浅草在住、断腸亭錠志の断腸亭料理日記はてな版です。(内容は本店と同じです。)

断腸亭料理日記本店



断腸亭2019夏・モルディブ その9

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引き続き、モルディブ
ディナー三日目。フィーリング・コイという看板ジャパニーズレストラン。

ここは「居酒屋」スタイルという。
izakayaスタイル、まあ、アラカルトを適当に取る、というのは
一般化しているのであろう。

と、いうことで、ウエイター君とも相談して、
メニューからテキトウに選んだ。

ここのレストランの従業員はローカルのモルディビアン、
インド系、中国系、欧米系。
モルディブのリゾートではモルディビアンを必ず
雇わないといけないことになっていたと思われる。
モルディビアンは前に書いたように、イスラム教のため
今もほぼ男性のみ。以前は無口で素朴であったが、若い人も多く、
よく言えばフレンドリーだが、バイト感覚なのか、なんだか
チャラく見える。

チャームというのか。

一口のもの。
野菜をセンターにいかを丸めて天ぷらにし、切ったもの。

まぐろのにぎりと刺身。

まぐろのにぎりは酢飯の味もよい。レベルは高いかもしれぬ。
まぐろは本場インド洋、インドマグロか。冷凍ではなく生であろう。
モルディブ内でも昔にくらべると、完全な生の扱いのレベルが
上がっているのかもしれない。

刺身もまぐろと、なにか白身
モルディブにも大きいのがたくさんいるが、ハタの仲間
ではなかろうか。

なぜか、焼き飯。

ベニハナ鉄板焼きで出そうなちょっとにんにく風味。

牛肉。

白身魚とトマトのタルタル、

というのか、マリネというのか。
たれはぽん酢しょうゆ、小さな木の実、松の実か。

海老のグリル。

かかっているのはタルタルソースのような感じ。
海老は、フランス人のウエイター君に聞いてきてもらうと、
ブラックタイガーのよう。

さて、これ最後の皿なのだが。

サラダのような感じ。
ボイルされたブロッコリーやらの野菜と、左は問題の、蕎麦。
日本の茶蕎麦である。

問題はなにかというと、この和えられているソース。

甘いのである。それもピーナッツか練り胡麻

こうなると、蕎麦の味ではない。
まあ、こういうものとして食べるしかない。

特に、私などは、東京下町の甘辛の濃いしょうゆのつゆ
以外そばとは感じない。
世界には、ソバを食べる地域が他にもあり、もちろんしょうゆ味
ではない。そういうことであろう。
ただ、見た目は日本のそば。茶蕎麦の乾麺を使っているのか。
どうせなら、しょうゆのつゆで食べたいと感じる。

デザート。

アイス三種。チョコ、ピスタチオ、ココナッツであったか。

そしてこれ。

フルーツやアイスなどの盛り合わせ。
このリゾートのシェフはこの経木がお好みのよう。
各レストランで使っている。
春巻きのようなのは、チョコ。

また、フランス人のウエイター君に聞いてみた。
ここのシェフはインドネシア人という。

それで腑に落ちた。
茶蕎麦の甘い、ピーナッツか練り胡麻のソースはインドネシアの味?。
インドネシアの焼鳥、サテにつけていたのがピーナッツの甘いソース
ではなかったか。

この経木も、ひょっとするとインドネシアのもの?。
木を薄く切った包装用のものは、日本以外にもアジアに広く
ありそうである。

ここまで。

9月1日(日)

朝。
今日もダイビング。

朝食レストランのバッフェには日替わりで必ずカレーがある。
今日は、チャイニーズとあった。

豚バラ。
シャバシャバ。
ちょっと、失敗ではと思うほど、味が薄い。
中華のカレーはこんなものであったか?。

ダイビング三日目。

今日は午後、シュノーケリングでのマンタツアーを予定している。
ダイビングをする人は、以前はもう少しいたと思うが、
今回も他にはない。今回もすべてプライベートになってしまった。
欧米人はまだいると思うのだが、チャイニーズのほとんどはしない。
日本人もいない。
このバー環礁にはシュノーケリングでもマンタが見られる
ハニファル・ベイという保護区がある。
このツアーである。このリゾートでは一日おきに行われている。

まずはダイビングに出発。

ポイントは

Angafaru、アンガファル。
基本、名前はモルディブ語のようである。
(nursery)は聞かなかったが、保育園。小魚がたくさんいる
というようなことか。

 

つづく