。

ここからが、ちょいと難しかろう。
パエリア式に作ってみる、、、とはいっても
パエリアは最近作っていないが。

プロのレシピを探してみると、強火で5分、
弱火で12分とのこと。

これも様子をみながら。

付きっきりである。
水が少なくなってきて、ちょいとつまんで米の状態をみる。

ん!、まだまだ芯がある。
芯があるアルデンテではやはり、日本人的には
うまくない。

気持ち、全体に水を足す。
ここから、ごくごく弱火。(一番小さな五徳で。)

もう一度煮込む。

また、水分が飛んでネバネバの幕が表面にできてくる。

また味見。

ん!、段々芯がなくなってきた。
もう少しだ。ほんの少し、水。

今度は、完全に幕がなくなるまで水分を飛ばす。

こんな感じであろうか。消火。
完全に芯をなくすのは、浸水をしていないので、
無理があるのだが、かなりよいところにはなっているはず。

皿に盛り、乾燥パセリも散らす。

ビールを抜いて、食べる。

微妙に、先日作った、リゾット、と比べると、
より水分は飛んでいるが、パラパラではない。
むろんこういう作り方なので、この程度で御の字、で、あろう。

ケイジャン味に辛味強めで、うまくできた。
こういうものは、いくらでも食べてしまうので、困る。